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6 例えるなら?
*相澤消太
くましろがまたたいと、やつきとテレビ通話してる。
ケラケラ笑ってひっくり返ってまた笑って。飽きない奴らだ。
「相澤さんのも考えようよ」
そう聞こえて目をやれば、もうこちらに向かってきてるくましろ。
「相澤さん、アンパンマンわかります?」
「流石にな」
なんだ、急に。国民的アニメと言われても頷けるものは流石に分かるぞ。
「いま、たいととやつきでお互いがアンパンマンのキャラなら何かって話してて…」
「…あんな1000人以上も居る中から絞れんのか?お前」
優柔不断なくせに…
「10分の1も知らないです、多分」
「…お前は何だったんだよ」
少し気になる。
「やつき曰く、ロールパンナちゃんだそうです」
…ロールパンナ…。どれだ、どんなんだ。コレですと言われて見た画像とくましろを照らし合わせる。
ああ、確かに…雰囲気は似てるな。少し中性的な雰囲気。
「オレの1番好きなキャラ、ロールパンナちゃん…かっこよくないですか!?このリボンで竜巻起こすんですよ!?強くないですか?主人公パンチなのに、こっち竜巻!!!」
「分かったから。…やつきは?」
「さっきキレられたんですけど、やっちゃんはクリームパンダちゃんです」
『絶対ちゃうって〜!!!』
「…ふ、まあ一理あるな」
そう言いあのジャンケンしてるやつだろ、というとくましろにはロールパンナちゃんを知らないのになぜクリームパンダちゃんは知ってるんだ、浮気者!とキレて、
やつきにはあんな赤ちゃんみたいなやつちゃうわ!とキレられた。
「そうやってすぐキレるところとクリームパンダぽいぞ、やつき」
そう言うと画面外へ出ていってしまうやつき。なんでそんな嫌がるんだ。
『相澤さん、俺は?何っぽい?』
たいとか…。
「たいと…あれっぽい、しらたまさん!」
誰だよ…。サイトを見てみると歌とダンスが上手いトップスターというキャラ。どちらかというと宝塚っぽいが、まあぴったりではある。
『相澤さんはなんやろねえ』
『見た目当てはめるのもむずいよなあ』
「相澤さんはかっこいいからおむすびマン」
『希望やんそれ…』
おむすびマン、と検索する。ああ、こいつか。見てみるとずいぶん懐かしい顔ぶれがいっぱいいる。
『あ!!!やっちゃん完璧なの思い浮かんだ、食パンマンやろ!!で、くましろはドキンちゃん』
少しからかうだけで顔を真っ赤にするくましろを思い浮かべ思わず吹き出す。
(なんで笑うんですか…!)
(いや、ぴったりだなと思って)
(あそこまでワガママではありませんが!?)
(でもくましろ、相澤さんにゾッコンやん)
(そのゾッコンぶりだけ見たら、ドキンちゃんやで)
(え〜ロールパンナちゃんがいい…かっこいいから…)
(じゃあ相澤さんメロンパンナちゃんにする?)
(それもアリやなあ!)
(どれでもいいんじゃねえかよ…)