第2章 ー第232話~ー エニエス・ロビー編・CP9編・さよならメリー編
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「どうだお前ら、止めてみぃ!」
「「はいっ!」」
若い海兵が2人ガープの言葉に返事をする。いやー、見たところどっちも役不足だ。ルフィ達には勝てない。戦うまでもないけどな…多分ガープも分かってる。となると、本人たちのためか。
「いーなー」
「安心せい、主の相手はワシがするわい」
「ごめんこうむるんだけど…拒否権はねぇの?」
「ある訳なかろう!」
あーうん、多少気付いてた。こうなったら何やかんや言い合いをするよりも1回手合わせした方が簡単でいい。…いいけど、周りの迷惑になるだろうな。その辺はそっちで責任を持てよと視線で問いかける。
「そのための海兵じゃ!」
いやうん、絶対に違う気がする。俺の記憶が間違いじゃないなら、海軍は世界平和のためにあったんじゃないのか?やってる事は別だけど。ってか、王下七武海がいる時点で悪だよな。クロコダイルを見ろよ、とか思ったらガープに睨まれる。
「また余計なこと考えておったじゃろう」
「この世に余計じゃねぇ事なんてあんのかよ」
言い返してみたら「さすが年の功じゃな」とか宣ってんだけどな。1回本気で潰してやろうか…。ってか年の功って何だ年の功って。
「テメェのがジジイだろ」
「人間に化け物の感覚押し付けられても困るんじゃがな」
「喧嘩か?売ってるなら買うぜ?」
ああほら、こうなる。それが分かってて煽ってんだろうけど。この辺がルフィとガープの差だ。
「はははは、全く適わんなぁ」
「曹長、軍曹!」
「え、嘘。そんな階級上だったの?」
一般兵だと思ってた、とは言う前に頷かれる。ガープの部下、今年は不作なのか?いや、怒られそうだから言わないけど。
「やっぱり強いなぁ。さすがだ。参りました。ーールフィさん、ゾロさん、お久しぶりです。僕が分かりますか?」
「誰だ?」
「僕です、コビーです。覚えてませんか?」
「コビー?」
あー、なんか噂は聞いたな。えーっと確か…。
「ああ、モーガン事件の被害者」
「「それを言ってやるなよ」」
さすが海軍、絶妙なツッコミだ。…え、でもなんで俺に?タブー的になってるとか?いや、その辺は気にする連中じゃないんだけどな。海軍的にも。
「コビー?コビーは友達だけど、もっとチビのコビーしか知らねぇぞ、俺は」
「そのコビーです。泣き虫で、ダメだったコビーです」
「ええーっ!ほんとかー?」
「あのコビー?なんで、グランドラインに?」
「まだまだ将校にはなれてないけど、近くにお2人がいると聞いて、いてもたってもいられなくって」
「ええーっ!」
「今の僕たちがあるのはお2人のお陰ですから」
「ま、百歩譲ってな」
いや、聞いた話だと百歩譲らなくても2人のお陰だよな?強がりって奴だろうとあたりは付けるけど、それにしても偉そうだ。ちょっと鼻に着く。一瞬だけ実力行使を考えるけど、瞬間ガープに睨まれて不貞腐れる。いや、確かにリンチでしかないか。
「色々あって、今は僕達本部でガープ中将に鍛えてもらってるんです」
「そうなのか。しかしおめぇ、成長期にも程があるぞ。驚いたー。お前、贅肉だるだるだったもんな」
「事件の後でお疲れなのにすみません」
いや、そこじゃない。ってか、取り残されたヘルメッポが可哀想だし。あれって一応海軍のお偉いさんの子供だろ?いや、別にいいけど。海軍のお偉いさんの子供なら…俺もだし??
「さてじゃあおめェら!」
「「「はっ!!」」」
「この壁直しとけ!」
「「「えーーっ!!そんな勝手な!」」」
「直すくらいなら、なぜ壊したんですか!」
「そうやって入った方がかっこいいじゃろ」
「そんな理由で壊さないで下さいよ!じゃあ我々治すんで、貴方も手伝って下さいよ!」
「えーーっ!いいよ」
「いや、それこそ要らねぇし。ってかどけジジイ」
お年寄りは大事にしましょうって言うけどさ。こういう殺しても死なないのはその範囲外だよな??
壁に手を当ててゆっくり息を吐く。
「ーー記憶 、近」
まるで時間を再生するように壁の破片が宙を舞い元の位置へと戻る。簡単な時間捜査術、だけど巻き戻し過ぎると大変なことになる。要は慣れだけどな。
「すごい!」
「無敵じゃねぇのか?」
いや、制限がなければ無敵だけどな。あっちは無傷になっても、俺の方の時間操作は出来ねぇ。となるとダメージってのは蓄積される。ーー今回みたいのはある意味特例だろうな。
ちなみに、後であるだろうガープとの勝負に使う気は無い。そっちの方が後始末は大変だろうから…気張れよ若者。とか思う。確かに高齢者思考だ。
「そう言えばおめぇ、親父にあったそうだな」
「あ?父ちゃん?父ちゃんってなんだよ。俺に父ちゃんなんかいんのか?」
「あー、ドラゴン?アレも元気なのか?」
「元気じゃわい!ーーなんじゃい、名乗り出はせんかったのか。ローグタウンで見送ってたと言うとったぞ」
「まぁ、要するにその後に会ったんだよな?問題だろ」
「そういうんじゃねぇぞい」
いや、海軍中将と革命家があってる時点で問題だろ。軍法会議ものだ。以前の功績から見逃された感はあるけどなー。
「「はいっ!」」
若い海兵が2人ガープの言葉に返事をする。いやー、見たところどっちも役不足だ。ルフィ達には勝てない。戦うまでもないけどな…多分ガープも分かってる。となると、本人たちのためか。
「いーなー」
「安心せい、主の相手はワシがするわい」
「ごめんこうむるんだけど…拒否権はねぇの?」
「ある訳なかろう!」
あーうん、多少気付いてた。こうなったら何やかんや言い合いをするよりも1回手合わせした方が簡単でいい。…いいけど、周りの迷惑になるだろうな。その辺はそっちで責任を持てよと視線で問いかける。
「そのための海兵じゃ!」
いやうん、絶対に違う気がする。俺の記憶が間違いじゃないなら、海軍は世界平和のためにあったんじゃないのか?やってる事は別だけど。ってか、王下七武海がいる時点で悪だよな。クロコダイルを見ろよ、とか思ったらガープに睨まれる。
「また余計なこと考えておったじゃろう」
「この世に余計じゃねぇ事なんてあんのかよ」
言い返してみたら「さすが年の功じゃな」とか宣ってんだけどな。1回本気で潰してやろうか…。ってか年の功って何だ年の功って。
「テメェのがジジイだろ」
「人間に化け物の感覚押し付けられても困るんじゃがな」
「喧嘩か?売ってるなら買うぜ?」
ああほら、こうなる。それが分かってて煽ってんだろうけど。この辺がルフィとガープの差だ。
「はははは、全く適わんなぁ」
「曹長、軍曹!」
「え、嘘。そんな階級上だったの?」
一般兵だと思ってた、とは言う前に頷かれる。ガープの部下、今年は不作なのか?いや、怒られそうだから言わないけど。
「やっぱり強いなぁ。さすがだ。参りました。ーールフィさん、ゾロさん、お久しぶりです。僕が分かりますか?」
「誰だ?」
「僕です、コビーです。覚えてませんか?」
「コビー?」
あー、なんか噂は聞いたな。えーっと確か…。
「ああ、モーガン事件の被害者」
「「それを言ってやるなよ」」
さすが海軍、絶妙なツッコミだ。…え、でもなんで俺に?タブー的になってるとか?いや、その辺は気にする連中じゃないんだけどな。海軍的にも。
「コビー?コビーは友達だけど、もっとチビのコビーしか知らねぇぞ、俺は」
「そのコビーです。泣き虫で、ダメだったコビーです」
「ええーっ!ほんとかー?」
「あのコビー?なんで、グランドラインに?」
「まだまだ将校にはなれてないけど、近くにお2人がいると聞いて、いてもたってもいられなくって」
「ええーっ!」
「今の僕たちがあるのはお2人のお陰ですから」
「ま、百歩譲ってな」
いや、聞いた話だと百歩譲らなくても2人のお陰だよな?強がりって奴だろうとあたりは付けるけど、それにしても偉そうだ。ちょっと鼻に着く。一瞬だけ実力行使を考えるけど、瞬間ガープに睨まれて不貞腐れる。いや、確かにリンチでしかないか。
「色々あって、今は僕達本部でガープ中将に鍛えてもらってるんです」
「そうなのか。しかしおめぇ、成長期にも程があるぞ。驚いたー。お前、贅肉だるだるだったもんな」
「事件の後でお疲れなのにすみません」
いや、そこじゃない。ってか、取り残されたヘルメッポが可哀想だし。あれって一応海軍のお偉いさんの子供だろ?いや、別にいいけど。海軍のお偉いさんの子供なら…俺もだし??
「さてじゃあおめェら!」
「「「はっ!!」」」
「この壁直しとけ!」
「「「えーーっ!!そんな勝手な!」」」
「直すくらいなら、なぜ壊したんですか!」
「そうやって入った方がかっこいいじゃろ」
「そんな理由で壊さないで下さいよ!じゃあ我々治すんで、貴方も手伝って下さいよ!」
「えーーっ!いいよ」
「いや、それこそ要らねぇし。ってかどけジジイ」
お年寄りは大事にしましょうって言うけどさ。こういう殺しても死なないのはその範囲外だよな??
壁に手を当ててゆっくり息を吐く。
「ーー
まるで時間を再生するように壁の破片が宙を舞い元の位置へと戻る。簡単な時間捜査術、だけど巻き戻し過ぎると大変なことになる。要は慣れだけどな。
「すごい!」
「無敵じゃねぇのか?」
いや、制限がなければ無敵だけどな。あっちは無傷になっても、俺の方の時間操作は出来ねぇ。となるとダメージってのは蓄積される。ーー今回みたいのはある意味特例だろうな。
ちなみに、後であるだろうガープとの勝負に使う気は無い。そっちの方が後始末は大変だろうから…気張れよ若者。とか思う。確かに高齢者思考だ。
「そう言えばおめぇ、親父にあったそうだな」
「あ?父ちゃん?父ちゃんってなんだよ。俺に父ちゃんなんかいんのか?」
「あー、ドラゴン?アレも元気なのか?」
「元気じゃわい!ーーなんじゃい、名乗り出はせんかったのか。ローグタウンで見送ってたと言うとったぞ」
「まぁ、要するにその後に会ったんだよな?問題だろ」
「そういうんじゃねぇぞい」
いや、海軍中将と革命家があってる時点で問題だろ。軍法会議ものだ。以前の功績から見逃された感はあるけどなー。
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