【12】裏・ミニドラレポート
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レポートの最初の頁読み終えたデミックス…。
「えっと~」と言いながら…なんとも形容しがたい表情を浮かべる。
そのレポートのまさにメインだった指導者本人はと言うと、顔のこめかみにヒクリヒクリと青筋を立てている。
ミニドラ達が、隠密行動していたのは薄々感づいていたが、こういう風に報告書を作成されていたとは…。
正直言って、腹立たしさと気恥ずかしさの感情が沸々と湧き上がってくる。
しかも、青猫本人の感想つきという付録もついて…彼が日頃から、指導者をどう見ているのか、少しばかり分かった。
「今まで、このように報告されていたのか…俺達は」
「……こっ、この類のものがあと何頁あるのだ! デミックス!」
しみじみとその事実を受け入れるレクセウスがポツリと言葉を紡ぐ一方、ヴィクセンはそのレポート内容に幾分かの衝撃を受けたようだ。
もしかしなくても、己の内容が記述されている可能性はある…それにある種の危機感を持ち、声を荒げる様に言葉を発した。
「うん、少なくとも…あと5枚くらいあるよ」
「……他のメンバーをどのように観察していたのか、興味深いな」
ルクソードが顎に手をあてて、その言葉通り好奇心に満ちた瞳で口元に弧を描く。
その正反対に、ザルディンは苦い薬を飲み込んだ後の様に顔を渋くする。
「迷惑極まりない代物だ」
「…まったくだ」
マールーシャも若干、顔を青ざめながら呟く。
「……デミックス、読め」
「えっ?」
「…続きを読めと言っている」
「へっ…は、はい!」
何時に無く、眉間の皺がUPしたゼムナスの言葉は、般若の如き気迫までも上昇している。
その原因が、音楽青年の読み上げる報告書である事は言わずとも分かる。
その気迫が、ビシビシと周囲の部下達に被害を被っているのだから、ザルディンの言う通り全く迷惑極まりない。
指導者の殺気交じりのオーラに、半泣き状態になりかけの音楽青年は、恐怖のあまり口をもごもごとさせつつ、次の頁を読み始めた。
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