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2 スイッチ
*相澤消太(?)
「っふふ、あっはっはっはっ!!やばウケる!!!」
「何もウケねぇ、黙れガキ」
「えー?今どっちがガキっすかぁ?」
殺すぞこいつ…。と姿だけなら自分を睨み上げる。
寝ぼけて転んできたこいつと頭を思い切り強打し、中身が入れ替わった。
「相澤さんの顔ウケ、ひっひ…!」
「汚ねえ笑い方すんな」
マイクみてえだぞ、と釘を刺す。箸が落ちても笑うような年齢だからか、ずっと笑い転げてる。
「表情やばい、あっはっはっ!!!」
1つ言いたい、お前の体と顔だ。どうすんだよ今日…
「オレはオレなんですから、このまま授業出ればいいじゃないスか」
「少しは見た目気にしろよ」
「じゃあなおさら大丈夫ですよ…うっわ、かっこよ…鏡見れない…」
体はあれだが個性は丸々俺の抹消が使える。くましろの体だからだろう、ドライアイじゃないからいつまでも個性が発動できる気がする。便利だ。
「顔洗わないと…相澤さんも洗ってくださいね、でこれ洗顔後にビシャビシャつけてください。肌荒れするから」
いつも熱心に化粧水やらなにやらつけてるくましろを思い出し気が滅入る。
「こんな面倒なモンやんなきゃいけねえのか…」
「慣れればなんともないですよ、んでこれで寝グセとって…」
頭はやってくれ、と丸投げする。
「相澤さん、ほんと肌キレーすね…むかつく」
「はいどうも。俺の髪の毛までサラサラにすんなよ」
「はーい。」
…とりあえずマイクに電話して、いち早く校長に伝えてもらおう。学校先で転んでこうなったということにする為にいつもよりも早く出なければならない。
「準備しろ、早めに行くぞ」
「え、お弁当は?」
「…食堂で食えばいい」
「相澤さんも一緒に?」
矢継ぎ早に質問が飛んでくる。
「…わかった一緒に行く、から早よ着がえろ」
「はーい、あ、待って汗臭いのやだからこれだけ」
プシュ、とコロンをつけられる。いつもくましろから香るウッド系の香りがする。
「おいコラ、なんでテメェが制服着るんだこっちに寄越せバカ」
「いや中身オレだから!毎朝やってるからつい…」
「お前はこっちだ」
いつも着ている服を投げ飛ばす。
「わ〜…本物のイレイザーヘッドだ…!」
毎日見てるだろ、と言うが一人称視点は別なの!と謎なことを言われる。
「何回見てもマジで相澤さんってかっこいいですね、ハンサム……どの角度も綺麗…なんなのまじ…」
まだ鏡で俺の顔を見てるくましろを引っぱり雄英へ向かう。
*オールマイト
プレゼントマイクが朝から大爆笑し、何事だ?となる職員室に響く一言。
『神代と相澤の中身が入れ替わったらしい!!』
職員室に二人がいつもより早めに着けば、確かに。
くましろ少年は、子犬とよく形容されるだけあって目がまるまるしている。(女子から可愛いってよく聞くぞ!)
その目が半開きというか、ちょっと目つき悪いというか…逆にいつもそんなに開いてない相澤君の目の方がパチパチしている。顔つきだけでも入れ替わったのがよく分かる。
本当だったんだな…。
「ヒゲなれない~、ジョリジョリする。剃っていいですか?」
「…ダメだ」
「ええ~剃っても絶対ハンサムなのに…」
分かったから静かにしろ、と見た目だけでいうとくましろ少年が相澤君を撫でている…。とてもややこしいぞ!!
「困ったことになったねぇ。今日はどうするんだい?」
校長先生がそこまで困ってなさそうにやってきた。おおかた、面白がっているのだろう。
「クラスには事情を話してコイツは授業を受けさせます」
「もっかい頭打ち付けるしかないんですかね…?結構痛かったからすごい嫌なんですが…」
「慣れないなあ…」
そう零すと、外が相澤くんの中がくましろ少年が顔を覗き込んでくる。
「オレオールマイトとも入れ替わってみたいな〜」
「こら、ダル絡みするな」
「なんか…元気な相澤くんってこんな感じなんだね」
「オールマイトさん、それギリギリディスってますよね」
はあ、とため息を付いた相澤くんに違うよ!と否定しておく。
*神代くましろ
「ほ、ほんとうにくましろくんなの…?」
出久くんが恐る恐る、といった感じで聞いてくる。
「ほんと!今日は誰にも抱きつくな、近寄るなってさ。変な噂立つからって…とにかくじっとしてろって言われてつまんない〜」
相澤さんのためだ、今日くらい我慢するけど…。
「わあ、ほんまにくましろくんや…。制服着てこなかったの?」
お茶子ちゃんにも言われる。
「それがさ、…その姿で着てたら犯罪になる。って交換された」
「ぷぷーっ!」
お茶子ちゃん笑い出すから、つられて笑う。
「個性は一体どうなっているんだ?」
飯田くんもやってきた。
「個性は変わらずオレのやつ。イレイザーヘッドなりたかったよ~!無念…」
そしたら写真撮ったのに。
爆豪くんは相変わらずつねってくるし、常闇くんと尾白くんは優しいから心配してくれた。持つべきものは友。
朝事情を説明したけどやっぱり先生たちは慣れないようで、授業変わって入ってくるたびギョっとしてた。
特にひどかったのはゼンマイ。オレが答えるたびに大笑いしてゲラってた。同級生だって言うし、1番変化に気づいてるのかも。
「あ、あの!相澤先生!」
相澤さんと歩いてて背後から声をかけられる。今はお前だぞ、と相澤さんに肘でつつかれて後ろを向く。危ない危ない、無視されたとか言われて相澤さんの評価が落ちてしまうところだった。
ヒーロー科ではなさそうな女の子3人。なんだ、相澤さんのファンか?
「って、え!??!くましろくんいる!!?!どど、どうする!?」
おそらく声をかけてきたリーダー?みたいな元気のある子が隣の…外見はオレの相澤さんを見て固まってる。これは、もしや…。
「くましろくん、これお時間あるときに読んでもらえると嬉しいです…!じゃあ!」
やっぱりファンクラブの人たちだったみたいで、すごい勢いで相澤さんの手に手紙を押し付け、走り去っていく3人。
「…熱烈だな」
「凄いですね…足早…」
(あ〜…寝たら戻っちゃった……)
(なんで残念がるんだよ)
(だってハンサムな相澤さんいつでも見れてたから…)
(今だって向かいにいるが?)
(見つめられるのはちょっと…違うっていうか…)
(よく分からねえやつだな…何顔真っ赤にしてんだ)
(もー恥ずかしい無理!!!)