Marco Papa
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せんすいかん
ニアがグイグイとトラファルガーに絡んでいき、勢いに折れたトラファルガーが乗船を許可。初めての潜水艦に大はしゃぎのニアとそれを見て嬉しそうなベポというシロクマに口元が緩む。
「すげぇ、キャプテンを怖がらないなんて…」
「まぁ顔だけならもっとイカつい奴らごまんと居るからねい、それに…」
「「??」」
不思議そうにこちらを見やるペンギンとシャチにまあ見てろ、と言う。
「……」
「……なんだ今度は…」
じ、とニアに見られるのに耐えられなくなったトラファルガーが顔を上げる。たぶんニアは今アイツのことを見定めてるんだろう、信じていいやつか否か。手配書と噂を聞く限りあいつも能力者だ。
「ん〜…?なんか変なの…」
何の能力かまでは分からなかったらしいニアが首を傾げている。
「何がだ…うろちょろすんな」
「しかくかったり丸かったり…大きかったり小さかったり…なんか変だよ」
「あぁ…?」
ひたすら困惑している様子のトラファルガーたちに種明かしをする。
「見聞色の覇気が強いんだよい。興味あるだけだから気ィ悪くしないでやってくれよい」
「あぁ…!それでキャプテンのこと早く見つけてたんだ!」
ベポがそう言うと頷くニア。凄いねえと褒められて上機嫌だ。
「これなんて読むの?」
タトゥーだろうか、ここからだと小さくて分からない。指さして確認してる。
「自分で調べろ」
「じゃあ辞書貸して」
「んなモン無ェ」
「じゃあ教えて?」
「……ベポ!!!」
「辞書こっちだよ」
「あるんじゃん嘘つき!」
流されっぱなしのトラファルガーが面白い。子どもなのと俺がいる手前、強く言えないようだ。
「関心しねェな、もう少し教育してくれねえと困る」
「すまねえよい、好奇心が旺盛でな…」
「読んでもよく分からなかった〜」
難しい顔をしたニアが戻って来る。
「教えてやるつもりはねえぞ」
「けち」
「こら、口が悪ィよい」
「キャプテン、黄色好きなの?」
「…何故そう思うんだ」
「船も黄色いから」
確かに。水中とはいえ目立つよい。
「たまたまだ。……お前、年齢はいくつだ」
「?ごさい…」
「……食ってんのか、身長も体重も言葉も平均いってねえぞ」
「訳アリでねい、育ててる途中だよい」
そう言うと大方察したようで、そうか、と黙る。外科医っつーくらいだし医者として気になったんだろうか?クールに見えて案外優しいのかもしれねえよい。
「マルコ、すごいねえ。潜水艦かっこいいねえ」
「海中ならお前が好きなクジラもよく見えるよい」
「クジラ好きなの?」
「うん!優しいよ」
前にあったクジラはこんな感じでね…と絵を描き出すニア。見守るハートの一味は兄貴のようだ。
「…下手くそだな、貸してみろ」
「キャプテン、クジラ描けるの?」
「お前よりはな」
「どこがどうクジラなんだよい、見たことねえのか?」
「キャプテン……」
出来上がったクジラとは思えない何かのイラストに俺とニアは終始ドン引き、ベポとトラファルガー以外は爆笑している。ジロリと睨まれ即座に縮み上がっていたが。
「ニアのほうが上手だと思う」
「バカ言うな、視力検査してやろうか?」
「現実を認めろよい」
「立派なクジラだろうが」
なかなか引かないトラファルガーがだんだんニアと同い年くらいのガキに見えてくる。
「噂程度でしか聞いたことなかったが、お前実は可愛らしい奴なんだねい。」
「撫でるんじゃねえ、ガキ扱いすんな」
頭を撫でた手を払われるが耳が少し赤い。そういうところが余計にガキ臭い。モビーに来たばかりのエースを思い出す。アイツもツンツンして可愛かったなァ…。
「優しい色だもんね」
「色?」
「うん、なんかふわふわしたベポくんみたいな色してるよ」
「へえ!嬉しいなあ、おれと同じかあ」
(ニア、そろそろ帰るよい)
(え〜やだあ)
(おい、足に絡みつくな)
(随分懐いたねい)
(不死鳥屋もコイツを止めろ)
(泊まってけばいいんじゃない?)
(ベポ!勝手言うな)
(泊まってっていいの!?)
(却下だ、俺の気が休まらねえ)
(え〜…キャプテン、ニアのこと忘れない?)
(忘れねえでやるから今日は帰れ。…あと、ローだ)
(ローくん?)
(あぁ)
(ローくん、またね!)
(あぁ)
