真田幸村
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─────とある公園。
なまえは真田幸村に呼び出されてこの場所にやってきた。
他愛もない会話を数分した後、なまえはなぜ自分をここに呼んだのかと彼に聞いた。
彼は少しだけ顔を赤くし、何かを決心したようになまえをまっすぐと見つめた。
「そ、某はなまえ殿のことを慕っており……つ、つまりなまえ殿のことが……す、好きでござるぁあああああああ!!!」
なまえに想いを告げた幸村は、全力で駆けていく。
「えっ!?ちょ……え!?」
なまえは困惑した。
告白されたこと自体にも困惑したが、彼女が困惑した一番の理由は別にあった。
「これ、どっちなの……?」
本日は4月1日。つまりエイプリルフールである。
「マジなやつ?それとも嘘?」
(あの誠実な幸村がエイプリルフールに嘘の告白なんてする?いや、しないよね?でも……)
一度疑い始めると、その疑いの沼から抜け出すのは難しい。
今日が4月1日であったばかりに、真田幸村の告白はなまえを困惑させる形になってしまった。
*
なまえの返事を聞かずに逃げ出した幸村は、慌ててとある人物に電話した。
(ちなみに彼は結構な距離を走ってきた。普通に数キロ走った。)
そして、数分もしないうちにその人物は幸村のもとへ駆けつけた。
「突然どうしたんだ大将?すぐ来いなんて言うもんだから、もう俺様びっくりしちゃって────」
「佐助ぇええええええええ」
「えっ何!?どうしたのさ!?」
「もう何もわからぬ……某はなぜ勢いであのようなことを……」
「うん、何もわからないのは俺様のほうなんだよね。とりあえずどんな状況なのか教えてくれない?」
「じ、実は────」
*
「……え?ちょっと状況整理させて?さっき告白してきて?逃げてきて?え?」
「ど、どうすればよいと思う佐助!?」
「いや俺様が知りたいわそんなの!そもそも、なんでエイプリルフールに告ろうと思ったわけ!?」
「え、えいぷり……?」
「……四月馬鹿どころかマジの馬鹿だって言われるよ大将。いい?エイプリルフールってのは─────」
*
「────つ、つまり佐助の言う通りなら、なまえ殿は今」
「まあ困惑してるかもね。大将がそんなことしないだろうとは思いつつ、日が日なもんだから信じていいのかどうか迷ってる……みたいな?」
「某はなんという日に告白を……!」
「あ、今の五七五で語呂いいな」
「佐助……!」
「ごめんごめん。で、なんでわざわざ今日告白しようと思ったのよ?」
「……新年度ゆえ」
「そっかあ新年度だもんね!キリがいいもんね!でも、エイプリルフールなんだよなあ」
「ぐっ」
「で、でもさ!ちゃんと説明すればなまえも分かってくれるって!」
「そ、そうだろうか」
「大丈夫!大将となまえなら大丈夫だって!」
*
─────とは言ったけどさ俺様。
「なまえ殿!某は……某は本当になまえ殿のことがぁあああ」
「わ、わかった!わかったから!そんな大きな声で何回も言わなくて大丈夫だから!」
本当に大丈夫なのか?この二人。
……まあ、相性は良さそうだけど。
なまえは真田幸村に呼び出されてこの場所にやってきた。
他愛もない会話を数分した後、なまえはなぜ自分をここに呼んだのかと彼に聞いた。
彼は少しだけ顔を赤くし、何かを決心したようになまえをまっすぐと見つめた。
「そ、某はなまえ殿のことを慕っており……つ、つまりなまえ殿のことが……す、好きでござるぁあああああああ!!!」
なまえに想いを告げた幸村は、全力で駆けていく。
「えっ!?ちょ……え!?」
なまえは困惑した。
告白されたこと自体にも困惑したが、彼女が困惑した一番の理由は別にあった。
「これ、どっちなの……?」
本日は4月1日。つまりエイプリルフールである。
「マジなやつ?それとも嘘?」
(あの誠実な幸村がエイプリルフールに嘘の告白なんてする?いや、しないよね?でも……)
一度疑い始めると、その疑いの沼から抜け出すのは難しい。
今日が4月1日であったばかりに、真田幸村の告白はなまえを困惑させる形になってしまった。
*
なまえの返事を聞かずに逃げ出した幸村は、慌ててとある人物に電話した。
(ちなみに彼は結構な距離を走ってきた。普通に数キロ走った。)
そして、数分もしないうちにその人物は幸村のもとへ駆けつけた。
「突然どうしたんだ大将?すぐ来いなんて言うもんだから、もう俺様びっくりしちゃって────」
「佐助ぇええええええええ」
「えっ何!?どうしたのさ!?」
「もう何もわからぬ……某はなぜ勢いであのようなことを……」
「うん、何もわからないのは俺様のほうなんだよね。とりあえずどんな状況なのか教えてくれない?」
「じ、実は────」
*
「……え?ちょっと状況整理させて?さっき告白してきて?逃げてきて?え?」
「ど、どうすればよいと思う佐助!?」
「いや俺様が知りたいわそんなの!そもそも、なんでエイプリルフールに告ろうと思ったわけ!?」
「え、えいぷり……?」
「……四月馬鹿どころかマジの馬鹿だって言われるよ大将。いい?エイプリルフールってのは─────」
*
「────つ、つまり佐助の言う通りなら、なまえ殿は今」
「まあ困惑してるかもね。大将がそんなことしないだろうとは思いつつ、日が日なもんだから信じていいのかどうか迷ってる……みたいな?」
「某はなんという日に告白を……!」
「あ、今の五七五で語呂いいな」
「佐助……!」
「ごめんごめん。で、なんでわざわざ今日告白しようと思ったのよ?」
「……新年度ゆえ」
「そっかあ新年度だもんね!キリがいいもんね!でも、エイプリルフールなんだよなあ」
「ぐっ」
「で、でもさ!ちゃんと説明すればなまえも分かってくれるって!」
「そ、そうだろうか」
「大丈夫!大将となまえなら大丈夫だって!」
*
─────とは言ったけどさ俺様。
「なまえ殿!某は……某は本当になまえ殿のことがぁあああ」
「わ、わかった!わかったから!そんな大きな声で何回も言わなくて大丈夫だから!」
本当に大丈夫なのか?この二人。
……まあ、相性は良さそうだけど。
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