第2章 ー第232話~ー エニエス・ロビー編・CP9編・さよならメリー編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「麦わらが片付いたら次はーー」
「俺だな。多分俺の捕獲命令出るし」
「さっきからうるせぇ黒姫!」
スパンダムは感情の起伏が激しすぎてダメだよな。今度報告しておこう。そしたらクビか、暗殺されるかなんだろうけど。ご愁傷さま、とだけ行っておこう。
向こうの船の上でルフィとロブ・ルッチが戦っている。どっちにしろド派手だな。暗殺ってもっと静かじゃないとダメなんじゃないか?しかもなんか飛んでったし。
「たった今あの軍艦で暴れてた麦わらが木っ端微塵だ。ざまぁみろ、お前らの船長は死んだ!」
「いやお前視力悪いだろ。ちゃんと逃げてたわ、腑抜け」
「はーっ??」
「海軍なんだからそれくらい身につけとけよ、一般兵以下」
「なんで知ってるんだ!!」
否定しねぇのかい。まぁなんか聞いてたし。道力だっけ?9とか言ってたもんな。
「これが俺が発動したバスターコールの力!これが正義だカティ・フラム」
それが事実なら正義なんてクソ喰らえだ。だから嫌いなんだよ、政府側の人間は。
「さぁ、ニコ・ロビンをこっちに引き渡せ。そうすれば、お前の罪を消してやってもいいぞ。大体なぜお前らがその女を守ってやる必要がある?海賊でもあるめぇし、お前は、お前ら凡人共を日々守ってやってる世界政府よりも、そのオハラの血を引く物騒な女を信用するってのか?我々に逆らえばお前もトムと同じようにーー」
「愚問だな」
フランキーの一撃がスパンダムに入る。俺も床を蹴って近付き、右頬を吹っ飛ばす。さすがに俺の忍耐も限界だ。
「ごちゃごちゃうるさく口を開くな!」
フランキーの一言に逆ギレするスパンダムは剣を抜く。狙いがロビンーーなのは分かるけど一々支持する必要があるのか。武器を使いこなせていない証拠だ。意思疎通くらいしとけ、ぼけ。
案の定ロビンを狙った切っ先をフランキーが止める 。俺もロビンの近くに行って、ロビンごと後ろに跳んだ瞬間だ。力馬鹿なのは見た目通りだな。「この鼻を元に戻せ、象。眉間に砲弾ぶち込まれたくなかったらな」とか物騒な話してるけどさ。大人しく従うあたり、パンクフリードも現状は分かってるらしい。
「ニコ・ロビン、麦わらたちはここに来るのか?」
「全員、必ず」
「多分色々増えてるけどなー」
「お前にゃあ聞いてねぇ!」
「えー」
扱いが酷い。なんなのこれ。マジで
「俺はあいつらに全てをかけたと言ったはずだぞ、スパンダ。まさか、こんな日が来るとは思わなかった。ーーあの日の俺に、力があったら。何がなんでもトムさんを奪い返したかった。エニエス・ロビー不落の神話を知るものたちに、世界政府の強大さを知るものたちに。その常識を麦わらたちはことごとく覆し進む。仲間ひとりのために、誰一人躊躇なく世界を敵に回す。胸のすく思いだ。ーー今日まで俺はトムさんの死を忘れたことはねぇ。あの役人の馬鹿面が頭をよぎる度に、いつか奴をひねり潰してやりてぇと思っていた!」
パンクフリードの鼻をつかみ背負投の要領でスパンダムに叩きつける。すごい勢いで橋が凹んだななんて思う。
「俺は昔1度死んだ男!麦わらたちがここを出るためならこの命をなげうっても構わねぇーーっ!!」
「聞き捨てならねぇんだけど?」
フランキーの言葉に後ろから近付く。ついでに頭を蹴り飛ばすと「てめぇ仲間だろ!!」とか怒鳴られる。知ったこっちゃねぇよ。
「命は大事にしとけバカ!それに、この場でテメェの命なんざ必要ねぇよ。俺がいる!」
こうなったら四の五の言っていられない。苛立ちを表に出して刀ーー相棒を引き抜くとそのまま斬りかかり全てを海へと切り落としていく。
「おい、いい加減起きろ相棒」
『やぁー、人遣い荒いねぇ。ぎゃははーっ!あ、知らねぇのがいるー!初めまして俺様こいつの相棒の相棒!以後よろしくぅーー!』
「剣がーー」
「喋ったーー?」
だから使いたくなかったんだよ。スパンダム以外を全て片付けると、はぁ、と息を吐いて方に刀の背を乗せる。
「てめぇ、そんなに強かったのかーー」
「いんや、もっと強いけど…」
『知らねぇの兄ちゃん、この程度コイツには朝飯前ってより息するより簡単だァ。なのにしなかったのは、コイツの怠惰ーー』
「マジで黙れ」
だから嫌いなんだ。なのに俺の話を聞かないバカはお気楽に喋り始める。
『まぁ確かに今はもっとする事あるもんなー。脱出けーかく?的なー』
「私もやるわ。オハラとはーーあの時とは違うもの。怖がることなんて何もない。私はもうひとりじゃないから」
『何何!姉ちゃん怖かったのかいな、大丈夫ー!ナマエが守るよーー』
「適当言ってんなよ!守るけど!!」
護送船へと走る。取り敢えず俺はついて行くだけだけど、その間にもフランキーやロビンが護送船に乗っていた海兵を叩き落とす。海へ落ちていく海兵を見るとまぁ…ちょっとは可哀想になる。君らも仕事してただけなのにね。
「わりぃな、海兵諸君。この船は俺たちの脱出に使わせてもらう。…さ、護送船改め脱出船の大掃除完了だ。あとは麦わらたちを待つのみ」
『この状況を保たねぇとー?やー、大変だねぇ』
「てめぇもだ剣」
『刀だってのー!ぎゃははっ!!』
緊張感もてっての。確かに俺がマスターだったら不安はすくねぇけど。……多分。
「俺だな。多分俺の捕獲命令出るし」
「さっきからうるせぇ黒姫!」
スパンダムは感情の起伏が激しすぎてダメだよな。今度報告しておこう。そしたらクビか、暗殺されるかなんだろうけど。ご愁傷さま、とだけ行っておこう。
向こうの船の上でルフィとロブ・ルッチが戦っている。どっちにしろド派手だな。暗殺ってもっと静かじゃないとダメなんじゃないか?しかもなんか飛んでったし。
「たった今あの軍艦で暴れてた麦わらが木っ端微塵だ。ざまぁみろ、お前らの船長は死んだ!」
「いやお前視力悪いだろ。ちゃんと逃げてたわ、腑抜け」
「はーっ??」
「海軍なんだからそれくらい身につけとけよ、一般兵以下」
「なんで知ってるんだ!!」
否定しねぇのかい。まぁなんか聞いてたし。道力だっけ?9とか言ってたもんな。
「これが俺が発動したバスターコールの力!これが正義だカティ・フラム」
それが事実なら正義なんてクソ喰らえだ。だから嫌いなんだよ、政府側の人間は。
「さぁ、ニコ・ロビンをこっちに引き渡せ。そうすれば、お前の罪を消してやってもいいぞ。大体なぜお前らがその女を守ってやる必要がある?海賊でもあるめぇし、お前は、お前ら凡人共を日々守ってやってる世界政府よりも、そのオハラの血を引く物騒な女を信用するってのか?我々に逆らえばお前もトムと同じようにーー」
「愚問だな」
フランキーの一撃がスパンダムに入る。俺も床を蹴って近付き、右頬を吹っ飛ばす。さすがに俺の忍耐も限界だ。
「ごちゃごちゃうるさく口を開くな!」
フランキーの一言に逆ギレするスパンダムは剣を抜く。狙いがロビンーーなのは分かるけど一々支持する必要があるのか。武器を使いこなせていない証拠だ。意思疎通くらいしとけ、ぼけ。
案の定ロビンを狙った切っ先をフランキーが止める 。俺もロビンの近くに行って、ロビンごと後ろに跳んだ瞬間だ。力馬鹿なのは見た目通りだな。「この鼻を元に戻せ、象。眉間に砲弾ぶち込まれたくなかったらな」とか物騒な話してるけどさ。大人しく従うあたり、パンクフリードも現状は分かってるらしい。
「ニコ・ロビン、麦わらたちはここに来るのか?」
「全員、必ず」
「多分色々増えてるけどなー」
「お前にゃあ聞いてねぇ!」
「えー」
扱いが酷い。なんなのこれ。マジで
「俺はあいつらに全てをかけたと言ったはずだぞ、スパンダ。まさか、こんな日が来るとは思わなかった。ーーあの日の俺に、力があったら。何がなんでもトムさんを奪い返したかった。エニエス・ロビー不落の神話を知るものたちに、世界政府の強大さを知るものたちに。その常識を麦わらたちはことごとく覆し進む。仲間ひとりのために、誰一人躊躇なく世界を敵に回す。胸のすく思いだ。ーー今日まで俺はトムさんの死を忘れたことはねぇ。あの役人の馬鹿面が頭をよぎる度に、いつか奴をひねり潰してやりてぇと思っていた!」
パンクフリードの鼻をつかみ背負投の要領でスパンダムに叩きつける。すごい勢いで橋が凹んだななんて思う。
「俺は昔1度死んだ男!麦わらたちがここを出るためならこの命をなげうっても構わねぇーーっ!!」
「聞き捨てならねぇんだけど?」
フランキーの言葉に後ろから近付く。ついでに頭を蹴り飛ばすと「てめぇ仲間だろ!!」とか怒鳴られる。知ったこっちゃねぇよ。
「命は大事にしとけバカ!それに、この場でテメェの命なんざ必要ねぇよ。俺がいる!」
こうなったら四の五の言っていられない。苛立ちを表に出して刀ーー相棒を引き抜くとそのまま斬りかかり全てを海へと切り落としていく。
「おい、いい加減起きろ相棒」
『やぁー、人遣い荒いねぇ。ぎゃははーっ!あ、知らねぇのがいるー!初めまして俺様こいつの相棒の相棒!以後よろしくぅーー!』
「剣がーー」
「喋ったーー?」
だから使いたくなかったんだよ。スパンダム以外を全て片付けると、はぁ、と息を吐いて方に刀の背を乗せる。
「てめぇ、そんなに強かったのかーー」
「いんや、もっと強いけど…」
『知らねぇの兄ちゃん、この程度コイツには朝飯前ってより息するより簡単だァ。なのにしなかったのは、コイツの怠惰ーー』
「マジで黙れ」
だから嫌いなんだ。なのに俺の話を聞かないバカはお気楽に喋り始める。
『まぁ確かに今はもっとする事あるもんなー。脱出けーかく?的なー』
「私もやるわ。オハラとはーーあの時とは違うもの。怖がることなんて何もない。私はもうひとりじゃないから」
『何何!姉ちゃん怖かったのかいな、大丈夫ー!ナマエが守るよーー』
「適当言ってんなよ!守るけど!!」
護送船へと走る。取り敢えず俺はついて行くだけだけど、その間にもフランキーやロビンが護送船に乗っていた海兵を叩き落とす。海へ落ちていく海兵を見るとまぁ…ちょっとは可哀想になる。君らも仕事してただけなのにね。
「わりぃな、海兵諸君。この船は俺たちの脱出に使わせてもらう。…さ、護送船改め脱出船の大掃除完了だ。あとは麦わらたちを待つのみ」
『この状況を保たねぇとー?やー、大変だねぇ』
「てめぇもだ剣」
『刀だってのー!ぎゃははっ!!』
緊張感もてっての。確かに俺がマスターだったら不安はすくねぇけど。……多分。