田村保乃
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🌱←🐻←夢主見たいです!
🌱と🐻は両片思いで夢主は🐻の恋愛応援してて、結ばれちゃって、ていう少し悲しい系のお話みたいです!
洋梨すごい良かったです!欲を言えば救いのある続編を読みたいです...
🐍🎐あたりが主に好意を寄せててさりげなく寄り添ってくれるお話か、🦔🎸がお姉さんぽく慰めてくれるお話とか...
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楽しかった思い出に、執着してるだけ。
めちゃくちゃ愛したから、あの頃の関係性に執着してるだけ。
失った傷が大きいだけ。
もう『過去』のことで、
相手の人生からはとっくに排除されてる。
『………………。』
それを自覚しなくちゃ。
渡邉「それ何杯目?」
『わからないです』
小林「わからなくなるまで飲むなよ笑」
心は死んでいるのに身体が死んでくれない。
ストレスは水性じゃないから、酒でしか落とせない。
『あぁぁ、由依さん』
小林「没収没収」
渡邉「うえなにこれまず」
『んで飲むんですかぁ〜』
飲み慣れぬアルコール分のおかげで血のめぐりがズンズンよくなるのを感じがあってなまえの頬に理佐が手をあてると熱くて、上気している肌に理佐は苦笑いをした。
自分の弱さをごまかすように一気に酒を飲み干すのは大人って呼んでいい。
強い弱いに限らず、酔っぱらえるのって才能だと思うから。
渡邉「もうやめようよ、寝よう?」
『寝てくれます?』
小林「呂律回ってから言いな?」
『ひぃどぉいなぁもう〜』
渡邉「これで明日覚えてないとかいったらお酒禁止にしようね」
小林「ね」
みんなのまえではよく隠していたと思うけど、加入してから一番の後輩のように時には妹のように可愛がってきたなまえが時にふっと、どこかにしこりを抱えた顔をしていて、勝手に1人になろうとするから2人で怖くなって家に呼べばこれ。
そんなことだろうとは思っていたけれど慰めようとすれば『いいから飲む、はい理佐さんも』なんて注がれて、大学生の悪ノリみたいなコールを1人で話始めてお茶を飲むように酒を浴びたこの人はもう呂律も頭も回ってない。
保乃のことマジだったんだろうなって思うのは一切手を出さなかったこと。保乃には安易に抱き合わないし手にも触れない。
他のメンバーには気安く触るアホさがあるのに、その子には腫れ物のように触るからきっと保乃の弱い部分にたくさん触れてきたんだろうなぁって。
『んぇ、ここ、どこす、か?』
渡邉「こばん家だよ」
『え、きれ〜』
小林「来るの3回目だろ」
『今日ベッドでねてぃ、ですか?』
小林「むり、ソファで寝て」
『はぁい』
渡邉「諦め早」
まぁ本人にしか分からない痛みがあるのは分かっているからアルコールで消毒することは止めない。
けど消毒が強すぎてなまえの体が悲鳴をあげている気がする。いつか明日のなまえに怒られる前に寝かさなければいけない。
渡邉「あのさ」
『、?』
渡邉「保乃ちゃんのどこが好きだったの?」
理佐と声をかけようとした時にはもうその言葉を飲み込んでいて、とろんとしたなまえが回らない頭でなにかを紡ごうとしているのを防ぐのは野暮だと思った。
はぁあ、理佐も変なことを聞く。
興味が湧いたら聞いちゃうのなまえに似てるな。
いやなまえが理佐に似たのかな?
『えぇ〜…ん〜』
渡邉「そうだね、眠いね、寝よっか」
小林「そうだよ、寝よなまえ」
『保乃の好きなところはぁ〜秘密で〜す』
小林「あっっそ」
渡邉「惚気聞いた気分」
『どこを好きだったら言う時はその恋を片付けるって決めた時だけえすよ、せっかく自分だけが見つけた秘密ですから』
小林「…ん?」
渡邉「なまえ、?」
『ん、はい』
渡邉「あーこりゃ寝るぞ」
小林「寝かせよ、仕方ないから家貸す」
渡邉「笑笑笑。由依は優しいな〜」
一緒に楽しむんじゃなくて恩を売りつけてくるような接し方じゃなくて、あくまでも好きだからなんだろうなっていうのが表情から伝わった。
できないことがあってもやってきたことは無くならないように、なまえはまだきっと保乃を完全に諦めてはない。
けど温まっていていつでも走り出せるようにしていたエンジンが少し故障し始めただけなような気がする。
だから今油を注しているんだろうけど。
渡邉「ほんとに好きだったんだねなまえ」
小林「じゃなきゃこんな潰れないからね」
渡邉「今保乃ちゃんはひかるちゃんと?」
小林「うん、仲良いらしいよ」
渡邉「まぁ〜、そうか」
小林「理佐、もうちょい飲む?」
渡邉「うん。由依も飲む?」
小林「理佐が飲むなら」
この可愛い寝顔をつつく。
机に突っ伏して口をあけてすやすやと眠っているのは完全に心を許してくれた証だと思う。
出会った時は噛みつかれてばかりだったけど、手懐けてしまったらここまで可愛らしくなってしまうなんて思ってもみなかった。
まぁそうなったのは…
渡邉「ふふ、かわい」
小林「理佐終電前に帰んなね」
渡邉「もちろん、なまえ連れて帰るよ」
小林「え1人で行ける?」
渡邉「大丈夫。なまえを置いてくのはなまえのためにならない気がしてさ」
小林「…たしかに」
渡邉「これからなにがあるか分からないからね。誤解がないようになまえのためにも。」
理佐はきっと、私となまえが2人で泊まったのをこれから来るなまえの恋人に向けて誤解を作りたくないんだろうな。
できた先輩は違うな。
見習えよな寝てないで。
小林「まだ時間ある?」
渡邉「あるよ、飲み直そ」
小林「少ししかないかな?」
渡邉「いや、なまえが瓶逆さにして飲んだから潰れるの早くてまだ22時だよ、大丈夫」
小林「そっかそっか」
むむむむと、たじろぐのは先輩2人を付き合わせておいて寝る人。自分もなまえの頬をつついてみる。気持ちよさそうにとろけた表情に、少しは気が済んだかと強く頬を押してみた。
おわり
リクエストありがとうございました!