【12】裏・ミニドラレポート
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―――そのレポートは、雷に打たれたような衝撃を我々に与えた…。
By 狭間の指導者
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「……リエ、朝だ。起きたまえ」
まだ肌寒い寒波が漂う2月のある日のこと。
寝室で、スヤスヤと寝息を立てて熟睡しているリエに、ゼムナスは声をかける。
愛しい人ののどかな寝顔を目にして、思わず顔を綻ばせてしまう。
リエはあらゆる世界を旅しているため、常に連絡が取れず、行方を掴むのに難航している。
今回は、とある異世界が滅亡寸前の自体に陥っている所を、その世界の新生ギルドである【ブレイブ・ヴェスペリア】と協力してその危機を救った。
その直後に、部下二人(シグバールとザルディン)の手で強制的に連れ帰らせた次第だ。
ちなみに、リエが城に帰還したのはちょうど昨日の事だ。
久方ぶりに「おかえり」の一言を言いたかったが……今まで蓄積した疲れから、彼女は深い眠りについてしまい、
ザルディンが横抱きで支えていた状況だった。
リエは未だに瞼を閉じたまま、その透き通った瞳をみせてくれない。
「リエ……」
愛しい気持ちを込めて、彼女の名前を呼ぶ。
早く…目覚めてほしい。
ゆっくりと彼女の顔に近付き、その柔らかい桃色の唇に自らの唇を口付けようとした…。
「ボス――――! やっと入手できました―――!!」
……タイミングを見計らうように、組織一うるさい音楽青年により、ことごとく邪魔をされるのもまたお約束の展開になってきた。
「そうか…デミックス、よくやった…。城の外で数時間正座して、反省文100枚書いて後日、提出しろ」
「えっ、なに! 折角、俺的に珍しくすっげー働いて功績出したのに、なにそれ、罰ゲーム!?」
てっきり、褒められるのかと思いきや、いつもの定番のお仕置きを言い渡されて、デミックスは口を大きく開けて愕然モード。
哀れと言うか…空気を読めというべきか…微妙な境界線だ。
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