HQ 及川
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可愛い可愛い
*ミョウジナマエ
皆が春高に残ると話してくれて、私もマネ続ける!と決めたその後。うだるような暑さがじりじりやってくる。私の大敵、『梅雨』と『夏』の到来だ。
「死ぬ」
「コラ〜ミョウジ、生き返ってきて問題解いてくれ〜」
「早退して部活の時間に戻ってきてもいいですか?」
駄目に決まってるでしょって数学のタカセンに怒られちゃった。教科書の問題Cの4………これか。
「逆関数だから…………y = 1/2x − 3/2?」
途中式言いなさいって怒られた。けど正解してたからよかった。タカセン、テストも途中式書いてないと答え合ってるのに△にしてくるんだよね…あんまり納得いかないけど。
「すご〜全然イミ分かんないんだけど」
ルナちゃん、期末テストまでもう一ヶ月きったよ……。頭使ったからお腹空いた、休み時間に私の大好きなえびせんをつまむ。これ一口サイズで食べやすいのにみりんの味が濃いめで超美味しい。
「アンタなんでそんな頭いいの?うらやまし」
「お母さん、昔塾講師の人だからね。だから小さい頃から一緒に宿題やる我が家のルールあるんだ」
「エッそうなの?てか今も一緒にやってんの?」
「流石に今は隣について…はなくなったけど、答え合わせはやってくれるよ。花丸だとおかずが1品増える方式」
私の家は親戚が多めな家系だと思ってる。その中でもお父さんとお母さんはエリート寄りで、他の叔父叔母は高校中退とか大学行ってないってほうが多い中、2人とも大学院まで行ったのすごいと思う。
「お父さんもお母さんも頭いいと思うし、勉強面で苦労しなかったのはめちゃくちゃ感謝してるけど……将来は医者になれとか大学院行けとか、女なんだから早く嫁行けとか好き勝手言われるから親族の集まり好きじゃないの」
「それはムカつくね、どう生きようがあんたの人生だよ……でもナマエが将来どんな仕事してるのか気にはなる!今興味あるのとかないの?」
ルナちゃんにえびせんを献上しながら考え込む。ん〜興味ある仕事かぁ……。
「特にないかも……やばいかな、もう高3の夏なのに」
「ん〜行きたい大学は決まってるんしょ?ならいいんじゃない?そんな10何年生きたくらいで将来決められる方が凄いよ」
ル、ルナちゃん……!焦ったってしょうがないのは分かってるけど、焦らせてくるのはいつだって外野の大人たち。内申点もいいし学力高いんだからちゃんと決めないと!って進路指導の先生に捕まって、部活に1時間遅れたときは流石にメンタルが荒れて水道で泣いてしまった。
「……私ひねくれてるのかな」
「どしたの急に。アンタほど素直な人間いないと思うけど」
「進路指導の先生に先週捕まってさ……ほら、部活続けるって決めたあの週」
「あ〜〜アイツ話長いもんね、平気だった?」
「2時間」
「キモ」
「ふふ……今年になって私達の学年担当になったからはじめましての人にさ、そもそもマネなんだから続ける意味ある?とか…マネも今年始めたんでしょ?ならもうよくない?受験に切り替える時期だよって1時間半」
「………親に言った?クレーム入れていいと思うけど」
「言ってない……お前に何がわかんの?って無視して部活言っちゃったから入畑先生にチクったみたいでさ………三者面談……」
「あ〜……元気ないのソレか、よしよし。抱っこしてやるから起きて」
のし、と膝の上にルナちゃんが乗っかってくる…軽い。やば、ちょっと泣きそう。
「よっす……なにしてんの?」
「可愛い可愛いウチのナマエ抱きしめてんの、なんか用?」
一静の声だ。何か借りに来たのかも。電子辞書とか?
「生物の教科書忘れたから借りに来たんですケド………どしたの、なんか泣きそうな顔してる」
「進路指導のクソのせいで揉めてる」
「あ〜………あの先生ね、受験シフトって詰められた?」
苦手そうだもんね、と一静がラムネをくれた。テキストを机から出して渡す。
「もしかして遅れた日、それ?」
「そう…入畑先生と三者面談組まされた」
そりゃ災難だな、と返ってくる。ルナちゃんとは違うさっぱりした温度感で助かる。あんまり共感ばかりされると、気持ちが落ちてきてしまう。なんてわがままなんだろうとは思うけど、しんどいね、辛いねって言われれば言われるほど倍になるイメージだから一静くらいあっさりしてる人がいるのもありがたいな。
「ま、昼購買でなんか奢ってあげるから頑張りな。監督はお前のこと分かってくれてると思うよ……あの人、人を見る目ちゃんとあるから。コーチもだけど」
「エンゼルパイがいい」
「……坂田さんもいる?」
「え、いいの?でもいいよ、アタシ元気だから」
「ルナちゃん柔軟剤変えた?イイにおいする」
「うわぁ、シャンプーも柔軟剤も言い当ててくんのやめてよマジで…迂闊に新商品手出せないじゃん」
結構引いた顔してるルナちゃんにつられて笑う。そんな気持ち悪いおじさんを見るような目で見なくたっていいじゃん。
現国、地理、古典をこなしてやっっとお昼。いつもの岩泉くんの教室に集まり、一旦席を寄せてお弁当箱置いてから購買に向かう準備をする。
「あれ、まっつんとナマエちゃんどっか行くの?」
「購買!エンゼルパイ買ってもらうの」
「飯食えよ、弁当箱が小さすぎる」
「中身いっぱい詰まってるから」
またお父さんみたいなこと言う岩泉くんにそういえば、お菓子食えるならその分も入るだろって言われた。お父さんに、お父さんよりもお父さんみたいなこと言う人がいると言ったら笑われたっけな。
「俺も追加でなんか買おっかな…マッキーたちは?」
「俺はいいかな」
「コーヒー牛乳」
岩泉くん、あのパックのやつ好きなんだ。お風呂あがりとか、あの微妙なサイズ感ってそれだけで美味しさを2倍にする気がする。
3人で購買に向かうとよりによって進路指導の先生が何故か見回りしてる。臨時の制服チェックしてるぽくて1年生とか2年生の女の子たちも被害にあってる……可哀想に。
「あ、ミョウジさん!……うん、着崩しはないですね、さすが学年上位!」
そういうの、大声で言わないでよ……仮に制服ちゃんと着てても下から5番目の順位でも言うのかな。
「あ、はい、どうも」
「あ、及川くんもいるならいいところに。ミョウジさん、どうしてもマネージャー続ける意味ってあるかな?今年入部なんでしょう?君たちプレイヤーならまだしもね……」
「あの、もういいですか時間ないんで」
及川くんと一静の腕を掴んで立ち去ろうとしたら全然動かない2人を見上げる。何?急に重力でも増したの?ってくらいびくとも動かない。
「……別に俺もまっつんも…てか後輩たちも意味あるからバレーやってる訳じゃないですよ、センセイ」
「…え?」
「別に内申点あがるからとか、推薦もらえるからとかでバレーやってるわけじゃないんで……そういうの分かんないスか?」
ぴ、ピリついてる……!及川くんはまだニコニコしてるけど、一静なんか凄みすぎて先生ちょっとびっくりしてる。
「このメンバーで春高に行きたい、それだけですよ…そしてミョウジさんもそれに賛同して支えてくれるって話なだけです、意味があるないじゃないと思いますよ」
いい負かされて気まずかったのか、先生はそそくさと去っていった。
「……あの…2人とも、圧やばいよ」
ただでさえ大きいし、体格もいいんだから。
「ごめんごめ〜ん、なんかムカついちゃってさぁ」
「坂田の言うとおりお母さんたちに話しな?アレは酷いわ」
「う、うん……まあでも、大学とか、その先決まってないのは事実だから…もう高3なのに」
「え〜?別に大学で見つけてもその先でやりたいこと見つけてもよくない?早いなら早いでいいし、ゆっくりならゆっくりでメリットデメリットあるじゃん」
「そ、そっか……うん、そうだね」
あんまり焦りすぎてもね。逆にお母さんには、「ルナちゃんとお菓子食べ歩きしか興味なさそうだったのに、バレー部のマネージャーするようになるなんて……」って感動すらされた。
行きたい大学はある。キャンパス見学して、授業体験して、面白そうだと直感的に思ったところ。学校がたくさん行き先を提示してくれたから片っ端から行ったけど、直感的に面白そうだと感じたのは片手に数えるほどしかない。だからその直感を信じて、通学ができるかとかそういったこと諸々合わせて、志望校は2つ……までは決めてる。偏差値は足りてるし、内申点も問題ない。
「あ、エンゼルパイ売り切れ」
「あ〜ごめんねえ、いつも買いに来てくれてるのに」
購買の仲のいいおばちゃんが眉を下げて謝ってくる。絶対さっき先生に絡まれたからだ……!
「ハイチュウは?」
「……ぷっちょがいい、このラムネのやつ」
「げ、岩ちゃんリクエストのコーヒー牛乳も売り切れだ……いちごみるくでいっか、可愛いモン飲ませとこ」
ふざけんなボケ!と幻聴と及川くんがしばかれる音まで聞こえた、私きっと疲れてるんだ……。
一静にぷっちょをもらって食べると、青城のお父さんに見られたら怒られるよと一静に取り上げられた。
「ご飯食べてからね、もう1個食べちゃってるけど」
……確かに岩泉くんに詰められるのは怖い。言うとおりにしておこう。教室に戻ってお弁当を広げる。
「わ、ゆかりのおにぎり」
「お〜スペシャルじゃん」
「ゆかりが?」
「なぁに及川くん、ゆかり信者のミョウジ家に宣戦布告した?」
あげないからね、とおにぎりを遠ざけると取らないよ!!!とプンプンしてる。
「ほんと凄いよ、ナマエのゆかり狂信者っぷりは」
「その言いぐさはいただけないね、一静」
「何言ってんの…小学生の遠足でナマエのママが体調崩してお弁当作れないってなって、俺の母さんが作ったのりたまのおにぎりに上からゆかりぶっかけたの誰よ」
「ブッッハ!!!!!まじで??!?!」
花巻くんが吹き出して床に転げる勢いで笑ってる。
「しかもさ、さっさっ…じゃないから。ザァァァァって勢いだから。あのときの担任の顔忘れられないよ」
言い返したいけど、全然覚えてない。でもマジなんだろう……無遠慮な小さい頃の私ならやってしまいそうな事だ。申し訳ない、作ってくれたのに。
「全っ然覚えてないけど罪悪感すごい」
「母さんも父さんも爆笑してたから大丈夫、中学くらいまでの偏食凄かったしね」
「花巻くんいつまで笑ってるの」
「想像したら面白すぎだろ……てか、味混ざってうまくなさそうだし」
「真紫のおにぎりだったからしょっぱいだけだと思う」
そんな勢いでゆかり振りかけてたんだ……たしかにそんな子がいたら私もすごい顔で見ちゃいそう。お、ブロッコリーもある。……もしかして家にも連絡いったのかな、こんなに私の好きなものしか入ってないなんてなんか怪しい……。
「今日のお弁当豪華すぎてなんか怪しい」
「ママなりの励ましじゃないの?」
そうっぽい、と返す。お昼を過ごして午後の授業に。期末テストに向けて自習になった。
『さっきの、あんまり気にし過ぎちゃだめだよ』
…及川くんだ。
『授業中にスマホ触るなんて不良だ』
『ひどー!柄にもなく励ましたのに!!』
何このスタンプ……?クマ?独特なスタンプ使うんだな、及川くんって。
『何このスタンプ』
『可愛いでしょ、甥っ子に俺っぽいって選んでもらった』
ごめんね、独特とか思っちゃって。よく見たら可愛いかもしれない。
『世界は広いよね』
『どういう意味????』
『でも元気出たよ、ありがとう。三者面談でメタメタに言い返そうと決意した』
『絶対向こうが拗れて面倒になるからやめなね???』
ぽちぽちとスマホで返事をしてると、後ろの席のルナちゃんが話しかけてくる。
「ね〜ナマエ、これ意味わかんない何?」
「どれどれ?あぁ……これはこの公式使うやつ」
「それさあ、どこで見極めてるの?」
「……形?」
式の形とか流れみたいなのである程度絞れる。ルナちゃんは典型的な文系タイプだ。私は数学はそこそこ好きだけど、古典とか全くだめ。現文もたまに思ったより点取れてないときある……。
「……うわ、何そのスタンプ」
「及川くんぽいって甥っ子が選んでくれたらしいよ」
「クマに見えてんの?ウケる」
二人で笑い合う。クラスを見渡すと、何人かは寝てる。期末テストに向けて何人かはプリントをこなしてる子もいる。私は……数学の宿題でもやろうかな。今日は月曜日、部活はオフ。先にこなしておけば家に帰って好きなことする時間が増える。
一静たちと放課後に分かれ、ルナちゃんと駅前のデパートへ。本当は着替えてから行きたかったけど、今日は催事で福井県の物販がある。羽二重餅が大好きだから買いにいきたい。駅前まではバスを使って向かう。駅を使う子ももちろんいるから、制服姿はそこまでは浮いてない。
「おねーさん」
「ルナちゃん、こっち」
「ほ〜い…こっちで合ってる?アタシあんまりこないから建物の構造理解してないんだよね」
合ってる合ってる、催事に通いつめてるから任せてと返事をすると大学生くらい?の人たちも付いて来る。こういうのは聞こえてないふりをするに限る。
「ね〜無視しないでよ、暇なんでしょ?ちょうどこっちも2人だからさぁ、カラオケとかどお?」
「2人とも可愛いね……あれ、君今年のミスコンの子じゃない?!なんかで見たかも」
うわ最悪……。やっぱり消してもらうように頼めばよかったかな……でも知った頃にはバズってるって言われたあとだったから、意味ないかもな…。
「ね〜ね〜、聞こえてるよね?」
左腕を掴まれて強制的に後ろに引かれる。
「ちょっと!アタシたち別に暇じゃないんですけど、警察呼ぶよ?」
ルナちゃんが大きな声でそう言うと何人かが何事だと振り返る。制服の女の子に掴みかかるこの人たちは、もし同じくらいの年でも私達のほうが未成年なのが明らかだから守られるだろう。
「チッ……誰がお前らなんか相手にするかよブス!調子のんな」
「はあ?!?目腐ってんじゃないの?アタシの友達は可愛いから!黙って聞いてりゃ捨て台詞までダサいの滑稽なんだけど、高校生に声かけてみっともないセリフ吐いてないで家帰ってろ!」
「ちょ……そんな怒って山姥にならないでって」
「誰が山姥よ!!!」
だってすごい剣幕だから……。
「こっちが下手に出てりゃクソガキがよ!」
完全に逆上した男が1歩前に出てくるのでルナちゃんの前に立ちはだかる。私のほうが大きいから、壁にはなる。
「ごめんごめん、お待たせ……んで、君たち何?この子達に何か用?」
及川くんだ。私のさらに前に立ちはだかってくれてる。あ…一静もいる。急に現れた大きい2人に完全にビビったのか、何やらモゴモゴ言いながらどこかへ行った。
「……あ〜怖かった……」
「ちょちょちょ、おとぼけちゃんここ道だからしゃがまないの」
ホッとして体から力が抜けて、しゃがみこもうとしたら一静が脇に手を挟み入れてくる。
「も〜坂ちゃんもカッコイイけどあんな啖呵切っちゃダメだよ!ああいう奴らすぐ逆上するんだから、殴られたらどうすんの!!」
「倍にして返すけど?」
「どうしてそんな好戦的なの??!」
及川くんはルナちゃんにお説教してるけど、ルナちゃんは負けず嫌いだからやる気満々過ぎてちょっと引いてる。
「及川たちもなんか見に来たの?」
「うん、ここ地下にスポーツショップあるじゃん?プロテインの買い足しとか含めてまっつんと来たんだ」
「そしたらあなたたち絡まれてるから…及川が走り出して」
「しつこかったから助かった…ありがとうね」
「お礼の羽二重餅奢ってあげる、はい荷物持ち行くよ〜」
「俺らも?!」
有無を言わさないルナちゃんがずんずん進んでいくので催事の会場へ。
「おおおぉおお〜!!!」
羽二重餅と厚揚げ豆腐がたくさん…でか!!!本当に厚揚げだ。
『ママ、今日これ食べたいけど買って帰っていい?』
写真付きでお願いの連絡を入れておく。もう時間的にご飯作っちゃったかな〜明日でもいいけど…。
「羽二重餅ってオレ食べたことないや」
「素朴な甘さで超美味しいよ……とりあえず3箱かな」
「おとぼけちゃん、誰が何個食べる想定なの?」
「私が2箱、ルナちゃんとはんぶんこで1箱」
「バカなの?」
む、失礼な!賞味期限と照らし合わせて1日のペースも決めてますけど??
「1日3個計算で完璧に、安全に賞味期限内に食べきる想定ですけど?」
「何ムッとしてんの、そんな餅ばっか食べたら変な太り方するよ」
2箱にしなさい、と一静に釘を刺される。
「福井県が宮城に来てくれたんだよ??ここで買わなくていつ買うの」
「そーだそーだ!アタシはこの厚揚げ6個買う、お母さんが好きなんだよねえ」
「私もお母さんの許可降りたらいっぱい買いたい、煮物絶対美味しいよね」
「厚揚げは俺も買うけど」
「まっつん??止める流れだからね?」
そう話してると羽二重餅やさんのおばちゃんが笑いながら試食くれた。おいしい〜〜やわやわでほんのり甘くて、でも薄めのお餅だから軽くて……!きなこかかってるのも美味しい。
「ナマエ〜、厚揚げ超ウマイよ!!!!これは10個に増量」
「………!!!!」
「あ、あまりの美味さにナマエちゃん固まった」
美味しい……!!!味がしみしみで、本当に分厚くておいしい。お肉みたい……!
『わ、福井の物産?どれくらい持つの?』
『大体5日後くらいかな…試食食べたけど超美味しい』
『あんまりレパートリーないから後半は味噌汁とかでもいいの?』
『肉詰め美味しいってお店の人言ってる半分に切り込み入れて肉詰めて煮込むらしい』
ママの許可も降りたけど、厚揚げ大好きファミリーじゃないからひとまず5個。一静は3個、及川くんも3個買ってた。タンパク質が〜って説明で購入決意したらしい。
羽二重餅は一静の阻止で2箱に。
「いつまで居ますか?また買いに来ます」
「さっきみたいなことあったんだから、女子だけでくるの絶対ダメだよ」
「ぐ……花巻くんを買収するしか…」
「その前に岩ちゃんにバレて怒られると思う」
確かに……一静ならチクリそうだ。2箱で我慢して、また試食で食べたえびの昆布締めを買って帰る。
(ふは、ナマエちゃん嬉しそう)
(いっぱい買えたからね)
(今日のご飯楽しみ〜!)
(坂田さんもテンション高い)
(羽二重餅明日学校で開封しよう)
(いーね!アンタらにはやらない)
(いいよ、2人で食べな)
(美味しかったら買いたしたい)
(買い足すのはいいけど、2人だけで来るのはダメ)