紡ぎ
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「アリスさんは、お祭り参加しないの?」
『そう言えば、明日ですね。』
夏の暑さも増すこの頃、明日はエンジュ夏祭りがある。
ちなみに、祭りの他に”納涼祭”という文字を見かけることがあるが、納涼祭は簡単に言うと[暑さを凌ぐために涼しい状況を作り出して、みんなで楽しく涼しもう]というので、コガネやヨシノで開催されるのが納涼祭。
逆に”夏祭り”はというと、[祀っている神様や仏様を慰めたり加護を願ったり、またはお盆に合わせて御先祖様を供養する]というので、ここエンジュやキキョウにヒワダで開催される。
エンジュは神社が多く、ホウオウを祀っていることもあり、ジョウトでは割と大きい祭りになる。
「お店はお休みだってウメコさん達が言ってたから参加するのかなって。」
『はい。最初の頃気にせず開けていたら祭りに来ていた観光客の方々が入られるのは良いのですが、酔っ払いの方も少なからず…』
あの時は大変でした…と言うと、想像したマツバさんも苦笑いしていた。
『それからは家で大人しくしてましたが…そうですねぇ……今年m(クイッ)…ゲンガーどうしました?』
今年も大人しくと言おうとすると、私の服を引くゲンガーとポストに入っていたであろうチラシを掲げるリオル。
なんだなんだと他の子達も覗き込み、楽しそうとわかった瞬間に行きたい!!とキラキラした表情でこちらを向く。
リオルやエルフーンに通り抜けれるゲンガーはまだしも、大きいカイリューやシャンデラは難しい。
どうするかと悩む。
「ポケモン達も行きたそうだし、参加したらいいじゃないかな?」
『はい……しかし、カイリューやシャンデラは大きいので難しいかなと……。』
そういうと、自分達は良いからと軽く背中を押すカイリューとシャンデラ。
そうする訳にはと思っているとマツバさんが「それなら良い方法があるよ。」と言う。
(良い方法…?)
観光客も多いであろう祭りにどうするのかと聞くと彼は、
「明日の16時50分くらいかな…ここに来るから、準備しててね。」
昔の祭り前夜はどんな気持ちだったか。
『楽しみにしてます。』