Alien
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「…はあ…」
「なんだため息なんかついて」
「行きたくないんですマリッジブルー!!!」
「誰と結婚式あげるんだお前」
はやく荷物詰めろと投げられる。
うう、この間の訓練でゴーグル壊れちゃったし…。
「なんだ、もう壊したのか」
「大事に使ってましたよ」
そりゃもう、かなり大事に。
「じゃあ俺のやる」
「…だって間違えて手から落としたらフレームがはず、え!?!」
俺のやるって言った!??!
「お古だけどな」
「~~~~!!!!!」
「壊すなよ」
「壊しても糊でくっつけます!!!家宝!!!!」
こんな大層なもの!!!!
「それ持って1週間頑張ってこい」
「相澤さんごと持って行きたい」
殴られた。いた。照れ隠しか。殴ることないじゃんね。
ほぼコスチュームで動き回るしコスチューム以外は制服だと思う。
なんか過ごしやすいように一応パジャマ的なのとハーパンとか少しだけ持ってる。あとは下着ね。洗濯機があると思うから本当に少量。
「分かりました?相澤さん。帰ってきたからゴミ箱漁りますからね。
ゼリーのゴミ捨ててあったらオレ怒りますからね。」
タッパにおかずをたんまりと作って何個か入れてある。
1週間は持つだろう。お昼は食堂とかにしてほしい。
「分かったよ。6回目だぞ」
「だって相澤さんすぐ怠けてゼリー食べるから!!」
「ゼリーが怠けってどういうことだよ」
「ちゃんとご飯食べてくださいね!!!
マジで!!!お米の炊き方分かります?!」
「そんくらい知ってる」
「心配だ~寂しい~離れたくない~」
そう言ってひっつくと駄々っ子かよ、と笑われた。
「頑張るので、なんかご褒美ください」
「1週間後…何もなく無事に帰ってこれたら…そうだな…。思う存分くっついてていい」
「…それいつもやってません?」
「お前のいつもが贅沢ということを知れ」
それで全然やる気出てくるから凄いけど。
「エンデヴァーさんかあ…はあ…」
「なんだ、お前が希望出したんだろ?」
「そうなんですけど、…その…体育祭の時かなり生意気なこと言って明らかに怒らせちゃったんですよね…。
どうしよう…会った瞬間燃やされたらどうしよう…死にたくない…相澤さん残して死ねない…!!!!」
「何言ったんだよ」
「…あなたはあなたで、轟くんじゃないし、轟くんはあなたでもない。決してあなたは轟くんにはなれない……的なことを…」
「あ~…そりゃ燃やされるわ、」
「嫌だァァアアアァァア!!!!」
何笑ってんだよ!このヒゲ太!!!
「なんだって初対面の人に向かってそんなこと言える勇気あるんだよビビりのくせに」
「いや~、だって…」
ああいう部類苦手だから直感で、というと犬かって言われた。
「まああの人も大人だ、みんなの居る前でいきなり燃やしたりしないだろ。」
「…何それ、2人きりになった瞬間燃やされるってこと??」
「…OK出されてんだからプラスにとらえろよ」
「怖がらせてるんの相澤さんだよね?」
くっくっ、て笑ってるの見えてるからね???背中に頭をゴスゴス打ち付ける。
「痛えよ」
「マッサージですマッサージ」
「なってねえな…マッサージっつうのはこうやって、」
くる、と相澤さんが向き直ってくる。俺の右足を掴んで、相澤さんの足の上に置かれる。
「!!??!!?いだいいだい無理無理無理死ぬ死ぬ!!なんで足つぼなの!!!!」
「お前きっと頭が悪いんだな、めっちゃ凝ってるぞ」
「適当ですよねそれ!?!?」
頭が凝ってるってなに!?
(まあ安心しろ、轟も居るから)
(轟くんに守ってもらおう…)
(ダブルで焼かれたりしてな)
(相澤さん?ちょっと笑ってません?)
(いや2人から燃やされてるとか敵でもなかなかされねぇよ)
(される予定もされたこともないですけど?)
(まあ骨は拾ってやるよ)
(死ぬ前提なの?)
(わかったからひっつくな苦しい)
(愛情表現です)