Marco Papa
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苦手なイメージ
本船であるモビーは行かないが、傘下の船のコーティング依頼で寄ったシャボンディ諸島。
ニアは下船した瞬間から顔色が良くなく、テンションも低い。色々聞こえて見えちまってるのかもねい。
「ニア、訓練してるやつ今できるかよい?」
「うん…」
まだ成功したことはないが、スイッチのオンオフのように覇気をダダ漏れにしないように訓練中だ。感覚掴むまでがなかなか難しいようで、鍛え始めてから数ヶ月経った。
「この島では常に俺にくっついてろい、そうすりゃ大丈夫だ」
手を強く握られるので握り返す。良くないアレコレが行われてるのはこんな小さいガキでも分かるようだ。
「わかった…どこ行くの?」
「傘下の船のコーティング依頼だよい。」
コーティング?と首をかしげるニアに島の地中から沸いて出てるシャボン玉を手繰り寄せる。
「この島のシャボン玉は膜が強くてなかなか破れにくいんたよい…それを船につけて船を包むんだよい。そうすることで海中に行けるようになる」
「!じゃあエースやマルコがこれつけたら海の中一緒に泳げるの?」
理解が早くて何よりだ。
「理論上はねい。酸素の問題があるし絶対破れねえわけじゃねえから危ねえのは変わりねえよい。」
「モビーにもつけてもらおうよ」
「バカ言え、タダじゃねえんだよい……お前がもう少し大きくなったらな」
残念そうに項垂れるニアの頭を撫で回す。
「これ宇宙までいくの?」
「いや、島の少し上で自然に割れるよい」
「ふぅん……変わった島だねえ…野菜とか石けんの味するのかな」
「気になるねい」
子どもならではの変わった視点だ。この島で育つ野菜の味か…たしかにそう言われれば気になってくる。そもそも育ててるのか?
「着いたよい」
「お店…?」
「ああ。コーティングしてくれるやつがここにいるんだよい」
「……おじさん?」
「見えんのかい?」
苦虫を噛み潰したような顔のニアに笑いかける。
「見た目は苦手な感じのおっさんかもしれねえが、中身は全然違ェよい。大丈夫だ」
ドアをノックするとレイリーが顔を出す。ドアが開く前にニアは俺の足を掴んだまま後ろ側に回ってしまった。
「おぉ、マルコ!久しいじゃないか…おや、可愛らしい子を連れてるんだな」
「久しぶりだねい、レイリー。…新しい末っ子だ」
「エース以来だな……歴代最年少か?」
頷く。
「ニア、挨拶しろよい」
背中を押して前に出すとつまずいたのか思い切りレイリーの太ももに顔をぶつけている。変なところがドジだ。
「元気がいいな……うん…?」
「……!!!」
一瞬だけとんでもない覇気をニアに浴びせるレイリー。ニアも予期してなかったのか、思い切りふらついて尻もちついている。
「ふふ、意地悪だったかな?少しだけど武装色の覇気があるようだね…」
「…うう、」
レイリーが手を伸ばすも、もともと前の敵船に捕まっているときから所謂白髪のオッサンが苦手になってしまっているのに加え今の覇気だ、ニアは手を取っていいべきか迷って俺を見上げている。
「大丈夫だよい、こういう奴だ」
「申し訳ないね、白ひげの…娘となれば少し興味が湧いてしまうだろ。…名前はなんていうんだ?」
「…ニア…」
おずおずとレイリーの手を取り立ち上がる。尻もちついた場所の洋服を軽く叩き、店の中に入るとシャッキーが出迎える。
「レイさん、こんな可愛い子になんてことするのよ…
いらっしゃい、何か飲む?」
「いらない…」
「…ニア、どうしたよい?」
目がキョロキョロとあちらこちらを向き忙しない。
「……あと…8分?後に海軍くる…」
「驚いた、見聞色の覇気も使いこなせるのか?」
「いや、こんな予言みてえのは初めてだよい…」
「危ないよマルコ、帰ろう?」
くい、と裾を引かれるので抱き上げる。
「レイリー…お前さんがさっきバカみてえな覇気使うからだよい、勘付かれるようなことしやがって…」
首に抱きついてくるニアの背中を擦りながらレイリーを睨む。当の本人はどこ吹く風だ。
「ニア、お前もさっきの覇気で分かったかもしれねえが…前モビーにきた赤髪がガキのときの船に乗ってた副船長だよい。
街に常駐してる海軍ごときにやられるタマじゃねえから、安心しろよい」
「シャンクスの…?」
「はっはっは!シャンクスのこと嫌いなのか?」
「酔っ払ったシャンクス嫌い…」
「いい目をしてるな」
「本人ずっと凹んでたけどねい…シャッキーにジュースご馳走になって2階に避難しとくよい。2階にも来るの見えるか?」
そう聞けば、ドアの前だけと返って来る。リンゴジュースをもらい2階に上がる。
「なんでさっきいじわるしたの?」
「ん?…マルコが大事そうに抱えてたからかな」
意味がわからない、と眉を顰めるニア。そのクセをやめろ、と皺を伸ばす。
(帰ったわよ)
(まだウロウロしてるか?)
(……あっち帰ってった)
(こりゃまた土産話が出来ちまったねい、ニア)
(白ひげも喜ぶだろう、末娘がこんな才能の塊なら)
(毎日喜んでるよい…目に入れても痛くねえってな)
(目に浮かぶよ…さて、仕事に取り掛かるかな)
(レイリーまって、マルコにもシャボン玉つけて)
(つけねえよい)
