【4】温泉騒動記
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『それにしても…』
『どうしました? ラクシーヌさん』
『あんたって、服着ていると分からないけれど、胸が大きいわね…着痩せタイプ?』
『うーん、そうかもしれませんね』
『ふーん、この成長した胸を堪能できるのがあいつってわけね。鷲掴みし放題してそう…』
『ラクシーヌさん! そんな事言われると恥ずかしいですよ』
『どーれ、どれだけ質量があるのかしら…えい!』
ラクシーヌは背後に回るとリエの双丘を鷲掴みし始める。
『あ…はうっ…もう! ラクシーヌさん…だめですよ~』
『ほほほ、なかなか掴み応えがあるわねー』
二人のやり取りを見ながら、デミックスは身体を震わせて、感涙する。
「俺…今、すっげー目が潤ってる! 今すぐ極楽にいっても悔いないよー!」
「くー、これだから温泉の醍醐味はやめられねー。
しっかし、嬢ちゃんはほんと、良いスタイルだな~。あの豊満な胸を一度でいいから…」
「何をしているんですか?」
突如、聞こえてきた青年の声。
至福気分に浸っている二人に対し、ゼクシオンが訝しげに問いかける。
デミックスは「あわわわ」とどう言い訳しようかと慌てるが、シグバールは口角を吊りあげて、ゼクシオンに言った。
「ほらよ、いっつも小難しい本ばっかりみてねーで、少しはこういう社会見学も必要だぜ」
「ちょっ…何を…!」
ゼクシオンの肩を掴み、引き寄せると例の覗き穴をみせたのだ。
ゼクシオンは向かい側の光景に目を見開くや、シグバールに視線を戻して非難した。
「貴方って人は…こんな破廉恥な事を! いますぐやめなさい」
「おい、そんなに声上げるな…。聞こえちまうじゃねーか」
「あわわわ、そんなに暴れたら…!」
ゼクシオンの反発行動に、シグバールも慌ててしまった…
次の瞬間、シグバールは特殊能力の加減を緩めてしまった。
そのため…小さくあいた空間が拡大してしまい、男湯と女湯を遮っていた敷居がなくなり、丸見え状態になってしまったのだ。
いまだ、スキンシップ(?)を受けていたリエとラクシーヌ…。
そして、三人と温泉を堪能していた他のメンバーも…。
混浴状態になった現状に、暫く言葉を失ってしまう。
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