Alien
Name
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「そうだ、ヒーロー名は決まったの?」
あ!そうだ!!後でみんなのも教えてもらおう。
「決まった!超カッコいい!!自負!!相澤先生と決めたから!!」
ピースサインをする。
「五郎でもカッコいい!って言ってたから、私は若干心配よ…」
「静止ヒーロー "
カタカナにしてイレイザーヘッドとおソロにするか、英単語でかっこよさ重視するか悩んでる」
「おい、それだとまるでカタカナのイレイザーヘッドはかっこよくないって聞こえるが」
「なに言ってるんですか?あんたはひらがなでもカッコいいっすよ」
いれいざーへっどでも滲み出るかっこよさ。
「どういうことだよ…」
困惑する相澤さんに、耳郎さんが「たぶん、相澤先生にまつわるものならなんだってかっこいいってことだよ」と天才的な注釈を入れてくれた。ブンブン頷いておく。
「もしかしなくても、天才?」と尋ねると「じゃあA組は天才だらけになるよ」と笑われた。
その注釈を聞いてもなお、相澤さんは理解できないようだった。なんでよ。言葉のままなのに。
「イイじゃない!!ニュートラル!ん〜…私は、英単語の方が垢抜けてる風に感じるけど。」
こっそり耳元で「後で意味と経緯と何故泣いてたのか詳しく教えてね☆」って言われた。峰田くんが羨ましい!って叫びながら爆散してた。
neutral、ニュートラル、
中立、中性。
仮の名前決めのあと、お昼の時間。ミッドナイトに理由を説明しに職員室へ来た。
「はあ~~なるほど!意味もしっかりしててイイじゃない。中立ね…正義の道を突き進むのもかっこいいけど、中立的立場で善し悪しを決められる人ってなかなか居ないよ、くましろちゃん」
時にはその人の正義が悪ってこともあるしね、と言ってくれるミッドナイト。
「はぁ、相澤先生はめちゃめちゃ慌ててるし、くましろちゃんはすごい泣きそうな顔してるしで本当に焦ったわ」
「ごめんねミッドナイト…献上品のオムレツあげる」
「ん~~!!!ウマイ!」
「職場体験の行き先は。候補だけでも決めろ。今すぐにだ、ただでさえ優柔不断なんだから」
「…行きたくない」
「あ?」
「1週間も相澤さんと離れるなんて……あまりに辛い…」
嘘泣きすると頭を小突かれる。ていうかさっきしれっと「今すぐに」とか言ってなかった??期限まで1週間以上あるのに??
「嘘泣きすんなバカ。それに受験期はもっと離れてたろ」
「…確かに!1ヶ月弱!!!」
「声デケぇ。1週間なんてチョロいだろ」
「うん頑張ります!!!」
「さあ決めろ」
ザッとオファーが来てる事務所欄の書いてある紙4、5枚を広げられる。
「手馴れてる…さすがよ」
ミッドナイトが頭を撫でてくる。
「こうもいっぱいあると…うゔん、」
全部同じに見えてくる。てか5枚分から数個の志望先を決めるの…!??めっちゃ大変…。
あんなに目立たなきゃよかった…。
「そう言うと思って分野ごとに分けといたぞ」
よく見ると右の項目に事故とか、対人、とか書いてある。
「え、待って…??あまりにデキる男すぎてつらい、スパダリじゃん…!結婚してください」
左手でリストを持って、握手の形で右手を差し出す。
「プロヒーローになってから口説くんだな」
右手をリストに戻されながら即答。もうちょっと悩む素振りしてよ!!
「じゃあ、プロヒーローである相澤さんが口説いてくださいよ!!!please say !!!」
相澤さんの隣に立っていたゼンマイがお茶を吹き出した。
「逆転の発想かよお前…」
「早く口説いてください!!!!」
「分かった分かった結婚しよう…んで職場体験先を決めろ」
ジタバタするなと頭を叩かれる。 紙を集中して見てると、飯も食えバカ、といらない一言と共に横からおにぎりを押し付けられるので食べる。
「します決めます、大好き!!!」
「あっひゃっひゃっひゃ!!!そんな流れ作業のプロポーズあるかよ!!」
すごい笑い方だなゼンマイ。噎せてるし。
(エンデヴァーさんと、フォースカインドさんと、ガンヘッドさんと…)
(肉弾戦系ばっかだな)
(遠距離とかは相澤さんにも教えてもらえるのでいいけど、近距離の肉弾戦不得意だから…爆豪くんとやってて痛感しました、近距離戦できなさすぎる)
(相澤さん、午後も頑張るので口説いてください。)
(そんな易々と口にしてたら貴重性がなくなるだろ)
(なるほど…じゃあオレのもこう、そんなにときめいてないってことですね!?これからは月1にします!)
(それも結構な頻度だけどな)
(徐々に削ります!!!)
(絶対無理に500円)
(すぐお金賭けてるけど、誰と賭けてるんです??)