鶴姫
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今日は鶴ちゃんと初詣に来た。なんでもこの神社は色々とご利益があるとかで、鶴ちゃんはずっと前からここを訪れたかったらしい。
だからなのか、今日の鶴ちゃんはいつにも増してテンションが高い気がする。
「きゃー!なまえちゃん、おみくじがありますよっ⭐︎」
……本当に、朝からずっとこのテンションをキープしている。今日そこそこ早い集合だったのに。
いや、鶴ちゃんはいつもこんな感じのテンションか?
ちなみに私は昨日そこそこ遅い時間まで起きていたので、正直朝はかなり眠かった。特に見たいわけではないんだけど、なんとな〜くテレビ見ちゃうんだよね。年末特番!とかお正月特番!みたいなやつ。
「ちょっとなまえちゃんっ。ちゃんとわたしのお話を聞いてください!」
まずい、鶴ちゃんがご立腹だ。腰に手を当ててぷんぷんしている。
「ご、ごめんごめん。ちゃんと聞いてたよ。あそこのおみくじのことでしょ?」
「そうですっ!というわけで、バシッとおみくじ引いちゃいますよっ」
流れるように私と手を繋ぐ鶴ちゃん。そして連行される私。どうやら私も強制おみくじらしい。
*
……というわけで、おみくじを引いてきた。
ちょっとどきどきしながら結果を見ると、見事に【大吉】の文字があった。
おっと、新年からいい感じだぞ。
「見てくださいっ、大吉ですよ!」
わ、鶴ちゃんも大吉だったんだ。2人揃って大吉なんて、幸先いいなあ。
「鶴ちゃんも?わあ、年初めから縁起がいいねえ」
「なまえちゃんも大吉だったんですね!嬉しいですっ」
にこにこする鶴ちゃん。な、なんて眩しい笑顔!私が大吉を引けたの、鶴ちゃんのおかげなんじゃないだろうか。なんか鶴ちゃんの運をお裾分けしてもらったような感じがする。
「あっ!なまえちゃん、『待ち人』のところに『来るたよりあり』って書いてありますよ!」
鶴ちゃんが私のおみくじの「待ち人」と書かれているところを指差す。
「待ち人、来る……たよりあり?」
「きゃー!何かしらの連絡がある、ってことですよねっ」
「連絡……かあ」
待てよ。この「待ち人」っていうのは、人に限らず出来事だったり、ものだったりするって聞いたことがあるぞ。まぁ、何にせよ「いいこと」であることは確からしいけど。
「……もし待ち人さんと仲良くなっても、わたしを蔑ろにしないでくださいねっ」
「えっ!?鶴ちゃんを?しないよそんなこと!それに、待ち人って人とは限らないんでしょ?」
「なまえちゃん〜……!」
「わっ!?」
鶴ちゃんが私に勢いよく抱きつく。バランスを崩してよろけそうになったけど、なんとか凌いだ。
「だ、抱きつくのはいいけど!勢いがよすぎるって!……それに」
「え?なんですか?」
「……私にとってのいい事って、だいたい鶴ちゃん絡みでしょ」
私がそう言うと、鶴ちゃんの目がいつにも増してきらきら輝く。
「えへへ、嬉しいです!……あ、案外わたしが待ち人だったりするんでしょうか!?」
「え〜どうだろうね」
「えっ!?そこは『そうかもね』って言うところですよ!?言い直してくださいっ」
「はいはい、鶴ちゃんが待ち人さんですよっと」
「えへ〜……」
へにゃ〜っと笑う鶴ちゃん。鶴ちゃんがこんな風に隣で笑ってるなら、今年もいい年になるだろうな。
だからなのか、今日の鶴ちゃんはいつにも増してテンションが高い気がする。
「きゃー!なまえちゃん、おみくじがありますよっ⭐︎」
……本当に、朝からずっとこのテンションをキープしている。今日そこそこ早い集合だったのに。
いや、鶴ちゃんはいつもこんな感じのテンションか?
ちなみに私は昨日そこそこ遅い時間まで起きていたので、正直朝はかなり眠かった。特に見たいわけではないんだけど、なんとな〜くテレビ見ちゃうんだよね。年末特番!とかお正月特番!みたいなやつ。
「ちょっとなまえちゃんっ。ちゃんとわたしのお話を聞いてください!」
まずい、鶴ちゃんがご立腹だ。腰に手を当ててぷんぷんしている。
「ご、ごめんごめん。ちゃんと聞いてたよ。あそこのおみくじのことでしょ?」
「そうですっ!というわけで、バシッとおみくじ引いちゃいますよっ」
流れるように私と手を繋ぐ鶴ちゃん。そして連行される私。どうやら私も強制おみくじらしい。
*
……というわけで、おみくじを引いてきた。
ちょっとどきどきしながら結果を見ると、見事に【大吉】の文字があった。
おっと、新年からいい感じだぞ。
「見てくださいっ、大吉ですよ!」
わ、鶴ちゃんも大吉だったんだ。2人揃って大吉なんて、幸先いいなあ。
「鶴ちゃんも?わあ、年初めから縁起がいいねえ」
「なまえちゃんも大吉だったんですね!嬉しいですっ」
にこにこする鶴ちゃん。な、なんて眩しい笑顔!私が大吉を引けたの、鶴ちゃんのおかげなんじゃないだろうか。なんか鶴ちゃんの運をお裾分けしてもらったような感じがする。
「あっ!なまえちゃん、『待ち人』のところに『来るたよりあり』って書いてありますよ!」
鶴ちゃんが私のおみくじの「待ち人」と書かれているところを指差す。
「待ち人、来る……たよりあり?」
「きゃー!何かしらの連絡がある、ってことですよねっ」
「連絡……かあ」
待てよ。この「待ち人」っていうのは、人に限らず出来事だったり、ものだったりするって聞いたことがあるぞ。まぁ、何にせよ「いいこと」であることは確からしいけど。
「……もし待ち人さんと仲良くなっても、わたしを蔑ろにしないでくださいねっ」
「えっ!?鶴ちゃんを?しないよそんなこと!それに、待ち人って人とは限らないんでしょ?」
「なまえちゃん〜……!」
「わっ!?」
鶴ちゃんが私に勢いよく抱きつく。バランスを崩してよろけそうになったけど、なんとか凌いだ。
「だ、抱きつくのはいいけど!勢いがよすぎるって!……それに」
「え?なんですか?」
「……私にとってのいい事って、だいたい鶴ちゃん絡みでしょ」
私がそう言うと、鶴ちゃんの目がいつにも増してきらきら輝く。
「えへへ、嬉しいです!……あ、案外わたしが待ち人だったりするんでしょうか!?」
「え〜どうだろうね」
「えっ!?そこは『そうかもね』って言うところですよ!?言い直してくださいっ」
「はいはい、鶴ちゃんが待ち人さんですよっと」
「えへ〜……」
へにゃ〜っと笑う鶴ちゃん。鶴ちゃんがこんな風に隣で笑ってるなら、今年もいい年になるだろうな。
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