島左近
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『~~~♪』
「わ、びっくりしたあ……電話?誰?」
聞き慣れた着信音が私の部屋に鳴り響いている。
やっぱり、突然大きな音が鳴るのはびっくりするなあ……お風呂上がりでぽかぽかしてて、ちょっとうとうとしていたのもあるけど。
ていうかこんな夜遅くに突然……誰だろ?
スマホの画面には『島左近』の文字。
なんだ、左近くんか。別に変に警戒する必要なかったな。
電話に出ようとスマホをタップしたその瞬間。なぜか画面いっぱいに左近くんが映った。
「っ!!?さ、左近くん!?」
嘘でしょ、こ、これ、ビデオ通話だったの……!!?
「うわ、マジで出てくれると思わなー……え!?いや、なまえ!!?そ、そのかっこ、え、いやその!!」
「え?…………あっ」
……お風呂上がり、だった。
髪はまだ濡れてるし、キャミソールにタオル羽織ってるだけだし。
「ちょ、ちょっと待って!」
スマホをテーブルに置いて、とりあえずベッドに置いておいたTシャツを急いで着る。
……うわ~、もう電話出たくない。
とはいえ、このまま切るわけにはいかないしなあ。
「……あー、えっと、左近くん?」
恐る恐る電話を手に取る。画面には相変わらず左近くんが映っている。
「いいモン見れた。ありがとなまえ」
「……切るね」
「わーっ!!悪かったって!だから切らないでっ」
わかりやすく慌てる左近くん。いいもん見れた、じゃないよまったく!
「……で、用件はなんでしょうか」
「あー、その……たまにはなまえの顔見て話したいなって?」
「そ、そっか。顔見て……なるほど」
「だってずっと会えてねーじゃん?……てかなまえって、家ではあんな感じなんだな!普段はさ、どっちかっていうとほら、カッチリしてんじゃん!?」
……左近くん、なんでちょっとテンションが高いんだろう。
「ずっとあんなかっこしてるわけじゃないよ!!今はその、お風呂上がりだった、から……」
「へぇ~。お風呂上がり、ねぇ」
「にやにやしないの!ていうかなんでさっきから浮かれてるのっ」
「だって、学校じゃ絶対見れねーしっ!それに今みたいななまえ見れんのって俺だけっしょ!?へへっ、彼氏の特権ってやつ?」
画面越しに、にかっと笑う左近くん。
彼氏の特権、か。
そんなこと言われちゃうと、こっちまで浮かれちゃうな。
たまにはこういう、突然の電話も悪くないのかな……なんて。
「わ、びっくりしたあ……電話?誰?」
聞き慣れた着信音が私の部屋に鳴り響いている。
やっぱり、突然大きな音が鳴るのはびっくりするなあ……お風呂上がりでぽかぽかしてて、ちょっとうとうとしていたのもあるけど。
ていうかこんな夜遅くに突然……誰だろ?
スマホの画面には『島左近』の文字。
なんだ、左近くんか。別に変に警戒する必要なかったな。
電話に出ようとスマホをタップしたその瞬間。なぜか画面いっぱいに左近くんが映った。
「っ!!?さ、左近くん!?」
嘘でしょ、こ、これ、ビデオ通話だったの……!!?
「うわ、マジで出てくれると思わなー……え!?いや、なまえ!!?そ、そのかっこ、え、いやその!!」
「え?…………あっ」
……お風呂上がり、だった。
髪はまだ濡れてるし、キャミソールにタオル羽織ってるだけだし。
「ちょ、ちょっと待って!」
スマホをテーブルに置いて、とりあえずベッドに置いておいたTシャツを急いで着る。
……うわ~、もう電話出たくない。
とはいえ、このまま切るわけにはいかないしなあ。
「……あー、えっと、左近くん?」
恐る恐る電話を手に取る。画面には相変わらず左近くんが映っている。
「いいモン見れた。ありがとなまえ」
「……切るね」
「わーっ!!悪かったって!だから切らないでっ」
わかりやすく慌てる左近くん。いいもん見れた、じゃないよまったく!
「……で、用件はなんでしょうか」
「あー、その……たまにはなまえの顔見て話したいなって?」
「そ、そっか。顔見て……なるほど」
「だってずっと会えてねーじゃん?……てかなまえって、家ではあんな感じなんだな!普段はさ、どっちかっていうとほら、カッチリしてんじゃん!?」
……左近くん、なんでちょっとテンションが高いんだろう。
「ずっとあんなかっこしてるわけじゃないよ!!今はその、お風呂上がりだった、から……」
「へぇ~。お風呂上がり、ねぇ」
「にやにやしないの!ていうかなんでさっきから浮かれてるのっ」
「だって、学校じゃ絶対見れねーしっ!それに今みたいななまえ見れんのって俺だけっしょ!?へへっ、彼氏の特権ってやつ?」
画面越しに、にかっと笑う左近くん。
彼氏の特権、か。
そんなこと言われちゃうと、こっちまで浮かれちゃうな。
たまにはこういう、突然の電話も悪くないのかな……なんて。
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