第一章 ー232話〜263話ー ウォーターセブン編
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メリー号についた瞬間、その男が見えた。
緑の髪、緑の腹巻をした男。賞金首、ロロノア・ゾロ。手配書で見るよりは細身の印象を受けるものの、潜在能力はこの一味で一番高いのかもしれない。
そんな彼の今の役目は舟番であるのだろう。他の人間の気配は、今はない。
「テメェ誰だ‼︎」
男まであと一歩、といったところでゾロが起きる。先程までののんびりとしたお休みモードではないようだ。彼の額に汗がひかる。警戒、恐怖…恐らくそんな感情を抱いたのだろう。
「何だ、この気配…寸前まで全く感じなかった…テメェ、人間か!!」
「ーーすげ。野性的な勘でもあんのか?それともただの…ま、いいや。俺の名前はミョウジ・ナマエ。麦わらのルフィに会いにきた」
「ナマエだぁ?聞いた事もねぇよそんな奴!」
「これでもそこそこ有名なつもりだったんだけどな…」
どうやら見解を変えなければいけないらしい。もっとも、自分の名前をよく知るのは世界政府の方だし…。
ゾロの警戒を受けても変わらずにいるが、視線だけは彼の方を向いている。一方ゾロはというと、刀の柄に手をかけているが抜けないようだ。こちらのタイミングを見計らっているのかそれともただ動けないのか…考えた瞬間、後ろから気配を感じた。数にして二つ…一つは完全な人間でない。
「おーいゾロー。ロビン戻ってないか?」
「ロビンちゃん、見失っちまってーーってなんだコイツ。取り込みちゅうか?」
「気を付けろ、コイツなんか変だ」
金髪、青鼻…恐らくサンジとチョッパーだろう。そう当たりをつけた瞬間に面倒臭くなる。いい加減この警戒状況から抜けたい。相手が多くなるだけ、一応気をつけなければならないのは負担でしかない。
ゾロでは話ができなかったが…残りの二人ならばどうにかなるだろ。
「俺はナマエ。ルフィに会いに来たーーまぁ、客みたいなもんだ」
「なんだ、客か。それなら最初から言えよクソ野郎」
「あー、大体分かった。下手な会話は無駄って事だよな。取り敢えず、ルフィが帰ってくるまでよろしく頼む」
「お前、随分髪が長いな。女なのか?男なのか?」
客など久しぶりなのだろう。妙に興味を持たれながらも彼らと話す。幼い印象を受けるトナカイが医師である事は聞いていたが、とてもそうは見えない。そのギャップがなんとなくルフィに似ていて…思わず笑っていた。
緑の髪、緑の腹巻をした男。賞金首、ロロノア・ゾロ。手配書で見るよりは細身の印象を受けるものの、潜在能力はこの一味で一番高いのかもしれない。
そんな彼の今の役目は舟番であるのだろう。他の人間の気配は、今はない。
「テメェ誰だ‼︎」
男まであと一歩、といったところでゾロが起きる。先程までののんびりとしたお休みモードではないようだ。彼の額に汗がひかる。警戒、恐怖…恐らくそんな感情を抱いたのだろう。
「何だ、この気配…寸前まで全く感じなかった…テメェ、人間か!!」
「ーーすげ。野性的な勘でもあんのか?それともただの…ま、いいや。俺の名前はミョウジ・ナマエ。麦わらのルフィに会いにきた」
「ナマエだぁ?聞いた事もねぇよそんな奴!」
「これでもそこそこ有名なつもりだったんだけどな…」
どうやら見解を変えなければいけないらしい。もっとも、自分の名前をよく知るのは世界政府の方だし…。
ゾロの警戒を受けても変わらずにいるが、視線だけは彼の方を向いている。一方ゾロはというと、刀の柄に手をかけているが抜けないようだ。こちらのタイミングを見計らっているのかそれともただ動けないのか…考えた瞬間、後ろから気配を感じた。数にして二つ…一つは完全な人間でない。
「おーいゾロー。ロビン戻ってないか?」
「ロビンちゃん、見失っちまってーーってなんだコイツ。取り込みちゅうか?」
「気を付けろ、コイツなんか変だ」
金髪、青鼻…恐らくサンジとチョッパーだろう。そう当たりをつけた瞬間に面倒臭くなる。いい加減この警戒状況から抜けたい。相手が多くなるだけ、一応気をつけなければならないのは負担でしかない。
ゾロでは話ができなかったが…残りの二人ならばどうにかなるだろ。
「俺はナマエ。ルフィに会いに来たーーまぁ、客みたいなもんだ」
「なんだ、客か。それなら最初から言えよクソ野郎」
「あー、大体分かった。下手な会話は無駄って事だよな。取り敢えず、ルフィが帰ってくるまでよろしく頼む」
「お前、随分髪が長いな。女なのか?男なのか?」
客など久しぶりなのだろう。妙に興味を持たれながらも彼らと話す。幼い印象を受けるトナカイが医師である事は聞いていたが、とてもそうは見えない。そのギャップがなんとなくルフィに似ていて…思わず笑っていた。