大阪城・宴会の乱
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「あ、なまえちゃ〜ん……ってなんで竜の旦那までいるのさ!?俺様となまえちゃんの逢瀬を邪魔しないでくれない?」
伊達さんと色々と愚痴を言い合っていたら、いつの間にか猿飛佐助さんが登場していた。
というか、猿飛さんのこの感じは……
「被害者の会、新規会員だ……」
「New memberってところか」
「えっなになに?なんの話?俺様だけ置いていかないでくれない!?」
*
「─────ってことでして」
「……はぁ〜、やっぱりね。おかしいと思ってたんだよね俺様」
「どこがだよ。さっきまで逢瀬を邪魔するな、とかぬかしてたよなこの猿」
「ほんと分かってないなあ。俺様はさあ、俺がなまえちゃんに近づいた瞬間に敵さんが襲ってくると考えてたワケ。だから一瞬騙されたフリしてすぐ返り討ちにしようと……って何、まさか旦那は本気で騙されて」
「…………shit!」
「まあ俺様一応忍なんでね、これくらいで騙されたら武田がやばいことになっちゃうからさ……まあ俺様もちょっとだけ信じてたけどね!五割くらい!」
「まあまあ信じてんじゃねえか!」
猿飛さんもまあまあ信じていた。
もしかしたら左近くんはこういう文章を書く才能があるのかもしれない。
「そういえば、猿飛さんの招待状にはなんて書いてあったんですか?伊達さんのはふたりで宴会を抜け出したい、みたいなことが書いてあったらしくて」
「いや、普通にもっとすごいこと書いてあったけど」
「えっ」
……左近くん、何書いたんだ!!!?
「だから逆に罠かなー、みたいな?」
「さっきまで五割信じてたって言ってたよなアンタ」
「えー、俺様そんなこと言ったっけ?……ん?あそこにいるのってさあ、おたくの……」
猿飛さんが指を差した先に、ヤツがいた。
「「「島左近……」」」
*
「Hey, 機嫌良さそうじゃねえか」
「え!?そ、そーすかねー……あはは」
「で、楽しかった?なまえちゃん巻き込んで俺様たちを騙すのは」
「そそそそそんなぁ滅相もない……あの、とにかくなまえさんの宛名で招待状出してすんませんでしたァ!!!!!!!」
その場で勢いよく土下座する左近くん。
「確かに私の名前は貸したけど、変なことは書いちゃだめだよ左近くん」
「……変なこと?」
「ん?俺様たちに向けて書いた口説き文句をお忘れ?」
「えっ……え!?もしかして休憩時間にお遊びで書いたやつも送付されてる!?」
「左近くん」
「はい」
「詳しく」
「……はい」
*
─────左近くんから聞いた話によると。
・とんでもない量の招待状を長時間書いたことにより、ストレスでおかしくなった。
・それに伴い休憩時間に突然、『招待状口説き文句選手権』がスタート。
・招待状をすべて書き終わった後も選手権は続き、なんなら最後の方はほぼ泥酔状態で書いていた
・選手権用に書いたものは破棄する予定だったが、なぜか誤送付されてしまった
……とのことで。
「豊臣の文書管理はどうなってんの?」
「So scary…小十郎なら憤慨モノだぜ」
「いやほんと……おっしゃる通りです」
三成くんも一緒に書いていたはずだったけど確認とかしなかったのかな……ああでもなんか別の仕事とかもあって忙しそうだったもんなあ!刑部も仕事に加えて内情探りもしてたわけだし。
「しっかしアンタら、まあまあすごい文句考えたよねえ。ほんとなまえちゃんに実際に言ってもらいた……ねえこの際全部許すからなまえちゃんこれ言ってみてくれない?」
「なんか突然最悪のパス来たんですけど!?」
「えっ!?まじすか!?やってくれるんすか!?」
「ちょっと左近くん、さっきまでの反省の色は!?目きらきらさせるのやめて!?」
「お前らそのへんにしておけ、なまえが困ってんだろ」
「そりゃ竜の旦那はいいでしょうよ!さっきひとりだけなまえちゃん口説けたんだから!」
「ちょっ、それどういうことすか!?詳しく聞かせてもらえません!?」
……なんか3人でゴタゴタし始めたな。
もしかしてこれは逃げるチャンスなのでは?
「……じゃ、ごゆっくり〜」
さらっと輪から抜け出す。
……とりあえず逃げなくては。なるべく遠くに!!
伊達さんと色々と愚痴を言い合っていたら、いつの間にか猿飛佐助さんが登場していた。
というか、猿飛さんのこの感じは……
「被害者の会、新規会員だ……」
「New memberってところか」
「えっなになに?なんの話?俺様だけ置いていかないでくれない!?」
*
「─────ってことでして」
「……はぁ〜、やっぱりね。おかしいと思ってたんだよね俺様」
「どこがだよ。さっきまで逢瀬を邪魔するな、とかぬかしてたよなこの猿」
「ほんと分かってないなあ。俺様はさあ、俺がなまえちゃんに近づいた瞬間に敵さんが襲ってくると考えてたワケ。だから一瞬騙されたフリしてすぐ返り討ちにしようと……って何、まさか旦那は本気で騙されて」
「…………shit!」
「まあ俺様一応忍なんでね、これくらいで騙されたら武田がやばいことになっちゃうからさ……まあ俺様もちょっとだけ信じてたけどね!五割くらい!」
「まあまあ信じてんじゃねえか!」
猿飛さんもまあまあ信じていた。
もしかしたら左近くんはこういう文章を書く才能があるのかもしれない。
「そういえば、猿飛さんの招待状にはなんて書いてあったんですか?伊達さんのはふたりで宴会を抜け出したい、みたいなことが書いてあったらしくて」
「いや、普通にもっとすごいこと書いてあったけど」
「えっ」
……左近くん、何書いたんだ!!!?
「だから逆に罠かなー、みたいな?」
「さっきまで五割信じてたって言ってたよなアンタ」
「えー、俺様そんなこと言ったっけ?……ん?あそこにいるのってさあ、おたくの……」
猿飛さんが指を差した先に、ヤツがいた。
「「「島左近……」」」
*
「Hey, 機嫌良さそうじゃねえか」
「え!?そ、そーすかねー……あはは」
「で、楽しかった?なまえちゃん巻き込んで俺様たちを騙すのは」
「そそそそそんなぁ滅相もない……あの、とにかくなまえさんの宛名で招待状出してすんませんでしたァ!!!!!!!」
その場で勢いよく土下座する左近くん。
「確かに私の名前は貸したけど、変なことは書いちゃだめだよ左近くん」
「……変なこと?」
「ん?俺様たちに向けて書いた口説き文句をお忘れ?」
「えっ……え!?もしかして休憩時間にお遊びで書いたやつも送付されてる!?」
「左近くん」
「はい」
「詳しく」
「……はい」
*
─────左近くんから聞いた話によると。
・とんでもない量の招待状を長時間書いたことにより、ストレスでおかしくなった。
・それに伴い休憩時間に突然、『招待状口説き文句選手権』がスタート。
・招待状をすべて書き終わった後も選手権は続き、なんなら最後の方はほぼ泥酔状態で書いていた
・選手権用に書いたものは破棄する予定だったが、なぜか誤送付されてしまった
……とのことで。
「豊臣の文書管理はどうなってんの?」
「So scary…小十郎なら憤慨モノだぜ」
「いやほんと……おっしゃる通りです」
三成くんも一緒に書いていたはずだったけど確認とかしなかったのかな……ああでもなんか別の仕事とかもあって忙しそうだったもんなあ!刑部も仕事に加えて内情探りもしてたわけだし。
「しっかしアンタら、まあまあすごい文句考えたよねえ。ほんとなまえちゃんに実際に言ってもらいた……ねえこの際全部許すからなまえちゃんこれ言ってみてくれない?」
「なんか突然最悪のパス来たんですけど!?」
「えっ!?まじすか!?やってくれるんすか!?」
「ちょっと左近くん、さっきまでの反省の色は!?目きらきらさせるのやめて!?」
「お前らそのへんにしておけ、なまえが困ってんだろ」
「そりゃ竜の旦那はいいでしょうよ!さっきひとりだけなまえちゃん口説けたんだから!」
「ちょっ、それどういうことすか!?詳しく聞かせてもらえません!?」
……なんか3人でゴタゴタし始めたな。
もしかしてこれは逃げるチャンスなのでは?
「……じゃ、ごゆっくり〜」
さらっと輪から抜け出す。
……とりあえず逃げなくては。なるべく遠くに!!
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