【1】こねこ命名
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「よくみてなさいよ…【フォード】」
試しに名前を言ってみるが、子猫は全然反応を示さない。
「【カール】…【シード】…【コリン】!」
次々に名前をあげていくが、子猫は全く興味を示さずに退屈そうに欠伸を漏らす。
「こんな感じよ」とハァとため息をついて、ラクシーヌは片手を左右に振る。
お手上げ状態という事だ。
リエは、うーんと口元を手で押さえながら膝元できょとんとしている子猫を見る。
ふと、頭にある単語が思い浮かんだ。
「閃きました」
「はやっ! で…どんな名前よ?」
「『ルーデンス』…というのは如何でしょうか?」
「ルーデンス?」
「フランス語で『警戒』の事を "Prudence"と言うんです。
この子はとても注意深い子ですから…そこから名前をつけてみました」
「へぇ、それじゃあ…『ルーデンス』」
リエが提案した名前で呼んでみた。
すると…子猫はピクリと耳を動かして「にゃー」と声を返した。
【こねこ命名】
「…どうやら、あんたの命名を受け入れたようね」
「よかったわ…。ルーデンス、これからは【ルーデ】と呼んでもいいですか?」
「にゃー♪」
リエからの問いかけに、子猫は嬉しそうに返事をした。
こうして、子猫の名前は【ルーデンス】と名付けられたのであっ。
【おわり】
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