【11】世界で一番優しい歌声
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【おまけ】
墓参りの翌日、サイクスは、アクセルに昨日の出来事を語っていた。
「お前達と離れた後、霧が蔓延して進めなくなり…やむを得ず、墓参りを延期する事にした」
「それでいなかったのか…」
「そういえば…奇妙な事に、ゼムナスと俺があそこに行くたびに霧が発生する……墓参りが出来たのは数回しかない」
まるで、あの森が俺達の訪問を拒んでいるかのように…と不可解な現象に、サイクスは頭を悩ませる。
(……心当たりはあるが、言わないでおこう)
アクセルは、その森の不可思議現象の原因に、なんとなく感づいたものの、敢えて副官に伝えるのは止めた。
多分、『彼女』は…指導者がやってくるのを怖がっているのだろう…。
事の真相をなんとなく察し、アクセルは苦笑いを零す。
「……どうした?」
「いいや、べつに~」
昔馴染みの意味深気な表情に、サイクスは頭に疑問符を浮かべる。
その謎が明らかになるのは―――また別のお話。
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