29 素敵なハロウィン
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Halloween is Nightmare
*ニア
「稚魚ちゃん、はいコレあげる」
フロイドくんと手遊びしてると急に待ってて!と言われて手紙を渡される。
「これなぁに…?」
開けてみて、と言われて開く。
「……?よめないや…」
「えぇ?ハロウィンの招待状!今月末、ここでデッケーハロウィンの催しモンやるからさぁ〜稚魚ちゃんもおいでよ、ハロウィン好きなんでしょ?」
「え!!!いいの…?!」
「いいよぉ、これナイトレイブンカレッジ生の招待状だから飲みもんとかタダになるし。ホムラカサゴくんとキンチャクダイさん呼んでおいでよお」
ホムラカサゴはエースで、キンチャクダイはマルコのことかな…?あとでお魚図鑑読んで確認しないと。
「あ、そうそうハロウィンだからちゃんと仮装して来てよね。稚魚ちゃんなんの仮装すんのか楽しみぃ」
マルコに帰って聞いてみるね、と返す。マルコ許してくれるかな…お祭りみたいな感じだよってフロイドくんは言ってた。ニアは迷子になりやすいからだめって言われちゃうかも…。
「お願いマルコ…」
「………どういう規模かは聞いてないよい?」
うん、と返す。
「マルコ〜オレも行きてえよ〜」
「そりゃ行かせたいに決まってんだろい、だがあの学園の敷地覚えてるかよい?……逸れたら大変だよい」
「おてて繋ぐから!!」
「オレが抱きかかえてようか?」
エースがそういう。道も見やすい。
「……分かったよい、基本は俺かエースと手を繋ぐか抱っこしてやっから、気になるもんがあってもまず声かけるよい…できるか?」
「できます!」
「…ふっ、じゃあいいよい。俺は親父に話してくるよい」
マルコにありがとうと伝えると髪の毛ぐしゃぐしゃになるまで撫でられる。
「マルコ、仮装なにする?」
「…俺らもすんのかよい?」
「うん、フロイドくんがちゃんと仮装してきてねって言ってた」
そういうと考えとくよい、と返ってくる。楽しみだなあ…!
なんの仮装がいいか何回も悩んで、ニアがどうしてもこれがいい!と言ったピエロにきまり。マリィが手作りで衣装を作ってくれた。
マルコは魔女のほうがいいって最後まで言ってたけど、これから行くところは魔法学校で皆魔法使いだから、魔法使い以外がよかったんだよね。
涙の模様は痒くならないシールを貼って、マリィやルルたちに髪の毛をセットしてもらう。ピエロはカラフルなイメージがあったんだけど、カラフルなピエロにするとすこし怖いイメージになりやすいから白黒カラーのかっこいいやつにしてもらった。
鏡を使ってフロイドくんたちのところへ来てみると、ものすごい人で溢れかえってる。入り口のお兄さんにフロイドくんからの招待状を見せると、呼ばれたジェイドくんがやってくる。
「おや…お三方お揃いで!こんにちは、ニアさん。今日はなんの仮装ですか?」
「ジェイドくん、こんにちは!ピエロだよ」
「よう、ジェイド!お前はなんの仮装なんだ?」
「フフ、オクタヴィネルはマミー…ミイラです。ご存知でしょうか?」
「随分正反対のモン仮想に選んだんだねい、人魚がミイラとはよい」
確かに…。海の中にいる人魚はカラカラに乾いてるミイラとは正反対だ。ジェイドくんによると正反対だからこそ馴染みがなくて仮装してみたかったらしい。
「ちょうど先程当番を変わったところでして…こちらが学園内のマップです。フロイドはココ、魔法薬学室にアズールといますよ。」
ジェイドくんが丸をつけてくれる。ペンを借りてウツボの絵を描くとジェイドくんが喜んでた。
「おや…ウツボ!ずいぶんお上手ですね」
「練習したの、ほんものは見たことないけど…」
「フロイドが喜びそうだ…では、ご挨拶をいただいても?」
「???」
「メインのモン忘れんなよい、ハロウィンの挨拶だ」
マルコに言われて思い出す。
「ハッピーハロウィン!!」
「ンッフ…ッ…!!……ふふふ、ハッピーハロウィン。それと他にはないですか?」
「……あ!トリック・オア・トリート!」
「ふふ、ではトリートで…。こちらをどうぞ」
なんで笑われたのかと思ったらこっちだった…ジェイドくん以上に笑ってるエースの脛を叩く。ジェイドくんから飴をもらう。かわいい、コウモリが描いてある…!
「もお、笑わないでよ…」
「悪ィ、間違えたのめっちゃ可愛くてよ…あ〜笑った」
「ドヤ顔で間違えてたねい」
マルコまで…。入り口でもらったかぼちゃのランタンの形をしたバスケットにジェイドくんからもらった飴を入れる。光るし可愛い。
「あ、…お前は…」
「ジャックくんだ!こんばんは」
海賊の仮装をしたジャックくんに手を降る。前に読んだ絵本では昔の海賊はマントとか帽子とかを被ってたらしい。今も着てる人は着てるけど、見なくなったってマルコが言ってた。
「おう、久しぶりだな。どっちが探してた兄貴なんだ?」
いま抱っこしてるエースだよ、と紹介する。
「その節は世話になったよい…俺はマルコ、兄弟たちを纏めてるようなもんだ」
「俺はジャックっていいます。…ニア、アレは?」
「トリック・オア・トリート!」
「おう…これトレイ先輩と作ったんだ。トレイ先輩と比べたら不格好だが味は保証するぜ」
「ありがとう!ジャックくん、海賊似合うね。ニアたちと来たらどう?」
「うわ、珍し〜勧誘してら」
「可愛げある弟ができるねい」
「ちょっとちょっと〜、ウチのジャック君攫おうとしないでもらえます??まったくお転婆姫は抜け目ないッスねぇ」
「ラギーくんだ、こんばんは!」
「はいこんばんは、久しぶりッスねぇ。あれ、ちょっと大きくなった?」
エースがおろしてくれたので、ラギーくんと握手する。やっぱり肉球ない…と手のひらを眺めてから2人の仮装を見る。
「2人ともカッコイイね!絵本で見たまんまだ」
「確かに、童話で話されてるやつそっくりだねい」
「おぉ、本物から褒めてもらえるなんて衣装頑張った甲斐あるッスねぇ!レオナさんには会いました?」
「まだ〜、フロイドくんがどこにいるか教えてもらったくらい…」
「マップ貸してみろ…レオナ先輩はここだ、ここのスタジアムにいる」
ジャックくんのペンを借りてライオンのマークを描きこむ。
「ニアちゃんは…ピエロ?随分意外なモン選んだんだ…でも似合ってるッスよ」
「確かに…ピエロって子供怖がりそうなモンだが…好きなのか?」
「絵でしか見たことないけど…いつも読んでるハロウィンの絵本のなかでいちばん好きなのがピエロのキャラクターだったんだ」
2番目は4人兄弟みたいなドラキュラ、3番目はミイラ!2人から最後パレードやるから見に来て、と言われる。
「パレード……?」
「見たことない?音楽とかなって、キャラクターとかが歩くんスよ、開催側は俺らなんで歩くのは俺らなんスけどね」
た、楽しそう…!時間を教えてもらって、よく見える場所もマップに描いてもらう。
「俺らは鼻がいいんで、ちゃんとアンタらのこと見つけるから平気ッスよ、じゃ楽しんで!」
「またね〜」
「ニア、どうするよい?まっすぐ薬学室行くよい?なんとなくだが俺はここの図書館にも誰かいるんじゃねえかって気がするよい」
「じゃあ図書館行こうかな〜誰かいるかな」
図書館まで行くと看板が立ってる。パンプキン…?なんだろ、読めない…。
真っ暗な図書館を進むと何かが壁に向かって映し出されてる。
「ハッピーハロウィン!おや、君は…!異世界人のニアさんだね!お久しぶりだね」
「か、かぼちゃが喋ってる…」
「ふふ、僕だよ!」
すぽ!とかぼちゃを脱いだらオルトくんが出てきた。すごい、このあいだエースを探してたときと服装が違う…。鎧みたいになってる!
「オルトくん、ハッピーハロウィン!この間探してたエースと、マルコだよ」
「こんにちはエースさん、マルコさん。兄さんもそろそろやってくるよ」
「すごいねこれ、イデアくんが作ったの?」
「でしょう?そう、3Dプリンターっていうのを使って僕と兄さんのお気に入りの映画に出てくるパンプキンホロウとパンプキン騎士なんだ!」
「あ、もしかしてそれをあそこに写してるの?」
「そう…はいほら、お決まりのやつ言って」
エースの後ろからぬ、とやってきたイデア?くんにびっくりしてオルトくんの後ろに隠れる。
「ちょちょちょ、3人とも警戒するとかやめてくれる!?!こちとらセオリー通りに来ただけじゃないですかヤダー…僕だよ僕、ほら。忘れたとか言われたら凹むんですけど」
「あ、イデアくんだ…お顔見えなかったからわからなかった〜…トリック・オア・トリート!」
「はいトリート。…こういうの食べれる?」
「ひっ!!!虫??!?」
「本物じゃないから!!!…あ〜じゃあこっちは?」
雲みたいな…グミ?をくれた。さっきは黒い虫のグミだったぽくて、暗いから本物かと思ってびっくりした。
「ありがと!」
「すげぇ、アンタらの髪マルコみてえだな!」
「ヒッ!?誰??!」
「エース、こっちはマルコだよ」
「前の情報によるとエースさんは燃えるんでしょ?何度聞いても魔法みたいだよねえ」
オルトくんにそうだよ、と返す。
「いや筋肉むきむきすぎてコワ……それプラスで燃えんの?チートすぎんか?」
「でもイデアくんはビーム出せるじゃん」
「人体からビームは出ないからね??寮の壁に設置しただけだからアレは…まあオルトなら出せるけど」
「出せんのかよい」
「イデアくんたちもパレード?出るの?」
「あ〜ソレね…うんまあ出るよ一応」
目立ちたくないんだけどね…とイデアくんが嫌そうにしてる。
「ニアたちも見に行くね!見やすいよってとこラギーくんたちに教えてもらったんだ」
「へ〜、ラギー氏に…。…なにそのマーク?ライオンと…ウツボ?」
「レオナくんとフロイドくんここだよってマーク」
「まだその二人には会えてないんだ?僕、ケイト・クローバーさんたちの場所なら知ってるよ!ここの植物園がハーツラビュル寮の担当だからね」
「暗くて見えない…どこ??」
「地図貸してクレメンス…はいここ。バラのマークでも描こうか?」
描いてって言ったらバラ?のマークを描いてくれたイデアくん。優しい。映画見てってほしいけど、時間なくなるから早く次行きなって言ってくれた。後でね、と手を振る。次は「こうばいぶ」に行けばいいと教えてもらったので向かう。
「ガオオォ!!!ハッピーハロウィン!!」
「わ、カリムくんだぁ!」
「ん?…あ、このあいだの!兄さん見つかったんだってな〜」
「うん、エースだよ!あとマルコもいるの」
「おぉ!オレはカリム!2人ともよろしくなぁ!ニアは…ピエロか?よく似合ってるじゃないか」
カリムくんは宴がだいすきなんだよ、とマルコたちに言うと気が合うじゃねえかとモビーにお誘いしてた。
「悪いが、こっちに誘ってやれてもそっちの誘いは受けれない。…この間ぶりだな、元気だったか?」
「ジャミルくん!お耳かわいいね」
「かわ……うん、ありがとう。カリム、挨拶したのか?」
「あ、忘れてた!ニア、分かるか?」
頷く。
「トリック・オア・トリート!」
「トリート!ほら、これ熱砂の国に伝わる甘いチョコレートだ」
ジャミルくんと合わせてお菓子を受け取る。
「面白いねい、耳どうなってんだよい?」
確かに……狼の耳、生えてる…?
「魔法で生やしてるんだ!もとの耳は見えなくしてあるんだぜ、凄いだろ!」
すごい…!!!
「ニアも動物にすればよかったかな…」
「来年は動物にしたらどうだ?」
「チーターとかかっこいいかな…ねえねえ、「こうばいぶ」って何?」
「あぁ…この店のことだよ。お菓子やら授業に必要なものとか売ってるんだ」
「へぇ……見てみてもいい?」
「おう!結構中混雑してるから気をつけろよ!」
カリムくんがドアを開けてくれる。マルコやエースの1部屋よりも少し大きいくらいの部屋で、思ったより大きくないのに棚が大きくてたくさんのものが並んでる。
「うおお……!!!」
「すげ〜!!いかにもな瓶とかあるぜ、マルコ!!」
「何歳だよい、エースお前…はしゃいで割るなよい。」
ニアも、とマルコに手を引かれる。
「上の方見たい…マルコだっこして」
「はいよ……ゆっくり触れよい」
カエルの…おきもの?を触るとさっきまで動いてなかったのにゲコ!と大きな声で鳴いて顔に張り付いてくる。
「うあ!!!?生きてる!!!」
「ハッハッハ…!元気な子鬼ちゃんだ、すまないね。可愛い子を見るとコイツは飛びついちまうんだ」
ガイコツみたいなお洋服を着た人がやってくる。はじめましての人だ、この「こうばいぶ」のお店の人かな…?
「…寝ちゃった」
さっきのカエルは目を閉じてじっとしてる。でも少し動いてる……不思議。
見る人によって色が変わる水晶や願いによって味や効果が変わる薬、変身薬…たくさん魔法に関するものが置かれてる。こうばいぶ、たのしい!
(記念になんか買っていきてえな…換金してくりゃよかったな〜)
(ね、これとかみんな持ってるやつと同じだよ)
(観光地のおみやげみてぇだねい)
(これなんだろ…)
(おお、お目が高い!それは1日だけ好きな姿になれる変身薬さ)
(子供が飲むにしちゃあリスク高そうなもんだねい)
(ノーリスクで何かを得ようなんて虫がいいとは思わないかい?反動として数時間の手足のしびれが報告されてるよ)
(とんでもねえな…)
(悪魔の実みたいだねえ、これは時間決まってるけど)
