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23 遠出1日目の夜
*神代くましろ
夢だけ語るならホテルはミラコスタ!って言いたかったけど、さすがに高いし連日パークに入るわけじゃないから今回は普通のビジネスホテルに泊まる。
入浴施設が近くにあるか、ホテル内にあるのを条件に選んだ。
「…ねむ…」
「くましろ、床に倒れ込むな」
お風呂入ってなんとか帰ってきた。温泉みたいな感じで疲れが吹っ飛んだのはいいんだけど、お風呂上がりって疲れが倍増するよね。
部屋についた途端着替えをキャリーに入れるために座り込んでたら猛烈な眠気が襲ってきて、轟くんに寝るなって頭叩かれてる。
「だってねむい…」
「さっき歯磨いてたよな…?もう寝ろ、明日起きれなくなるぞ」
「ええ…でも今日の写真、アルバムにしてないよ」
LINEってすごく便利でアルバム機能があることを最近知った。今日ツーショットやディズニーの風景含めて400枚近く写真撮ったから、アルバムにまとめておきたい。ここWi-Fi無料だし…
「手伝ってやるから、終わったら寝ろよ」
轟くんのベッドに入り2人でケータイ画面をポチポチ操作してアルバムを作る。
「轟くん、最後のパレードの動画見せてよ」
「いいけど思ったよりブレブレだ」
おー…でもよく撮れて……ってあれ…?
「…パレード全然映ってなくない?」
「くましろのこと撮ってた」
逆じゃない?と聞くと逆じゃないって言い切られた。そのあまりの自信満々な顔に負けて、まあいいか…と見直す。…え、オレこんなだらしない顔で笑ってたの?なんかすごく恥ずかしいんだけど…
「…楽しかったねえ、轟くん」
「あぁ」
念願のウッディとバズにもたまたま会えて写真撮ってもらえた。轟くん、緊張してたのか終始真顔で面白かったな…。
「このスティッチも可愛かったな〜」
「くましろ、ディズニープリンセスには興味ないのか?俺の中ではディズニーっつったらプリンセスが出てくるイメージなんだが」
「あ〜なんか通ってこなかったな…小さい頃見てたのがアラジンとか、ピノキオとかライオンキングとかでさ…あとピーターパンとトイストーリー!
だから魔法のランプの妖精ジーニーとか、ライオンキングのスカーとか…王道プリンセスじゃないキャラばっか好きかも」
「テレビっ子だったんだな」
「同じビデオ繰り返して見てたな…話が面白いから」
轟くん、この間ツーショットあげてたSNSにまた今日の写真あげるつもりなのか写真選んでる。
「公開するの?」
「おぉ……やめといたほうが良いか?」
リアタイじゃないしいいんじゃない?と返す。明日は少し観光して帰るだけだしね。
「どれにすんの?」
「…これと…これとあとこれ」
おお、結構選んだね。カチューシャとかを買ってすぐのリトルグリーンメンのウィンドウの前で撮ったやつ、ウッディとバズに挟まれて撮ったやつ、パレード始まる前の人間こたつのときのだ。最後のだけ、2人とも明らかに疲れた顔してるの面白い。
マッサージしたりストレッチしたりして過ごしていると、相澤さんから電話がかかってくる。
「もしもし?」
轟くんはオレの保護者が相澤さんなのを知っているから出るね、とことわりを入れてから電話に出る。
『今どこだ?』
「ホテルですよ、お風呂入ってストレッチとかしてました」
『飯は?食ったのか?』
「…どうしたんです?なんかめちゃくちゃ過保護…」
あまりに詰めっぷりにそう零すと、轟くんが吹き出して静かに笑ってた。隠してるつもりだろうけどバレてるよ、多分。
『…ムカつく、すぐ物落とすし迷子になるし挙げ句パニックになって泣きわめくのお前だろうが…』
「それはぐうの音も出ませんけども………あ!夜ご飯買うの忘れてた」
『ほら見ろバカが』
なんてひどい暴言…、オレも轟くんもお土産買うあたりからのあまりの疲労に自分のごはんのこと忘れてた…と顔を見合わせる。
「まあ最悪、明日の朝食べればいいかなって感じなんですけど」
『キャリーケースにお前の好きなカレーメシ2個入れといたから轟と食え』
「なんてスパダリ……?!ひたすら好き……」
『スパダリじゃねえ、お前が抜けすぎなんだよ』
キャリーをみると、本当にカップのカレーメシ入ってる。轟くんはもう隠す気もないのか普通に笑ってるのでつま先を軽く踏んでおく。
「ありがとうございます…神…」
『食ったら早よ寝ろよ』
はい、と返事をして電話を切る。見越しすぎじゃない?びっくりしたしいつの間に入れてたんだろ…。
「さすが相澤先生だな」
「何笑ってんの轟くん、君の分までオレ食べちゃうからね」
初カレーメシだという轟くんのためにホテルの前にあるコンビニに行ってジュースと温泉卵買ってきた。
「はい、味変で温玉のせ」
「おお…!」
美味いな、と気に入ってくれたみたい。カップラーメンはよく見るけど、ご飯のインスタント食品って珍しいよね。
2人で仲良く食べてると、今度は轟くんのケータイが鳴る。なんだなんだ?と見てみるとさっき轟くんが投稿した写真にの通知たちだった。途切れずに通知来るから電話みたいになってる。
「おお、これ峰田くんが言ってたバズるというやつでは?」
「前回より凄えな…」
「このおそろいコーデ可愛いもんね、何日も考え抜いた甲斐があるってもんよ」
「バズの被り物もあったらよかったのにな」
「オレのほうが保安官みたいになってたよね、胸にバッチつけてたから…あ、これ峰田くんのアカウントじゃない?!
軽率バズコンビが…ってまた言ってる」
「返事していいぞ」
「え〜?じゃあ…峰田くんだ!って送っとくね」
「これ緑谷じゃねえか?」
あ、ほんとだ。
「出久くんも、今度行こうねってハートつけちゃお」
「ちゃんとくましろだって名乗らねえと多分俺の返信だと思われるぞ」
あ、たしかに…じゃあ、新規というところから呟くか…ていうか名乗るって何??侍かなんかなの?
「轟くんのアカウントジャックした、今だけくましろが返事するよって書いといた」
(待って、めっちゃケータイ熱いよ)
(爆発するんじゃねえか…?)
(こわ!!!!!)
(おい投げるな)
(轟くんが脅かすからじゃん…冷蔵庫にでも入れる??)
(そんなことしたらぶっ壊れるだろ)
(爆発するかもしれないじゃん…)
(冗談だ、真に受けるな)
(轟くんの冗談マジっぽいんだよ…ねえ、明日どこ回る?)
(なんか食いてえ、今日甘いもんばっかだったから)
(浅草とか行っちゃう!?)