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11 そんなに猫がいいなら
「…そんなに猫がいいなら、猫カフェ行ったらいいじゃないですか!」
個性の事故のせいで、1日猫になってしまった先日。
あの日以降、事あるごとに猫にならないか確認してくる相澤さん。
最初は受け流してたけど、先日の写真をジーと見てたりおもちゃ出してきたり、都度確認されたりでムカッときてしまった。
そんで、寝室にこもる前に言ったのがさっきの言葉。
ていうか、相澤さん…。猫になったときのほうが少し優しくて表情も優しかったよな…。ムカムカ。中身おんなじオレなのに。
「くましろ、」
「びっっくりしたもう、、忍びじゃないんですから…!」
ドアいつ開けたの?いつの間に背後に居て肩が跳ねた。
「ノックしたが聞こえなかったか?」
「全く……考え事してたからかも…」
聞けよ、と怒られる。
「悪かったよ、へそ曲げんな」
「……言っときますけどあの日の記憶ちゃんとありますし、中身オレですからね!頬なんか抓らなかったくせに…」
「…猫の自分にヤキモチ妬くなよ」
「妬いてない」
妬いてるだろ、と頭を撫でられる。
「……猫なんて嫌い」
「……ふっ、くっくっ…あっはっはっ!」
相澤さんが爆笑し始めるので睨む。
「悪い、大笑いするつもりはなかった。…くましろ、こっち向いて」
「なんですか、もう…」
笑われてばっかり。
「猫になったお前が可愛かったから、もう一回見たかっただけだよ……
猫にヤキモチ妬くな、お前が可愛かったんだから」
「……じゃあ人間のオレも可愛がってくださいよ…」
「失礼だな、可愛がってるだろ…よっこいせ」
オレを足の間に入れるようにして頭に顎を乗せてくる相澤さん。顎置きにされてる…。
「なんだ、背中とか吸えばいいのか?」
「それは嫌です…」
あのあと猫吸いされつづけて大変だったんだ。やったことないから分からないけど、猫っていい匂いがするらしい。
ずっと日向ぼっこして寝てるから、イメージは干したての布団みたいないい匂いがするらしい。その匂いが猫好きには癖になるんだとか。
人間においてはただただ汗臭かったりすると思うので嫌すぎる。
「じゃあ手でも握るか?…ほら手」
「…あったか…」
「風呂入ったからな」
手がもたらす効果って絶大だよね。
小学生の頃、真っ暗な学校に忘れ物取りに行ったとき同行してくれた先生が手を繋いでくれたんだけど、その時も手繋いでるだけですごい安心感があったな…。
「……安心しますね」
「そうだな、お前手握られるの好きだよな」
「安心します、落ち着くから」
「そうだな、落ち着くな。……前雷凄かったときもこうしたな、泣き喚いて宥めるのが大変だった」
「だって近所に直撃したんですもん…衝撃凄かったじゃないですか…音も相まって爆撃かと思いましたよ」
「なんだってそんなビビりなんだよ」
「…逆に突然の大きい音とかびっくりしないんですか?」
見上げる。相澤さんがびっくりしてるのあんまり見たことないかも。
目をまん丸にして放心してるのはクラスとかで見たことあるけど…。ビビり以前にめちゃくちゃ驚いている、っていう様子を見たことない。
「…びっくりすることはあるが、なんというか…そこからパニックとかにはならないな」
「いいなあ」
「お前すぐパニックになるもんな…」
「色々嫌なことが先に出てきちゃうんですよね…」
(……機嫌直った?)
(直りました)
(単純で結構、アイス食うか?)
(え!いいんですか?)
(いいけど一個にしろよ、一気に5個も食うな)
(え〜〜)
(腹下すぞ)