第一章 ー232話〜263話ー ウォーターセブン編
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ルフィに打ち込まれた弾丸が、ルフィに届く前にロープを抜ける。今は戦う気は無いようだが、そう言ってるうちは死んでしまいそうだ。
「逃げた」
それは、見た。ちょうど上にある資材をまとめ空中に浮かせているところだからな。丸見えだ。そこにロブ・ルッチが鋸を片手に追ってきた。あれに切られたら痛いだろうな。
地面に落下するルフィを追うように木片が降ってくる。走りながら逃げると今度は目の前のルルが切ってくる。体の動きを合わせている当たりかなり攻撃が高そうだな。商売道具を武器にする…サンジが聞いたらキレそうだけど。
単純な攻撃だからもちろん逃げることは可能だ、が…一瞬だけ気を抜いたルフィはカクのノミを受けてしまった。布が服と壁を固定し、ルフィは既に動けない。カクの後ろにいたタイルストンが、先程の大筒を手にルフィに迫る。普通なら死ぬだろうが…ルフィならどうにかするだろう。悲鳴をあげ光の中に包まれたせいで、今は完全に目的を見失っている。
…と、不意にフランキーが出てきた。自分の喧嘩を奪われたことが悔しい、なんて子供の言い論な気がする。崩れていく造船所から人は逃げていく。ナミの周りは誰もいなくなり、そこにルフィが駆けつける。それを確認してからその場に姿を現した。…うん、自分でも胡散臭いと思うわ。
「ナミ、平気か?怪我はない?」
「ええ大丈夫ーーってナマエ一体今までどこ行ってたのよ!!」
ゴツンと殴られるが不満だ。何かあったら来ようってしてたのによ。とりあえず、不本意ながら謝って説明すると納得してくれる。ナミは俺を疑ってる訳じゃなくて、手が早いだけか。…将来鬼嫁?可愛いのに。
「とにかく意味がわからねぇ。何とかしてアイスのおっさんところに行こう」
「え、行くの?無理よ、この騒ぎの中」
「やべ」
「囲まれるわ」
「ナミ、しっかり捕まってろ!!ナマエは勝手にこい!!」
…差別だ。そう思いながら、腕を伸ばすルフィを眺める。集中砲火される可能性はあるから、同じルートを出来るだけ追いかけていく。…問題を後まわしにしてる気がするけどなぁ。まぁ、なぜか分からないことがルフィにとってのストレスだから付き合うのもいいか。何となく前向きに考える。
…でも、移動方法は考えておいた方がいい。毎回飛んでくのは間違いなく目立つし。
「あれがガレーラカンパニーの本社ね。1番ドックから繋がってるし…見て、記者みたいな人達が押しかけてる。船大工っぽい人も集まってきてるし、アイスバーグさんはあの屋敷にいるんだわ」
「だな。選ばれた記者しかいないんだって話だし?」
「…本気で行くの?」
「当たり前だ。アイスのおっさんが、なんでロビンを犯人だと言ったのか直接聞いてくる」
ルフィの揺るぎない声は好きだが、頑固だとも融通が聞かないとも言える。仲間が関連している時は特にな。きっと、仲間しか見えてねぇんだ。
「言っとくけど、あたし達も島中から追われてる身だってこと忘れないでね。ちゃんと、どこがアイスバーグさんの部屋か検討をつけてーー」
「いや、無理でしょ。ルフィが待つなんてありえねぇし…ナミはここに居ろよ。見つからないように」
「…じゃあ、行ってくる」
腕をのばし屋根から屋敷へ飛んでいく。窓を破って中に入ってく様は壮観だ。きっと中々見られない構図だろうな。
ポケットからピストル型のシリンジを取り出す接続部を回し、単位をセットする。20でいいか。
「…それ、何?」
「抑制剤。人を殺せない程度にしてくれるんだよ。ま、近いうちチョッパーに研究頼むから詳しい話はその時な?んじゃ、行ってくる」
ウエストとベルトの間に押し込んでいた銃を取り出しとんとんとその場で飛び跳ねる。勢いが着いたところでルフィが入っていった窓まで飛んだ。
「逃げた」
それは、見た。ちょうど上にある資材をまとめ空中に浮かせているところだからな。丸見えだ。そこにロブ・ルッチが鋸を片手に追ってきた。あれに切られたら痛いだろうな。
地面に落下するルフィを追うように木片が降ってくる。走りながら逃げると今度は目の前のルルが切ってくる。体の動きを合わせている当たりかなり攻撃が高そうだな。商売道具を武器にする…サンジが聞いたらキレそうだけど。
単純な攻撃だからもちろん逃げることは可能だ、が…一瞬だけ気を抜いたルフィはカクのノミを受けてしまった。布が服と壁を固定し、ルフィは既に動けない。カクの後ろにいたタイルストンが、先程の大筒を手にルフィに迫る。普通なら死ぬだろうが…ルフィならどうにかするだろう。悲鳴をあげ光の中に包まれたせいで、今は完全に目的を見失っている。
…と、不意にフランキーが出てきた。自分の喧嘩を奪われたことが悔しい、なんて子供の言い論な気がする。崩れていく造船所から人は逃げていく。ナミの周りは誰もいなくなり、そこにルフィが駆けつける。それを確認してからその場に姿を現した。…うん、自分でも胡散臭いと思うわ。
「ナミ、平気か?怪我はない?」
「ええ大丈夫ーーってナマエ一体今までどこ行ってたのよ!!」
ゴツンと殴られるが不満だ。何かあったら来ようってしてたのによ。とりあえず、不本意ながら謝って説明すると納得してくれる。ナミは俺を疑ってる訳じゃなくて、手が早いだけか。…将来鬼嫁?可愛いのに。
「とにかく意味がわからねぇ。何とかしてアイスのおっさんところに行こう」
「え、行くの?無理よ、この騒ぎの中」
「やべ」
「囲まれるわ」
「ナミ、しっかり捕まってろ!!ナマエは勝手にこい!!」
…差別だ。そう思いながら、腕を伸ばすルフィを眺める。集中砲火される可能性はあるから、同じルートを出来るだけ追いかけていく。…問題を後まわしにしてる気がするけどなぁ。まぁ、なぜか分からないことがルフィにとってのストレスだから付き合うのもいいか。何となく前向きに考える。
…でも、移動方法は考えておいた方がいい。毎回飛んでくのは間違いなく目立つし。
「あれがガレーラカンパニーの本社ね。1番ドックから繋がってるし…見て、記者みたいな人達が押しかけてる。船大工っぽい人も集まってきてるし、アイスバーグさんはあの屋敷にいるんだわ」
「だな。選ばれた記者しかいないんだって話だし?」
「…本気で行くの?」
「当たり前だ。アイスのおっさんが、なんでロビンを犯人だと言ったのか直接聞いてくる」
ルフィの揺るぎない声は好きだが、頑固だとも融通が聞かないとも言える。仲間が関連している時は特にな。きっと、仲間しか見えてねぇんだ。
「言っとくけど、あたし達も島中から追われてる身だってこと忘れないでね。ちゃんと、どこがアイスバーグさんの部屋か検討をつけてーー」
「いや、無理でしょ。ルフィが待つなんてありえねぇし…ナミはここに居ろよ。見つからないように」
「…じゃあ、行ってくる」
腕をのばし屋根から屋敷へ飛んでいく。窓を破って中に入ってく様は壮観だ。きっと中々見られない構図だろうな。
ポケットからピストル型のシリンジを取り出す接続部を回し、単位をセットする。20でいいか。
「…それ、何?」
「抑制剤。人を殺せない程度にしてくれるんだよ。ま、近いうちチョッパーに研究頼むから詳しい話はその時な?んじゃ、行ってくる」
ウエストとベルトの間に押し込んでいた銃を取り出しとんとんとその場で飛び跳ねる。勢いが着いたところでルフィが入っていった窓まで飛んだ。