Alien
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先にお風呂入りたい!!!とジタバタ要望したら泥だらけだし入ってこいとマンダレイさんたちに言われてヒャッホーウ!とお風呂入りに来た。
洗濯どうしたらいいか聞いたら漬け置きしとけって言われた。洗濯機がドラム式で新しい。施設を見てもすごく新しいからいいところだなあと思った。
しかも、露天風呂…!
「…ごくらくゥゥ…」
「沈んでんぞボケ」
爆豪くんに引き上げられるので肩借りたら頭落とされた。溺れるところだった。
「ひどい。いいもん轟くんの肩借りるから」
「勝手にしろアホ」
語尾に悪口つけないとだめなルールでもあるのか??
「…くましろ…」
轟くんの左肩に頭乗っけてたら、轟くんが頭の匂いかぎだした。
「やめてよ!恥ずかしいんだが??!」
悪い、と全く思ってなさそうな顔で謝られる。
「頭からフローラルな香りする」
「花でよくない?なんでフローラルだけ英語なの?ゼンマイ目指してる?」
そうツッコむと、ゼンマイ目指してる?が気に障ったのか耳を引っ張られた。痛い。暴力的な人なんでこんな多いの。
「轟の言う通り、お前髪サラッサラだよな〜。あと女子みたいな匂いする」
「そうかな…?シャンプーの問題?」
「何使ってんだ?」
切島くんに続き上鳴くんも会話に入ってくる。頭嗅ごうとしてたから手のひらで頭を包むようにして守った。
「テキトーに買ったやつ……なんだっけな、ASAみたいな名前のやつ」
「あ〜あの髪サラッサラになるって話題の!」
さすが上鳴くん、知ってるんだ。この間のSNS以外にもいろんなアプリ網羅してるみたいで、情報通だ。
「シャンプー売り場に随分モノ増えたよね、何買えばいいかよくわかんないから売上No.1のもの買っといた」
「あれ片方詰め替え1000円ずつするだろ、すげーな」
そんな高いんだ…。相澤さんに適当にかごに入れて精算してもらってたの申し訳ないな…。相澤さん、自分がサラサラになりたくないからって言う割にオレのお風呂シリーズはトリートメントやヘアパックまで一覧全部買うんだよね。
「おま、トリートメントしてんの!?」
「しないとギッシギシになるから…」
峰田くんに2度見されたけど、使わなかったら相澤さんが嫌味ったらしく拗ねるんだもの…!!せっかく買ったのに、とかお前の髪の毛梳くの好きなのに…とか言ってくるから使って消費せざるを得ないんだよ…!
ヘアパック後、もう一度体洗って湯船入ってお風呂から出る。疲れが吹っ飛ぶような気持ち。
「あ〜露天風呂よかった〜…」
「くましろくん、パンイチで寝ないで!?」
出久くんに肩を揺さぶられて起きる。お風呂はいると一気に眠くなるな…。
急いで着替えてこれまた相澤先生が全部そろえてきたミストとかヘアミルクとかを習ったとおりに髪の毛につけてドライヤーで乾かす。
「「「女子じゃん…」」」
切島くん、上鳴くん、瀬呂くんが後ろからジトーとした目で見てきていた。
「やらないと怒られるの」
「誰にだよ…」
「保護者に」
轟くんは誰か分かったようで、ちょっと固まってた。びっくりするよね、自分はやらないからね。人の髪の毛触るの好きらしい。
よし、やっと乾いた。冷風モードだからそのまま背中に風を流し込む。すずし〜。
「わ、すっごいサラサラ…!」
「オレは出久くんの天パ羨ましい、湿気すごいと出るけど弱めだからなぁ〜いいなあ〜くるくる」
出久くんに頭を撫でられたので撫で返しておく。自由自在に今日はストレート、今日は強めの天パ!て選べたらいいのに。
「出久くん、これ使う?」
「なあに?それ…スプレー?」
「柑橘系の匂いで、シュッてやるとスースーするの」
やるやる!と言われたので首と背中にやって、オレも自分の背中と首にスプレーする。いい匂い〜。
「すずし〜…」
クーラー効いた部屋でやると効果絶大なんだよね、と溶けるような出久くんに返す。
明日からは自分等でご飯を作れ、と地獄のような指令が聞こえたけど今日は食堂みたいなごはんが出てきた。
お腹すいた…。
「うま……」
染みる…。周り結構バクバク食べてる中、ゆっくり食べてると相澤さんがヌッと隣に座ってくる。
「……食ってねえな」
「食べてます、皆が早いんですよ…」
出久くん、もう2杯目のおかわりしてるし切島くんは大盛りでよそってきたはずの2杯目が半分以下になってる。もしかして噛まずに飲んでる??
……え、何もしかして完食するまで隣で見てるつもり!??机に肘ついて猫みたいに見られてるとすごく食べにくい。
「…すっごい食べにくいです、、」
「監視だ、少食ヤローのな…切島、瀬呂。きちんと噛んでから飲み込め」
アンタだってそんな食べないでしょうが!と思ったらやっぱり噛んでなかった。大食いの人も噛まないって言ってたし、早いスピードでいっぱい食べる人はやっぱ噛んでないんだな…。
よし、完食!なんとか食べきった。
ごちそうさまでした、と手を合わせるとまたおでこに手を当てられる。
「?熱ないですよ」
「朝顔色クソ悪かったろうが……胃もたれ?だったか。アレは治ったのか?」
「走り回ってるうちにいつの間にか…なんだったんでしょう?」
「まあ治ったならいい、今日は早よ寝ろ」
はーい、と返す。はいだバカと頭を小突かれる。
(え、爆豪くんの隣やだ!寝相悪そうだもん)
(あぁ?!?良いに決まってんだろボケが!!)
(顔面蹴ってきそうだもん、轟くん間に入ってよ)
(ブッ飛ばすぞテメェ…!)
(悪い、俺も蹴られるのはごめんだ)
(轟テメェもまとめてブッ飛ばす…廊下出ろや!!)
(あ、硬化の切島くんに入ってもらう?)
(それいいな)
(話聞けや天然バカ2人ボケ!!!)