ートキワの森ー
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ーしばらく森を進むと僕の目の前には
ピカチュウがいた。
「えっ……ち、チュイ?」
僕は足元にいたピカチュウを呼んでみた。
しかし、
『ぴーか?』
足元にいたピカチュウは、誰のこと?と言う様に首を傾げた。
どうやら違ったらしい……。
目の前のピカチュウには申し訳ないが、顔を顰めながら思わずため息をついてしまった。
「違ったか……」
人の声がし、顔を上げると、ピカチュウの来た方向から赤い服の人が来た。
「このピカチュウ……君の……?」
僕が聞くと赤い服の人は、こくりとと頷いた。
野生ならまだしも、トレーナーのピカチュウをチュイと間違えてしまったのか…
「そっかぁ……ごめんね?間違えちゃって。」
僕はしゃがんで、ピカチュウの頭を撫でた。
ピカチュウは「ちゃあ~」と喜んでくれた。
「ごめんね……君
のピカチュウ勝手に触っちゃって……。」
ピカチュウに触れた手を引っ込めてボクは目の前のトレーナーに謝りながら声をかけた。
彼は、「ピカチュウも喜んでいるから……大丈夫。」と言ってくれた。
あまりしゃべらなそうな感じだったから会話してもらえるか不安だったが、言葉を返してくれた。
「そういえば、自己紹介してなかったね。ボクはアリス。よろしくね!」
いままで友達ができなかったボクは頬を緩ませながら、目の前の彼に自己紹介をしながら手を差し出した。
「僕は…レッド。」
(あっ……目……逸らされた?)
彼は人馴れしていないのか目を逸らした。
「レッドだね!……せっかく会えたけど……僕、今大事なポケモン探してるから行くね。」
じゃあね。と僕は手を振ろうとしたが、彼はボクの腕を掴んで「待って」と言った。
「えっ……。」
「……僕も、手伝う。その方が見つけやすい……。」
君、手持ちがいないし1人に出来ないと彼は言ってくれた。
横に居たピカチュウも、任せて!と胸を張ってひと鳴きした。
「ありがとう!!!」
僕達はチュイ(ピカチュウ)を探すことにした。
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