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3 ストーカー
「なんか…最近どこにいても視線感じる」
「アホかバカ」
爆豪くん、ひどくない?
「本当だって!!トイレ居るときも感じるの!怖くて振り返れないけど…A組誰か霊感ある人いない?」
「くましろくん、幽霊とか見えるの?」
「見たくない…怖いよぉ出久ぐん、」
抱きつく。お願いトイレついて来てって言ったらさっき怪訝な顔されたから理由も兼ねた説明。
「幽霊なんか居るわけねえだろアホ、生き霊の個性だったとしたら別だけどよ」
爆豪くんのチョップが頭に飛んで来る。地味に痛い。生霊…考えたこともなかった。
「視線は家にいるときも?」
出久くんが痛む頭をさすさす撫でてくれる。やさしい。
「家は…まだ…。学校いるときとかはすごい感じる。でもいつかは家でも視線感じると思うと、生活に支障が出る…振り返れないからムーンウォークで生活することになる…」
「ムーンウォークで家の中移動は確かに嫌かな…」
超嫌だ、階段とか降りれないじゃん。辛さしかない。
放課後、相澤さん待ち。放課後まで誰かの視線を感じるのは最近になって急に増えた。怖くて今日は無理言って一緒に帰ってもらうことにした。
今日もまだ、誰かに見られてる感じがする。後ろばっか振り返ってる不審者でしかない。なんで学校内でこんな怖い思いしなきゃいけないんだろう。
「怖い…」
このまま相澤さんの家に毎日帰ってたら、相澤さんの家特定されそうで怖い。相澤さんに相談しようにも、視線があるなら盗聴とかされて聞かれてそうだし…。
とりあえず職員室に行こうとスタスタ歩いてると、急に後ろからビシバシ感じてた視線がなくなる。
「わぶ」
後ろ振り返って歩いてたら人に思いきしぶつかった。
「あっ、ご、ごめんね、」
「いや、べつに…」
大きくてひょろ長い。障子くんくらい背の高い人だ。
「あ、ま、待って…ヒーロー科のくましろくんだよね?」
「…そうだけど…何?」
手を掴まれて振り払えもできない。馴れ馴れしいなあ。
「その、あの…」
もじもじするのはいいけど、手は離してくれない。遠慮がちに見えるけどめちゃくちゃ一方的だ。オレのことなんて考えてない。
「いっ、いつも、個性で君のこと見てて、ごめんね、嫌だったよね…!最近…顔つき…嫌そうだったから…もう、しないから…」
「ああ…君だったんだ、」
幽霊とかじゃなくてよかった…。そっちの安心感が強い。
「ごめん、その、ただ君のファンで、どういう食べ物が好きなのかな、とか…知りたくて…ほんとに!ほんとにそれだけでっ」
おどおどと話すその子。
「うん…一方的すぎるし…お化け急に見えるようになったのかなとか…いろいろ怖かったし…」
夜眠れない手前まできてた。よかった、生きてる人の仕業だと判明して。お祓いとか調べてたから。
「…そのまま終わらす気か?」
んおいっ、ビッッックリした物陰から急に出てこないでよ…!!
「心臓いった…」
「甘いんだよお前は…。視見…てめェ一年の時からだぞ、その覗き行為注意すんの。今回ばかりは職員会議にかけるからな、接触禁止だ離れろ」
急に出てきた相澤さんに驚いてたらもっと驚く事実、この人上履きのカラー的に三年だしずっと注意されてきてるっぽい。未だ掴まれたままの手を相澤さんが間に入ってベリっと剥がされる。
視見さんという人がしょんぼりして帰っていった。
「相澤さん…出てくるなら出るよって言ってくださいよ…まじでびっくりした…」
「隠れてる意味がねえだろ、それ」
心臓付近をマッサージするようにさする。
「なんでベストタイミングで…?それも怖いんですけど…オレ、なんも言ってないですよね」
「緑谷と麗日と飯田が言いに来たんだよ…なんでさっさと言わなかった」
「いや…家では感じなかったから最初気のせいかなって…あとなんか会話を聞かれたら嫌だなって思って…」
顔が怖いんですけど…。
(お前俺が居なかったらそのまま終わりにしようとしてただろ、あいつしつこいからな)
(すみません…)
(クマできてんじゃねぇか、寝てねえのか)
(お化けかなって…ちょっとこわくて)
(アホかクソ)
(まるで爆豪くんみたいなボキャブラリー…)
(今日は早く寝ろよ)
(はい、相澤さん)
(あと30分もしねえし、職員室居ろ。視見の会議は明日だ。)
(あの……)
(…お前とアイツは全然違ェよ、何も言ってねえのに凹むな)
(はい…)
このオリジナルキャラの視見くんの個性は透視で、スコープのように見たいと思った人がどんなに遠くにいても見えちゃいます。
だからいつも後ろから視線を感じるのに誰も居ないという怖い状況を2週間近く味わったくましろちゃそ…家では感じないけどいつか感じるようになったら、とかこれが人の何かだったらメディアに一切でない相澤さんに迷惑がかかるのでは、と思惑しまくって隠してしまったことを優しく怒られます。