長曾我部元親
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
★だいたいのあらすじ
毛利元就の妹であるなまえは、たまたま兄の留守中に安芸を訪れた長曾我部元親と出会ってしまう。惹かれ合った二人は何度も内密に逢引きを重ね、より想いを募らせる─────。
またもや元就の留守中に安芸を訪れた元親は、再びなまえのもとへ訪れるのであった……。
*
前の逢瀬からどれくらいの月日が流れただろう。私たちは顔を合わせるなり影を重ね、互いの熱を確かめ合った。
「あんた、本当に可愛いな……そりゃ毛利も世間になまえの存在を隠しておきたくなるわけだ」
「そんな!私は戦えないから城に籠っていろと命じられているだけで、兄にとっては邪魔みたいですし……」
……そう、私は昔から兄である元就にそう命じられている。「貴様は役に立たん、大人しくしていろ」これが兄の口癖だ。
噂では女性の城主だっていると聞くし、戦場にも赴く女性もいると聞く。なのに私はどうして何処にも行かせてもらえないんだろう。
いっそのこと、誰かに連れ去られてしまえば─────。
「毛利にとって邪魔なら、俺があんたを攫って帰ってもいいのか……?」
「えっ……?」
元親さんが私を、さらう?
私をこの城から連れ去ってくれる?
それなら私、元親さんと……!
「はは、なんてな!冗談だ。本気にしちまったか?」
「…………わ、私」
本気にした。してしまった。
そうか、これは冗談なんだ。元親さんだって国を持つひとなのだから、私をさらうだなんて真似はできるはずない。だってそんなことになれば、元親さんは兄と……。
「本気にしちゃだめだって、分かってるんですよ。でも、私」
元親さんと一緒にいたい。世間からどんな目で見られようと構わないから、この人といたい。
きっともう、この火照りが鎮まることは……。
「……そんな顔されたらあんたを攫う前に、今ここで喰っちまうぜ」
元親さんは私の髪を撫でて視線を合わせると、唇が触れそうな距離まで顔を近づけてそう呟いた。
「元親さんになら、私」
「ったく魔性だよなあ、あんた……案外喰われてんのは俺のほうかもな」
「あの日出会って以来、私はずっと元親さんのことしか考えられなくなってしまったんですよ?魔性なのはどっちですか」
「はは!魔性なのはお互い様ってか」
「あの日以来、私の心はずっと火照ったままです。また、火を灯してくださいますか?灯し続けても……よいですか」
「あぁ、あんたも俺を焦がしてくれ」
元親さんのその言葉を皮切りに、私たちは互いに求め合うように身体を寄せる。
このまま、ずっとこの時間が続けばいい。
せめて日輪が昇るまでは─────。
毛利元就の妹であるなまえは、たまたま兄の留守中に安芸を訪れた長曾我部元親と出会ってしまう。惹かれ合った二人は何度も内密に逢引きを重ね、より想いを募らせる─────。
またもや元就の留守中に安芸を訪れた元親は、再びなまえのもとへ訪れるのであった……。
*
前の逢瀬からどれくらいの月日が流れただろう。私たちは顔を合わせるなり影を重ね、互いの熱を確かめ合った。
「あんた、本当に可愛いな……そりゃ毛利も世間になまえの存在を隠しておきたくなるわけだ」
「そんな!私は戦えないから城に籠っていろと命じられているだけで、兄にとっては邪魔みたいですし……」
……そう、私は昔から兄である元就にそう命じられている。「貴様は役に立たん、大人しくしていろ」これが兄の口癖だ。
噂では女性の城主だっていると聞くし、戦場にも赴く女性もいると聞く。なのに私はどうして何処にも行かせてもらえないんだろう。
いっそのこと、誰かに連れ去られてしまえば─────。
「毛利にとって邪魔なら、俺があんたを攫って帰ってもいいのか……?」
「えっ……?」
元親さんが私を、さらう?
私をこの城から連れ去ってくれる?
それなら私、元親さんと……!
「はは、なんてな!冗談だ。本気にしちまったか?」
「…………わ、私」
本気にした。してしまった。
そうか、これは冗談なんだ。元親さんだって国を持つひとなのだから、私をさらうだなんて真似はできるはずない。だってそんなことになれば、元親さんは兄と……。
「本気にしちゃだめだって、分かってるんですよ。でも、私」
元親さんと一緒にいたい。世間からどんな目で見られようと構わないから、この人といたい。
きっともう、この火照りが鎮まることは……。
「……そんな顔されたらあんたを攫う前に、今ここで喰っちまうぜ」
元親さんは私の髪を撫でて視線を合わせると、唇が触れそうな距離まで顔を近づけてそう呟いた。
「元親さんになら、私」
「ったく魔性だよなあ、あんた……案外喰われてんのは俺のほうかもな」
「あの日出会って以来、私はずっと元親さんのことしか考えられなくなってしまったんですよ?魔性なのはどっちですか」
「はは!魔性なのはお互い様ってか」
「あの日以来、私の心はずっと火照ったままです。また、火を灯してくださいますか?灯し続けても……よいですか」
「あぁ、あんたも俺を焦がしてくれ」
元親さんのその言葉を皮切りに、私たちは互いに求め合うように身体を寄せる。
このまま、ずっとこの時間が続けばいい。
せめて日輪が昇るまでは─────。
1/1ページ
