Marco Papa
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仲間いり
採血も終わったし、一通り質問も終えたので一旦風呂に入ろうとニアに提案し、そのままマリーに託す。
診察する際に体を見たとき、びっくりするくらいガリガリだった。好きな食べ物はおそらくかぼちゃの皮、苦手なものは魚の内臓、とオレンジ色の何かという返答から鑑みるに、ろくなものを与えられてないのだろう。
相手の怪我を自分に移しその後は自分自身も治せる、と言っていったので虫歯がキレイにないのも妙に納得がいく。
クルーの中で比較的背の低いハルタのもとへお下がりの服がないか確認しに行く。
「僕のでよければもちろん渡すけど…大きすぎないかなあ、5歳でガリガリなんでしょ?」
「仮だよい、仮。」
次の島で買うと伝える。1番サイズの小さい服をいくつかもらい、風呂場へ向かうときれいになったニアがマリーとはしゃいでいる。
「ニア…これ着てみてくれよい。デケェと思うが…」
Tシャツを着せるとやはりブカブカだった。寒くねえか?と聞くと少し寒いと返ってくるので、さらにシャツを半ば巻くように着せる。
「さて次はお前さんの好物を当てるクイズだ、サッチさん頑張って用意したから教えてくれるな?」
サッチに抱きかかえられ少し楽しそうなニア。子どもによく懐かれるサッチだ、扱いが上手い。
「あ、これかも?」
やはりかぼちゃだ。これが好物か…。
痒くなったオレンジとはアレルギーテストの結果にも出ていたにんじんだった。
「今日はスープメインに消化の良いもの作ってやる、うんと美味いの食わせてやるから覚悟しろよ!」
わーい、と素直に喜ぶニアに早くもメロメロなサッチ。
宴が始まり、教えた通りの挨拶をクルーの前で披露し、飲めや歌えやの騒ぎが始まる。
サッチ特製のお子様ランチ(というか、おそらく食事自体)を初めて目にするニアは目を輝かせている。
「わ…すごい!きれい…」
「ストップ、これ使うよい」
当たり前に手で食べようとするので止める。手を合わせていただきます、から教えていく。
「…?」
「こうだよい、こう掬って…口開けて、んで入れる」
スプーンの使い方を教えながら、サッチ特製コーンスープを頬張るニア。よほど美味しいようでバクバク食べている。
次はポテトサラダ。ほぼ芋はすりつぶしてあるがニアが好きだと言ったかぼちゃも入ってる。これもおいしいおいしいと完食。
次は焼いた肉。これは不審がって食べるのに時間かかったが俺が一口食って見せればやっと食べる。甘じょっぱい味付けが気に入ったのか、完食。
「ごちそうさまでした!」
「どうだ?美味かったか?」
「あまかった〜!」
ニコニコと機嫌の良いニアの頭を撫でてやる。
歯磨きをさせる。世話係は比較的懐いてるのと、能力が似てて親子みてえだっつう理由で俺になった。
ベッドに寝かせ、背中をさする。こうするとガキは寝るんだとマリーに教えてもらった。
「眠れそうか?」
うん、と返ってくる。寝付くのに10分もかからなかったと思う。寝たのを確認して、宴に戻る。食べさせるのに必死でロクに食ってなかった。
「よ、あいつ寝たのか?」
「ぐっすりだよい…寝るまでも早かった」
エースの隣に座り、飯を皿によそってむしゃむしゃと食べる。おお、ピラフが美味い。
「サッチから聞いた、好きな食いもん野菜の皮っつったって?信じらんねえな…ブチのめしといてよかったぜ」
「その顔、あいつの前でやるなよい。…ま、俺もその意見には同意だ。聞けばある程度のどんな怪我や病気でも治せるらしくてねい、オヤジの病気も多分治せるって言ったよい。
いろいろなとこに売られ続けて、利用され続けたんだろうよい、屑だ」
「ほんとマルコみてえだな、怪我治んの」
「俺は他者は治せねえからねい…似てるが少しちが…あれ」
視線の先には寝付かせたはずのニアがいる。
「ニア!どうした?」
エースが声をかけるとこちらに走り寄ってくる。
「トイレかよい?」
俺の右足にぎゅ、と抱きついてくるニア。
「寂しくて起きたか?」
イゾウがそう声をかけると俺を見上げてくる。起こしちまったか、悪いことしたな。膝の上に乗せ、抱きかかえる。
(寝れなかったよい?)
(ん〜…)
(そういや寝るときもあの机横だったのか?)
(うん…)
(酷ェ話だね、どれ眠れないなら俺が話でもしてやろうか?)
