第一章 ー232話〜263話ー ウォーターセブン編
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「んー、あそうだ!アイツら、お前と一緒にいた船大工だ。なぁ?」
「そういやぁ、あの四角っ鼻知ってるぞ」
「まさか、暗殺犯が内部に居たってこと?」
「え、どういう事だ」
「仲間として紛れ込んで信頼を得ていたものの、実際はただのスパイだったって話だ。政府がよくやる手のひとつだよ」
思わずの問い掛けに答えてみる。さっきから俺はの反応薄いんだよな。ロビンに目が行って俺無視されてる気がする。ちょっぴり寂しい。
「…パウリー、俺たちは実は政府の諜報部員だ。ま、謝ったら許してくれるよな?共に日々、船作りにあけくれた仲間だ、俺たちは。突然で信じられねぇなら、アイスバーグの顔でも踏んで見せようか?」
「ふざけんな…もう十分だ。さっき聞いた牛仮面の声がお前の声と一致するからな。……ちくしょう、てめぇ…ちゃんと喋れんじゃねぇかよ!!」
「え、そこ?」
予想外の展開につい突っ込みを入れるが誰も気にしてくれない。残念。
「バカにしやがってーーっ!!」
パウリーは怒りに任せロブ・ルッチに掛かっていく。アイスバーグの制止も聞かず、得意のロープから、ナイフが無数に着いている物をロブ・ルッチに向ける。まあ、アイスバーグの判断が正解だ。
攻撃の全てを避けたロブ・ルッチはパウリーの胸元に指銃 を差し込む。普通なら死ぬ一撃だが…まぁ、パウリーなりに対処した感じがある。というのも、刺さった瞬間力を抜いたからだ。柔らかければそれなりにダメージを減らせるが…所詮やらないよりマシ程度の行動だ。痛みに悶絶するパウリーに息を吐くと、邪魔にならない程度に移動する。
「また懲りないのか、パウリー」
道具を落としふらつき、それでも立ち止まる様子に思わず舌打ちをする。急所をヤられてんだから大人しくしとけっての。って言っても、止まれないのが男か。
「おい、ロープの奴!!」
「なんで…お前ら……」
膝をつきながら口にする言葉に、彼が1番仲間を思っていたことを感じた。だからこそ悲しく、己の無力が痛いのだろう。
床に膝が着けば、まだ苦しげな呼吸を繰り返す。幸いまだ、意識は飛んでないようだ。
「無駄に耐えるな。俺たちは人間の限界を超える技を体得している。長い訓練を重ね、人体を武器に匹敵させる武術…六式。これを極めた1人の強度は100人力に値する」
確かに、六式極める程度じゃそんなもんだろ。…モノにしたらもうちょいか?結局技ってのはオリジナルが1番だからな。そこにまで昇華出来なければ意味ねぇし。
楽しかった、仲間であったという過去があるからこそ敵だと認めたくないんだろうな。葛藤が、手に見て取れる。
「何で、お前らが…」
「それは…問いかけても詮無 きこと…なんだよな」
「まぁいい、どの道消す命。悲しいが、友よ」
「ルッチ、貴様…」
確定した任務と命令…この男でも躊躇うことがあるのか。一瞬だけ考えさせられるのは俺も似たようなモノだから。…戸惑いは見られない。そこまで、洗脳されてる、のか?
「やめろー、お前ーっ!」
ルフィが足を伸ばしてロブ・ルッチを吹き飛ばそうとするがその足自体を掴まれてしまう。一瞬顔が歪むが、すぐにルッチに殴り掛かる…「鉄塊」と声が聞こえるからダメージはほとんど無さそうだ。
「なんだ、全然効かねぇ」
「鬱陶しい。剃 」
「消えた…」
いや、消えてねぇしルフィに向かってる。目で追えてないだけだ。つっても、普通の人間には難しい早さ…ルフィでもようやっと残像が追える程度か。
ルフィとロブ・ルッチの動きが止まり、ルフィの喉元にロブ・ルッチの人差し指が当たる。
「指銃 」
驚く一味に対し俺は肩を竦めて終わる。その間にそっとパウリーに近付いて唇を重ねた。……弁解しておくけど俺はキス魔ではない。唇を重ねる、その行為自体に意味があり簡易的な儀式だ。きちんとやるには…時間も手間もかかるから。
喉を押え咳き込むルフィに意識があったとほっとしながらベッドへと腰かける。ついでに空中で指をくるくると回して俺の血液の残骸を一つにまとめて、体内へと戻す。俺の血を飲んだやつは基本的に狂うからその予防策だ。嗜好性が高い、高級な酒…ってところか。要は獲物とか食べ物と認識される俺。ちょっと悲しい。
「そういやぁ、あの四角っ鼻知ってるぞ」
「まさか、暗殺犯が内部に居たってこと?」
「え、どういう事だ」
「仲間として紛れ込んで信頼を得ていたものの、実際はただのスパイだったって話だ。政府がよくやる手のひとつだよ」
思わずの問い掛けに答えてみる。さっきから俺はの反応薄いんだよな。ロビンに目が行って俺無視されてる気がする。ちょっぴり寂しい。
「…パウリー、俺たちは実は政府の諜報部員だ。ま、謝ったら許してくれるよな?共に日々、船作りにあけくれた仲間だ、俺たちは。突然で信じられねぇなら、アイスバーグの顔でも踏んで見せようか?」
「ふざけんな…もう十分だ。さっき聞いた牛仮面の声がお前の声と一致するからな。……ちくしょう、てめぇ…ちゃんと喋れんじゃねぇかよ!!」
「え、そこ?」
予想外の展開につい突っ込みを入れるが誰も気にしてくれない。残念。
「バカにしやがってーーっ!!」
パウリーは怒りに任せロブ・ルッチに掛かっていく。アイスバーグの制止も聞かず、得意のロープから、ナイフが無数に着いている物をロブ・ルッチに向ける。まあ、アイスバーグの判断が正解だ。
攻撃の全てを避けたロブ・ルッチはパウリーの胸元に
「また懲りないのか、パウリー」
道具を落としふらつき、それでも立ち止まる様子に思わず舌打ちをする。急所をヤられてんだから大人しくしとけっての。って言っても、止まれないのが男か。
「おい、ロープの奴!!」
「なんで…お前ら……」
膝をつきながら口にする言葉に、彼が1番仲間を思っていたことを感じた。だからこそ悲しく、己の無力が痛いのだろう。
床に膝が着けば、まだ苦しげな呼吸を繰り返す。幸いまだ、意識は飛んでないようだ。
「無駄に耐えるな。俺たちは人間の限界を超える技を体得している。長い訓練を重ね、人体を武器に匹敵させる武術…六式。これを極めた1人の強度は100人力に値する」
確かに、六式極める程度じゃそんなもんだろ。…モノにしたらもうちょいか?結局技ってのはオリジナルが1番だからな。そこにまで昇華出来なければ意味ねぇし。
楽しかった、仲間であったという過去があるからこそ敵だと認めたくないんだろうな。葛藤が、手に見て取れる。
「何で、お前らが…」
「それは…問いかけても
「まぁいい、どの道消す命。悲しいが、友よ」
「ルッチ、貴様…」
確定した任務と命令…この男でも躊躇うことがあるのか。一瞬だけ考えさせられるのは俺も似たようなモノだから。…戸惑いは見られない。そこまで、洗脳されてる、のか?
「やめろー、お前ーっ!」
ルフィが足を伸ばしてロブ・ルッチを吹き飛ばそうとするがその足自体を掴まれてしまう。一瞬顔が歪むが、すぐにルッチに殴り掛かる…「鉄塊」と声が聞こえるからダメージはほとんど無さそうだ。
「なんだ、全然効かねぇ」
「鬱陶しい。
「消えた…」
いや、消えてねぇしルフィに向かってる。目で追えてないだけだ。つっても、普通の人間には難しい早さ…ルフィでもようやっと残像が追える程度か。
ルフィとロブ・ルッチの動きが止まり、ルフィの喉元にロブ・ルッチの人差し指が当たる。
「
驚く一味に対し俺は肩を竦めて終わる。その間にそっとパウリーに近付いて唇を重ねた。……弁解しておくけど俺はキス魔ではない。唇を重ねる、その行為自体に意味があり簡易的な儀式だ。きちんとやるには…時間も手間もかかるから。
喉を押え咳き込むルフィに意識があったとほっとしながらベッドへと腰かける。ついでに空中で指をくるくると回して俺の血液の残骸を一つにまとめて、体内へと戻す。俺の血を飲んだやつは基本的に狂うからその予防策だ。嗜好性が高い、高級な酒…ってところか。要は獲物とか食べ物と認識される俺。ちょっと悲しい。