Alien
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「出久くん!!!!!」
「グォッ!?」
オールマイト(小さい方)がびっくりしたのか、吐血したの見て固まってたらリカバリーガールから怒られた。
「こら!アンタさっき客席から飛び降りてたでしょ!まったくもう、」
「もう相澤さんからありえないくらい締め上げられたんで許してください…」
死ぬかと思ったよ…。
「もうそろそろくましろ少年の番だよね、」
「頑張りま…じゃなくて、出久くん大丈夫なんですか?」
「コラ、泣くんじゃないよ!これから手術さ。死にはしないから泣くのはおよし。」
リカバリーガールによしよしされる。そんなこと言われてもさっきの見てたら心配にはなる。すごい衝撃だった。ダメージ2倍関係なく普通に…気絶して当然の衝撃だった。
「それより…アンタはコスチューム着ないのかい?」
ダメージ2倍だろう、と言われる。ミッドナイトにも確認された。
「なんかこう…コスチュームとか使わないと発動しない個性って訳じゃないから、ルール違反な気がして…」
「…ケガ、しないように気をつけるのよ」
「くましろ少年、私からも言っておくぞ。教師一同、君のダメージ2倍は危惧しているのだ」
もちろん、相澤くんも。と付け足される。
分かってる、人使くんと別れて締め上げられてた時にも確認は6回くらいされた。
『本当に着けなくていいのか?』
『なんか、嫌なんです。ズルみたいで…』
『別にズルじゃねえだろう、…自ら痛がることはねえだろ』
心配そうな、その顔。ちょっと罪悪感出てきたやめて!!!!
『でも、いいんです!オレ頑張れますから!相澤さんが放送席から見てるって事実だけで!あと頭を撫でてくれて抱きしめてくれたら300倍頑張れます!』
『ちゃっかりしてんな本当…こっち来い』
『やったー!!』
「まあ、俺の場合…治癒もあるからそれも使いながらできますし。
なんとかします!リカバリーガール、出久くんをお願い」
「フフ、任せなさいな」
控室に戻る。さっきの衝撃でとんでもないことになったので、会場の整備と客席の安全確認を行ってるそう。
遠かったオレたちの席でもあれだから、近くの客席なんて髪の毛とか焦げたのでは?
もし客席のプロヒーローたちとかに怪我が生じた場合、責任取らされたりするんだろうか?コワ…
「くましろくん!」
お茶子ちゃんと飯田くんだ。来てくれたんだ。
「2人とも…上でゆっくりしててよかったのに」
「なんか落ち着かなくてさ…ソワソワしちゃって」
ちょっとわかる。
「やだな〜オレなんて紹介されるんだろ〜ゼンマイの選手紹介基本失礼ベースだから超嫌だ…」
「くましろ君を失礼に紹介できるものか…?」
飯田くん、サラッと超嬉しいこと言ってきた。
「…2人に、お願いがあるんだけどさ。」
「「??」」
「もしも、誰かが母さんの…死神のことで野次ってきたら、
それ以上に名前呼んでかき消してくれる?」
「任せて!」
「僕も全力で手伝おう!」
ありがとう、と2人にお礼を言う。
開始のアナウンスが鳴り、2人と別れる。よくストレッチをして…
なんかこうして皆に見られると緊張するもんだな…
(ありゃ?神代出てくる場所違くねーか?ま、いいか!)
(ドがつく方向音痴だな)
(悪口禁止〜!間違えただけです!)
(そんなにねえ控室をどう間違えんだよ)