Alien
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俺がオールマイトへの比較的軽めの呪いを呟いていると家に連れてかれた。
何日も家を空けたりすることなんてザラだ、親子関係なんて冷え冷えだ。南極に負けないくらい冷えてる。南極北極は最近温暖化だけど我が家には温暖化現象なんて訪れてない。
多分、一生来ないかな。
「…すいません、すごく今更なんですけど…誰ですか?」
「ほんとに今更だな…相澤消太」
はぁ。いや聞いても知らないけどな。
お前はと聞かれ名前を名乗る。
「神代くましろです。」
「(神代さんとこのか……母親に顔そっくりだな…
あの人も性格は下水に劇薬混ぜたような人だからこうなるのも仕方ないか)
そうか。好きに呼べ、俺も好きに呼ぶ。」
はい、と返事した瞬間にもう眠い。人の家に来て早々眠気訪れるこの図太い性格。きっと何かの役に立つと思う。
「はっ、随分お子様だな。眠いのか」
鼻で笑ったぞこの人…
「相澤さんに言われたくもないスけどね、明らかに眠そうですよ顔」
今7時とかじゃないんだぞ3時だ3時。眠いわちくしょう。
時間も時間だしと布団を出してくれたのですいません、と言って借りる。
「…お前は、」
「?」
「正直ひねくれ過ぎだが、ヒーローにはなれる。…ひねくれ過ぎだがな」
「え……あ、りがとうございます…?」
初めて言われたことだから、なんて返せばいいか分からなかった。あぁ、と言いたいこと言ってすっきりしたっぽい相澤さん。…変な人…
「…そういえば今日いた公園で、前に相澤さんと正反対の人に会いました」
「…正反対?」
「俺みたいな…子ども?ちょっとなんか雰囲気は怖かったけど、初めて同意してくれたなあ…。
ただ、なんか知らないけどオールマイトの事はめちゃくちゃ毛嫌いしてて…」
いまでも鳥肌立つ。怖い。ブツブツなんか言いながら迎えに来ると言っていたことも気がかりだ。本当に来そうだし
「…お前それ……絶対敵だぞ」
相澤さんがため息つきながら言う。
「えっ!?」
(………)
(そんな驚くか?雰囲気もやばかったんだろ?)
(いや、聞き間違いじゃなきゃ迎えに行くとか言われてるんでどうしようかな〜って)
(死んでも逃げろ。…お前はクソひねくれ過ぎてるし、ヒーローを憎んでる部分も大いにあるから)
(いつ向こうに引き込まれるか、分かんねェぞ)
((クソがついた…))
Fin.