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三成くんがわからない。
『ほんと三成様に愛されちゃってますねっ』
『ぬしが側にいるときの三成は機嫌がよいわ』
周りのひとは、三成くんが私のことを好きだって言ってくるけど。
……三成くん、本当に私のこと好きなのかな?むしろ好かれていないとさえ思ってるんだけど。
好きだって言われたことはもちろんないし、私と一緒にいる時の三成くんは、あんまり喋らない。
『きっと心地いいんだよ、君の隣は。三成くんにとってね』
半兵衛さまもそう言ってたけど……本当に三成くんはそう思っているのかな。
ちょっと前に三成くんとお話しようとしたら、なんかちょっとだけ嫌そうな顔されたし。けっこうショックだったんだよあれ。
『嫌そうな顔!?アレ照れてるだけっすよ!いやまじで!ほんとに!!』
……ほんと?左近くん、てきとうなこと言ってない?
『ぬしも鈍感よなァ』
私、鈍感なの?
……ていうかあれ、本当に照れてたの?
「おい」
だめだ、わからない。
「聞いているのか」
三成くんのことが、なにもわからない。
「いい加減返事をしろッ」
「え!?は、はい!!?」
「これから刑部のところへ行く。貴様も来い」
「う、うん!」
び、びっくりした。まさか三成くんのことを考えている時に、三成くんがやってくるなんて。
「ところで、何を考えていた?」
「え?」
「呆けていただろう」
「あ、あぁ!三成くんのこと考えてた!」
「……ッ、私を?」
……あ、三成くんの眉間に皺ができた。
もしかして気持ち悪いと思われたかな。
三成くんのことを考えてた、なんて言わなければよかったかな?
「貴様は……本当に……」
「え?なに?」
「……いや、いい」
…………私、嫌われてない?大丈夫?
*
「刑部さん、三成様たちがすれ違ってる気配を察知しました!」
「……世話の焼けることよ」
『ほんと三成様に愛されちゃってますねっ』
『ぬしが側にいるときの三成は機嫌がよいわ』
周りのひとは、三成くんが私のことを好きだって言ってくるけど。
……三成くん、本当に私のこと好きなのかな?むしろ好かれていないとさえ思ってるんだけど。
好きだって言われたことはもちろんないし、私と一緒にいる時の三成くんは、あんまり喋らない。
『きっと心地いいんだよ、君の隣は。三成くんにとってね』
半兵衛さまもそう言ってたけど……本当に三成くんはそう思っているのかな。
ちょっと前に三成くんとお話しようとしたら、なんかちょっとだけ嫌そうな顔されたし。けっこうショックだったんだよあれ。
『嫌そうな顔!?アレ照れてるだけっすよ!いやまじで!ほんとに!!』
……ほんと?左近くん、てきとうなこと言ってない?
『ぬしも鈍感よなァ』
私、鈍感なの?
……ていうかあれ、本当に照れてたの?
「おい」
だめだ、わからない。
「聞いているのか」
三成くんのことが、なにもわからない。
「いい加減返事をしろッ」
「え!?は、はい!!?」
「これから刑部のところへ行く。貴様も来い」
「う、うん!」
び、びっくりした。まさか三成くんのことを考えている時に、三成くんがやってくるなんて。
「ところで、何を考えていた?」
「え?」
「呆けていただろう」
「あ、あぁ!三成くんのこと考えてた!」
「……ッ、私を?」
……あ、三成くんの眉間に皺ができた。
もしかして気持ち悪いと思われたかな。
三成くんのことを考えてた、なんて言わなければよかったかな?
「貴様は……本当に……」
「え?なに?」
「……いや、いい」
…………私、嫌われてない?大丈夫?
*
「刑部さん、三成様たちがすれ違ってる気配を察知しました!」
「……世話の焼けることよ」
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