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5 色気の象徴
マクドの100円カフェに頼るために入る。いつでも学生が多い。まあ安くて美味いしね。グラコロと月見大ファンではある、あれほんと代替効かないくらいうまい。
安くて飲み物の容器でかいっていうもう学生にはありがたいサービス。だから頻繁に使わせてもらってる。
とりあえず多めの砂糖とミルクをもって席に座る。
隣の列の女子高生が駅ビルに映った俳優を指差しながらなにやら話し込んでいる。
「やっぱさぁ~色気ある人にはタバコめちゃくちゃ似合うよね。」
「わかる。なんか倍増させるよね〜なんでなんだろう」
真っ先に出てきた人物が相澤さんで、相澤さんとタバコ…ぽわんと想像して、鼻血が出そう。兵器では?大丈夫?地球上の人生き残れる?殺傷力半端ないよ???
いいこと思いついた…!よしよし。ニヤニヤしながら聞き耳立てる。
「やっぱさあ~タバコ吸ってもらうだけでもありがたみだけど、女もんみたいなタバコとかだったらは?ってなるよね」
「電子タバコだったらどうする?」
「吸うんか~いってなるわ、なんなの。吸うなら吸えよ!って感じ。そこ健康に気を使うみたいなので逃げるなよって思う、だってそんな値段変わんないよね?」
めっちゃわかる。ヘビースモーカーが電子タバコだと、禁煙もしくは減煙にに向けて頑張ってるのかな…とか思う。
帰りにたいとに見た目をいじくりまくってもらって人生初タバコを購入。母さんも吸ってた時期はあった。別に吸う場所を変えたらなんて配慮は全然なかったから、副流煙を浴びまくっていたのは覚えてる。臭くて臭くて仕方なかったな〜。
母さんは女の人にしてはなかなか渋めの趣向らしく、父さんがよく呆れていた。『もっと可愛いの吸いなよせめて…』ってよく言ってた。
それの色違い。なんか色まで一緒なのは腹立つから。ライターはないのでガスコンロで火をつける。
「…っげっほ!!!まっずなにこれ!!!ばかじゃん??!?!」
なにを好んでスモーカーの方々は吸ってんのこれ?臭いし苦くてまっず…。
多分吸い方がだめなんだろう。タバコ、すいかた…Googleで検索候補に出てくるのが笑える。味方はこんなにもいるのか。
ゆっくり細く息を吸うように…スー、っと煙が入ってくる感覚。ふーっと口から煙がもくもく出るのが面白い。
あー…香りってこういうことね……別に好きじゃないけど、嫌いでもないなあ。普通。
そのままスパスパベランダでタバコをふかす。相澤さんほっそいタバコとか似合いそう…。てかめっちゃ煙もくもくしてほしい、色気の塊じゃんほんと。
犯罪だわそんなの…猥褻だよ猥褻、公然猥褻。
相澤さんにもくもくしてほしくて興味本位で買ってきて、吸ってみたけど。こんなものかっていう感想しかないな。
ふう、と煙を吐き出しながらそろそろこれ捨てて部屋戻るか、と振り返る。
「おい」
「え…」
「何して……くましろ「ごめんなさい」お前…タバコかそれ」
「めっちゃごめんなさい」
振り返ったら目を見開いて固まる相澤さんが居た。いつ帰ってきたのか全くわからなかった、なんでそんな忍みたいなことするの…
「ずっと俺に隠れて吸ってたのか」
首を横に振る。今日が初めてです、と伝える。
「…なんで買った。入手手段は…たいとだろどうせ。」
仰せの通りです。
「…相澤さんとタバコ、合いそうだなって思って…買ってきたあとどんな味なのかなって思って…すみません…」
「未成年のタバコ一本の喫煙がどれだけ体に影響を及ぼすのか、知っててやったのか」
「めちゃくちゃごめんなさい、もうしません」
当たり前だバカと頬を摘まれる。痛い。
「第一、俺は吸わん。」
そんな…!!!
「一本でいいんです色気をください」
「お前は本当に反省してるのか?」
「してますから両方つねらないで…」
吸っても美味しくなかったし、こんなもんかって思って捨てるところだったんです、と一応説明する。
「………酒とかも飲んでねえだろうな?」
「神様に誓います、水と間違えたとかじゃない限り飲んでません」
(猛省しろクソガキ)
(ごめんなひゃい)
(身長伸びなくなるからな)
(そんな…)
(肌もくすむぞ)
(つらひ、)
(体力も落ちる)
(ごめんなひゃい)
(…イタズラが過ぎるぞ、くましろ)
(イタズラのつもりは…嘘です、なんでもないです)
陽が落ちて暗い中、振り返って煙がもくもくと口から出てるくましろちゃその妖艶な雰囲気に一瞬驚きすぎて固まってしまう相澤さん。
くましろちゃそは美人さんなので、絶対タバコ似合うと思います。