Marco Papa
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押し入り
*ニア
島で歩くクマさんに出会った。お洋服着てる白いクマさん。
「あぁ、ついてきちゃだめだよ…キャプテンに怒られちゃう!」
「キャプテン?」
「そう、俺たちのキャプテン!強くて優しくてカッコいいんだよ!怒るとものすごく怖いけど…」
マルコみたいだ。クマさんからは特に何も感じないので、マルコたちとは違うんだと思う。
ジンベエの、動物バージョン??ニアが知らない人がこの海にはたくさんあるなぁ…。
「マルコみたい…」
「君、お家はどこなの?送ってってあげようか?」
クマさんがしゃがんでくる。
「お家ないよ、船で旅してるの」
海賊、というワードはナワバリの島やモビーの皆以外では禁止ワードとマルコに教えてもらった。どうして禁止なのか分からず、マルコが読み終わった新聞を見てみれば青キジ…クザンがいた「海軍」が「海賊」を捕まえることが正しいみたい。
人のものをとったり、暴力をふるったり、街の物を壊したり、海賊ってそういうモノらしい。マルコたちは全然ちがうのになと思った。
「へェ、そうなんだ!おれたちと一緒だね」
「クマさんも?」
「うん。おれはベポ、君は?」
「ニア!」
「ここ、良い島だよね。食べ物も豊富だし、景色もいい。珍しいお店も結構あるし…」
「そうなんだ、来てすぐだからまだ分からないや」
ベポくんが旅してきた島と、ニアが見てきた島はやっぱり全然違くて。航海士の皆のお下がりの本で航海図や世界図を勉強中だけど、とっっても広くてまだ広さがどれくらいか分からないってことしか結局分からなかったな…。
1つも同じ島に上陸していないのはすごいなあ…!
「ベポ、何やっ……おい、さすがに誘拐はマズいぞ」
「とうとうやったか」
「ペンギン、シャチ!違うよこの子は…」
ペンギン、シャチ…海の生き物だ。昨日図鑑で勉強したばっかり。
「すごい、ベポくんのおともだちは魚人なの!?」
「あ〜紛らわしい名前で悪ィな、普通に人間だ」
単純に名前がペンギンやシャチ、というらしい。なんだ…ジンベエと同じかと思ったのに。
ベポくんとは違ってニアのことをジロジロと見てくる目だ。やっぱり、ベポくんもこの人たちもニアたちと同じ海賊っぽい……な。
おとーさんの船はとても大きくて有名だから、大体はビビるかモノ好きはケンカふっかけてくるらしい。エースが言ってた。確かにたくさんモビーに人乗ってるもんねぇ。
「そんなに警戒しないで?ニアも同じだから大丈夫だよ」
「…は?つーかまさか…」
「ニアのおとーさんは白ひげだよ、ベポくんたちも同じでしょ?」
「エ゛ッ!??!?君も海賊…白ひげの仲間なの??!」
ベポくんすごいびっくりしてる。そうだよ、と頷く。
「えれぇとこに目つけられたなベポ……」
「なんで?皆優しいよ?」
「そりゃアンタには優しいでしょうよ…よその海賊の大人3人に囲まれてるこの絵面、完全に俺らが悪者なんだわ…」
シャチくんがしゃがんでくる。
「大丈夫だよ、友だちっていえば」
「血の気多いやつは聞かないだろ」
あ〜…エースとか?エースはよく勘違いして詰め寄ってくること多いもんなあ…。
「だいじょうぶ、話せばわかるよ」
「肝座ってンのね……」
「ベポくんたち、服お揃いなんだね」
「あぁ、皆同じツナギ着てるぜ。だからどこいても分かりやすい」
なるほど…それは便利だ。
「立ち話もなんだし、おれらの船遊びに来る?」
せっかく仲良くなったんだし、とベポくんが誘ってくれる。いきたい!と返事する前にこの間マルコに言われたことを思い出した。
『花は一緒に摘みに行けばいい、きれいな景色があるなら一緒に行けばいいよい。ただ一人で居なくなるのはやめてほしいよい。』
「マルコに聞いてくる!」
「よりによって不死鳥マルコが保護者なのか…おいベポ、キャプテンさすがにひっくり返るんじゃねえのか?」
「おれらも確認したほうがいいかな?」
そう話し合うベポくんたちにここの広場の噴水にいてね、と約束して一旦モビーに帰る。
「ねえ、マルコ〜だめ?」
「ベポくんって誰だよい…次からは船長名も聞いてこいよい…約束守れたから今回は俺もついてってやるよい」
マルコの足に抱きつく。
「ありがと〜噴水の前で待っててねってベポくんたちと約束してきた!」
マルコに抱っこしてもらって噴水に行くと、ベポくんたちがちょこんとくっついて座って待ってて可愛かった。
*マルコ
「おぉ、ほんとにクマだねい」
黄色いツナギを着た白クマと、シャチとペンギンの帽子を被った3人組と聞きどんな奴らだよい…と思ったが、まんまその通りで驚く。
「まじで死鳥マルコだ…」
「ペンギンくんとシャチくんっていうんだって。ジンベエとは違った〜」
「そうそう人魚はいねえからよい……悪いねい、無理言っちまって。すぐ退散するよい」
ペンギン、とやらに頭を軽く下げる。
「ニアベポくんとおてて繋ぐ!」
そうニアが言うので下ろせば、ニコニコと白クマ…ベポと手を繋いで楽しそうにはしゃぐニア。
「押し入りの天才だねい…全く」
「いつもこうなんスか?」
「いや…他の海賊とは初めてだよい、この間は青雉と山降りてきてな。肝が冷えたよい」
そういうと青キジ!?と2人が驚く。案内された船、潜水艦でピンとくる。こいつら死の外科医のクルーか。ルーキーだからどおりで知らねえ顔のはずだ。
「わ〜!かわいい!!!」
目をキラッキラにさせて潜水艦に食いつくニア。
「ニア、乗るのは待てよい。…死の外科医はどこいんだ?」
「キャプテンまだ帰ってきてなくて…」
「キャプテン?」
「俺らの船長のこと。」
シャチにそう言われ、ふうん…と辺りを見渡すニア。もう気づいたのか。
「そこにいるの誰?」
「恐らくそのキャプテンだろうよい……奇襲じゃねえよい、話がしてえ。」
「…え、キャプテン!いたんですか!?」
「…白ひげ屋の不死鳥か…何の用だ?」
大きな刀を持った死の外科医トラファルガー・ローが姿を現す。凄えクマだよい…。ギロ、とこちらを睨むような目線に臆することなくニアが答える。
「あそびにきた!」
「………は?」
俺とニア、そして後ろのトラファルガーのクルーたちを一瞥して眉を顰めている。そりゃそうだねい。
(街で仲良くなったから…キャプテン、俺が誘ったんだよ)
(ベポが…?お前…相手選べバカ)
(すみません…)
(俺はこいつの付き添いだよい、まだガキだからねい)
(…こんにちはキャプテン…)
((ブッ!!!!))
(名前じゃないの…?)
