【7】ほのぼの猫日和
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そんな一人と一匹のやりとりを少し離れた曲がり角から眺める大きなの影…。
「……クッションもつけるべきか」
そう呟きながら、踵を返そうとしたその時だった…。
「レクセウス…何やってるんだ?」
「…!?」
任務帰りのロクサスがきょとんとしたように、その人物―――レクセウスに声をかけた。
レクセウスは…頬を人差し指で掻きながら「なんでもない…」と呟き、その場から立ち去った。
そんな彼のおかしな行動に、ロクサスは頭に疑問符がたくさん浮かぶ。
そのやりとりをルーデを招き入れている最中の紳士がみているとも知らずに。
(やれやれ…素直にいえばいいものを)
ルクソードは知っていた。
ここ最近、この子猫の飼い主たちより先に、ご飯を与えているが【彼】である事を。
誰も見ていない時に、ルーデの肉球を触ろうとして、彼から怖れられて指先をかまれるのが日常茶飯事になっている事を。
(そういえば、今の時間帯は、彼女が掃除をしているはずだが…)
ルクソードの予想は的中していた。
清掃のために、レクセウスの部屋に入っていたリエは目を丸くしていた。
何故なら…たんまりと買い込んだキャットフードや缶詰、ネコ専用の餌皿などが置かれていたからだ。
その現場を目の当たりにして数分たたない内に、その部屋の主が帰ってきたのだから間が悪い。
しまった、と言わんばかりに顔に動揺が走るレクセウス。
だが、沈黙しても無意味だと悟ったようで、事の真相を語った。
―――自分が大の猫好きだと言う事を。
【ほのぼの猫日和】
「…いつでも、あいつがこれるようにしておいたんだ」
「そうだったんですか…」
この一件で、リエはレクセウスに親近感を覚えるのだが、後にその事実を知ったラクシーヌや他のメンバーは驚愕と微妙な空気が漂ったらしい。
ついでに言うなら、それ以降もルーデは猫愛好家のレクセウスに対する態度はあんまり変わらなかった。
【おわり】
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