酩酊めいど
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「えへへ〜着いちゃいましたねえ」
「そうだね」
……あれから車をかっ飛ばして、ようやくマンションに辿り着いた。長時間移動していたわけではないのに、なぜかとても疲れている。
「はんべえさんの、おうちだ〜」
なまえはいいね、気楽で。僕はこの昂りをなんとか抑えていると言うのに。
「でも道中人に会わなくてよかったです〜わたし今こんなかっこうなので〜」
「……あぁ、そうだね」
エレベーターや廊下でマンションの住人に鉢合わせることがなかったことは幸運だった。
もし誰かに見られていたら明日から僕の立場はとんでもないことになっていたことだろう。
「……それで?もう僕はなまえを好きにしていいのかい?」
「はい、いいですよ……♡」
「まったく、今の君を録画して素面の君に見せてあげたいよ。きっと悶絶するだろうから」
「いいですよ〜?でも、わたしにデレデレしてる半兵衛さんも、うつっちゃいますね!」
なまえが僕の首に腕を回す。
……普段は僕が同じことをしたら慌てふためいているくせに。
「なまえは酔うと煽る癖があるのかい?」
「どうでしょう〜?でも、半兵衛さんといっぱいちゅーしたいな〜とは思ってます」
「…………君、僕以外にそんなことを言っていないだろうね」
「こんなことするの、半兵衛さんだけですよ……?」
なまえは背伸びをして僕にキスをする。
普段は恥ずかしがって自分からキスするどころか、僕からのキスも顔を赤くして悶えているというのに。
「ふふ……半兵衛さん、かわいい」
「……今日のなまえは余裕だね?残念ながら僕にそんな余裕はないみたいだ」
「余裕なんてなくていいです、だからわたしだけ見て……?」
*
……もしかしてわたしは、とんでもないことを言ったのかもしれない。でも自分の言ったことを振り返ることができないくらい、頭がぼーっとしている。
「そんなことを言われなくたって、ずっとなまえしか見えていないさ……」
半兵衛さんがわたしを抱き寄せる。
いつもの優しい抱き方じゃない、なんだか今にも押し潰されそうだ。
「好きにしていいと言ったのは君だからね」
……やっぱり、わたしはとんでもないことを言っちゃったのかなあ。
*
「ね、半兵衛さ……んっ……」
なまえの声がいつもより数段甘く感じるのは気のせいだろうか。
「……半兵衛さん、実はこういう格好させるのすき?いつもより、いっぱいキスしてくれますね?」
一番の原因は、僕を散々煽ったなまえの所為だ。
……まぁ、この格好をしているなまえを見て昂っているのも事実だけれど。
「どうだろうね?」
「はぐらかすってことは、好きなんだ!だって半兵衛さん、きらいなものはきらい!って言うもん」
なまえに痛いところを突かれてしまった。動揺を悟られないように、なまえの胸元へと手を滑らせてブラウスのボタンをひとつずつ外していく。
「は、半兵衛さん、もう脱いじゃうなら電気暗く……」
「今日は僕の好きにしていいんだろう?」
なまえの耳元でそう囁くと、なまえの肩が大きく跳ねた。なまえがこういうのに弱いのは分かっているんだ。
「自分の発言には責任を持つべきだよなまえ、君の一言で僕がどれだけ昂ったことか」
……都合がいいことになまえの背後は壁だ。
なまえの指と自身の指を絡めて優しく握り、それを壁に優しく押し付ける。
「は、半兵衛さん?」
「君は知らないだろう?僕がどれだけ欲深いかを」
なまえの胸元に唇を寄せて吸い付くと、なまえはまた身体を跳ねさせた。
「ね、ねぇ、だめです、こんなの……っ」
「……嫌だったかい?」
「そ、そういうんじゃないです……けど……っ」
胸元にうっすらと残った赤い痕を舌で舐めると、熱っぽく潤んだ瞳で見つめられる。
「これ以上は……わたし、なんかへんになっちゃいそうです……」
「だめだな、そういう顔をされると……滾ってしまって」
「どういう顔してるんですか、わたし」
「……可愛いよ、すごく。でも他の奴には見せられないくらい、はしたない」
「は、はしたないんですか……!?」
「でも僕はなまえのそういう顔が堪らなく好きなんだよ」
「ひ……っ」
絡めていた指を解いて露出した太腿を撫でると、なまえから裏返ったような声が出た。
「い、今のは、その」
本人からすると恥ずかしかったのか、弁明しようとしているらしい。
「そういう声も好きだよ、堪らなくね」
僕がそう囁くと、なまえは小声で呻いて顔を赤くした。もしかしたら少しずつ酔いが覚めてきているのかもしれない。
明日、今日の出来事を君に話したらこんな風に呻いて照れてしまうだろうか。
全部酒のせいにしてくれていいから、また僕を振り回して惑わせて欲しい。そう思ってしまうあたり、僕は相当なまえに溺れているのだろう。
「そうだね」
……あれから車をかっ飛ばして、ようやくマンションに辿り着いた。長時間移動していたわけではないのに、なぜかとても疲れている。
「はんべえさんの、おうちだ〜」
なまえはいいね、気楽で。僕はこの昂りをなんとか抑えていると言うのに。
「でも道中人に会わなくてよかったです〜わたし今こんなかっこうなので〜」
「……あぁ、そうだね」
エレベーターや廊下でマンションの住人に鉢合わせることがなかったことは幸運だった。
もし誰かに見られていたら明日から僕の立場はとんでもないことになっていたことだろう。
「……それで?もう僕はなまえを好きにしていいのかい?」
「はい、いいですよ……♡」
「まったく、今の君を録画して素面の君に見せてあげたいよ。きっと悶絶するだろうから」
「いいですよ〜?でも、わたしにデレデレしてる半兵衛さんも、うつっちゃいますね!」
なまえが僕の首に腕を回す。
……普段は僕が同じことをしたら慌てふためいているくせに。
「なまえは酔うと煽る癖があるのかい?」
「どうでしょう〜?でも、半兵衛さんといっぱいちゅーしたいな〜とは思ってます」
「…………君、僕以外にそんなことを言っていないだろうね」
「こんなことするの、半兵衛さんだけですよ……?」
なまえは背伸びをして僕にキスをする。
普段は恥ずかしがって自分からキスするどころか、僕からのキスも顔を赤くして悶えているというのに。
「ふふ……半兵衛さん、かわいい」
「……今日のなまえは余裕だね?残念ながら僕にそんな余裕はないみたいだ」
「余裕なんてなくていいです、だからわたしだけ見て……?」
*
……もしかしてわたしは、とんでもないことを言ったのかもしれない。でも自分の言ったことを振り返ることができないくらい、頭がぼーっとしている。
「そんなことを言われなくたって、ずっとなまえしか見えていないさ……」
半兵衛さんがわたしを抱き寄せる。
いつもの優しい抱き方じゃない、なんだか今にも押し潰されそうだ。
「好きにしていいと言ったのは君だからね」
……やっぱり、わたしはとんでもないことを言っちゃったのかなあ。
*
「ね、半兵衛さ……んっ……」
なまえの声がいつもより数段甘く感じるのは気のせいだろうか。
「……半兵衛さん、実はこういう格好させるのすき?いつもより、いっぱいキスしてくれますね?」
一番の原因は、僕を散々煽ったなまえの所為だ。
……まぁ、この格好をしているなまえを見て昂っているのも事実だけれど。
「どうだろうね?」
「はぐらかすってことは、好きなんだ!だって半兵衛さん、きらいなものはきらい!って言うもん」
なまえに痛いところを突かれてしまった。動揺を悟られないように、なまえの胸元へと手を滑らせてブラウスのボタンをひとつずつ外していく。
「は、半兵衛さん、もう脱いじゃうなら電気暗く……」
「今日は僕の好きにしていいんだろう?」
なまえの耳元でそう囁くと、なまえの肩が大きく跳ねた。なまえがこういうのに弱いのは分かっているんだ。
「自分の発言には責任を持つべきだよなまえ、君の一言で僕がどれだけ昂ったことか」
……都合がいいことになまえの背後は壁だ。
なまえの指と自身の指を絡めて優しく握り、それを壁に優しく押し付ける。
「は、半兵衛さん?」
「君は知らないだろう?僕がどれだけ欲深いかを」
なまえの胸元に唇を寄せて吸い付くと、なまえはまた身体を跳ねさせた。
「ね、ねぇ、だめです、こんなの……っ」
「……嫌だったかい?」
「そ、そういうんじゃないです……けど……っ」
胸元にうっすらと残った赤い痕を舌で舐めると、熱っぽく潤んだ瞳で見つめられる。
「これ以上は……わたし、なんかへんになっちゃいそうです……」
「だめだな、そういう顔をされると……滾ってしまって」
「どういう顔してるんですか、わたし」
「……可愛いよ、すごく。でも他の奴には見せられないくらい、はしたない」
「は、はしたないんですか……!?」
「でも僕はなまえのそういう顔が堪らなく好きなんだよ」
「ひ……っ」
絡めていた指を解いて露出した太腿を撫でると、なまえから裏返ったような声が出た。
「い、今のは、その」
本人からすると恥ずかしかったのか、弁明しようとしているらしい。
「そういう声も好きだよ、堪らなくね」
僕がそう囁くと、なまえは小声で呻いて顔を赤くした。もしかしたら少しずつ酔いが覚めてきているのかもしれない。
明日、今日の出来事を君に話したらこんな風に呻いて照れてしまうだろうか。
全部酒のせいにしてくれていいから、また僕を振り回して惑わせて欲しい。そう思ってしまうあたり、僕は相当なまえに溺れているのだろう。
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