第一章 ー232話〜263話ー ウォーターセブン編
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部屋につき、まだ息切れしているルフィを見る。片手だけ上げて「よっ、無事だったか」と聞いてくるこの男にどう反応すればいいのだろうか。ま、騒ぎを大きくしてもらって楽だったのは事実だ。
「マァ、俺に用だろ。海賊小僧」
「そうだ。助かった、呼んでくれて」
「この混雑の中、わざわざ1人で俺を殺しには来るまい」
あれ?俺無視?あー、確かに依頼人殺した過去はなかったから、引き受けた時点で安全パイって所か。ってか、俺が騒ぎを起こしてないのは理解してもらってるのか。助かるぜ。
「俺は、本当の話を聞きに来たんだ」
「昨夜俺はニコ・ロビンをこの目で見た。そして、彼女はお前の仲間。これが真実だ」
「それは、本当にロビンだったのか?」
「口を開くな」
アイスバーグはルフィに対し銃口を向ける。まぁ、それ発砲しても実害はないけど…人は来るかな。なんて呑気に考える。
「お前の言葉には、もう力はない。お前をここに招いたのは、1つ頼みがあるからだ。……今からもう一度、ニコ・ロビンに会わせろ」
「ーールフィ言葉に力がないなら、俺が状況を説明してやる。まず、ここに来た初日…突然ニコ・ロビンは姿を消したらしい。その後アイスバーグの所に政府関係者でも来たんじゃないか?俺たちは全力でロビンを探している。真実を究明するために」
「…仲間ならなんだって言えるな」
「いや、コレが嘘つく理由がねぇんだ。俺はまだ、正式にルフィの仲間になってないし…ニコ・ロビンと面識もねぇから。正直裏切られてたって、実際アンタが殺されたって興味無いんだよ。じゃあ、なぜこの俺が関わるか。ーー他人の言葉じゃ、納得しない船長がいるんだ。付き合わされるのもいい迷惑だけどよ…そういうのが、嬉しいんだ」
知らないからと仲間外れにされない、かと言って強制でもない。選べて、その上で自分が好きなことが出来る。それが、嬉しい。
「ってな訳で、ニコ・ロビンに会いたいのはこっちなんだよ。もし会えたら、会わせてやるから待ってろ」
「ーー窓から行け。麦わらはともかく…ナマエ、お前は自由に入れるようにしとく。もちろん、麦わらの一味としてじゃなくな」
「はーい、マスター」
まだ納得していないらしいルフィを引き摺って示された窓から飛び降りる。ルフィをお姫様抱っこしてナミのいる屋根に戻ると、その後聞こえた銃声に男たちが引き寄せられていった。
「ご、ご無事で…」
「ああ、真相に近付けるかとくだらねぇ希望にかけた。あの一味を、全員捉えろ」
「当然です」
走っていく男達を遠目に見ながらルフィが麦わら帽子で顔を隠す。俺としてはかなり分かりやすい構図なんだが…それはニコ・ロビンを知らないから言える事だな。
「ねぇ、ルフィ。もしかして話せたの?アイスバーグさんと」
「ああ。本当にロビンを見たって」
「そんな…どうして、ロビンがそんなこと…」
「俺は信じねぇ」
「ルフィ、待て。ーー俺たちが聞いたのは、昨日の夜襲撃された時にニコ・ロビンがいた。本物か偽物かは不明だけど、アイスバーグは本物だと断定してる…けど、それも怪しい所はある。逆に言えばそれだけなんだよ。大男が居たらしいが、どっちがアイスバーグを打ったのかとかその辺の情報はまるでない。ってよりも、銃を使う必要がロビンにはあるのか?」
「そっか、悪魔の実…」
「そういう事。仮にニコ・ロビンが動きを止めて打たせたなら…確実に殺せるはずだろ?なのにアイスバーグは生きている。これも、矛盾が生じる」
ただ淡々と事実だけを並べていく…依頼の話はしないけどな。守秘義務ってヤツだ。信用無くしたら仕事も無くなるし…見届けるだけの内容だから、何かの支障をきたす可能性も低い。
取り敢えずその場から離れるということで、ナミはルフィにしがみつかされた。
「マァ、俺に用だろ。海賊小僧」
「そうだ。助かった、呼んでくれて」
「この混雑の中、わざわざ1人で俺を殺しには来るまい」
あれ?俺無視?あー、確かに依頼人殺した過去はなかったから、引き受けた時点で安全パイって所か。ってか、俺が騒ぎを起こしてないのは理解してもらってるのか。助かるぜ。
「俺は、本当の話を聞きに来たんだ」
「昨夜俺はニコ・ロビンをこの目で見た。そして、彼女はお前の仲間。これが真実だ」
「それは、本当にロビンだったのか?」
「口を開くな」
アイスバーグはルフィに対し銃口を向ける。まぁ、それ発砲しても実害はないけど…人は来るかな。なんて呑気に考える。
「お前の言葉には、もう力はない。お前をここに招いたのは、1つ頼みがあるからだ。……今からもう一度、ニコ・ロビンに会わせろ」
「ーールフィ言葉に力がないなら、俺が状況を説明してやる。まず、ここに来た初日…突然ニコ・ロビンは姿を消したらしい。その後アイスバーグの所に政府関係者でも来たんじゃないか?俺たちは全力でロビンを探している。真実を究明するために」
「…仲間ならなんだって言えるな」
「いや、コレが嘘つく理由がねぇんだ。俺はまだ、正式にルフィの仲間になってないし…ニコ・ロビンと面識もねぇから。正直裏切られてたって、実際アンタが殺されたって興味無いんだよ。じゃあ、なぜこの俺が関わるか。ーー他人の言葉じゃ、納得しない船長がいるんだ。付き合わされるのもいい迷惑だけどよ…そういうのが、嬉しいんだ」
知らないからと仲間外れにされない、かと言って強制でもない。選べて、その上で自分が好きなことが出来る。それが、嬉しい。
「ってな訳で、ニコ・ロビンに会いたいのはこっちなんだよ。もし会えたら、会わせてやるから待ってろ」
「ーー窓から行け。麦わらはともかく…ナマエ、お前は自由に入れるようにしとく。もちろん、麦わらの一味としてじゃなくな」
「はーい、マスター」
まだ納得していないらしいルフィを引き摺って示された窓から飛び降りる。ルフィをお姫様抱っこしてナミのいる屋根に戻ると、その後聞こえた銃声に男たちが引き寄せられていった。
「ご、ご無事で…」
「ああ、真相に近付けるかとくだらねぇ希望にかけた。あの一味を、全員捉えろ」
「当然です」
走っていく男達を遠目に見ながらルフィが麦わら帽子で顔を隠す。俺としてはかなり分かりやすい構図なんだが…それはニコ・ロビンを知らないから言える事だな。
「ねぇ、ルフィ。もしかして話せたの?アイスバーグさんと」
「ああ。本当にロビンを見たって」
「そんな…どうして、ロビンがそんなこと…」
「俺は信じねぇ」
「ルフィ、待て。ーー俺たちが聞いたのは、昨日の夜襲撃された時にニコ・ロビンがいた。本物か偽物かは不明だけど、アイスバーグは本物だと断定してる…けど、それも怪しい所はある。逆に言えばそれだけなんだよ。大男が居たらしいが、どっちがアイスバーグを打ったのかとかその辺の情報はまるでない。ってよりも、銃を使う必要がロビンにはあるのか?」
「そっか、悪魔の実…」
「そういう事。仮にニコ・ロビンが動きを止めて打たせたなら…確実に殺せるはずだろ?なのにアイスバーグは生きている。これも、矛盾が生じる」
ただ淡々と事実だけを並べていく…依頼の話はしないけどな。守秘義務ってヤツだ。信用無くしたら仕事も無くなるし…見届けるだけの内容だから、何かの支障をきたす可能性も低い。
取り敢えずその場から離れるということで、ナミはルフィにしがみつかされた。