【4】温泉騒動記
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リエはエクレシアとしての旅業をする傍ら、定期的に13機関の元へ里帰り(?)するようになった。
家事手伝いとして、メンバーの衣食住をサイクスと支えていく一方で、外回りの仕事もこなしている。
今回の任務は、ラクシーヌといっしょに、未開の世界の情報収集にあたっていた。
その世界の地図を購入して、一通りの大陸を見回った。
一週間かけて首都を始め、南東から北西の大陸の森林地帯まで足を運んだ大体の情報もとれたので機関に戻ろうとした矢先、森の奥深くに《ある施設》を発見した。
「あっ…あんなところに温泉がありますよ」
「あらっ、本当ね…」
彼女達の先には、和風の建物作りの旅館が建っていた。
「ねえ、折角だから温泉に入らない?」
「えっ…いいんですか?」
一応、任務内容をクリアしたとはいえ、機関へ帰還するまでが『任務』だ。
たまたま見つけた公共施設に寄り道しても、大丈夫だろうかと不安がよぎるが……
「だいじょーぶよ。一週間も出張しながら、寝る間も惜しんで情報収集してたんだから。
この位の贅沢は当然でしょう!」
それに、施設の内情を調べるのにも役立つしね、と言葉を続けるラクシーヌ。
さすがは、機関の女王様…ポジティブ思考全開だ。
ラクシーヌのその言葉に、リエはクスリと笑みを零してしまう。
「そうですね…少しくらいゆっくりしましょうか」
「そうこなくっちゃ! さあ、いきましょう~」
温泉に期待を膨らませながら、二人はその旅館へ入店した。
しかし…この直後、旅館の従業員から言われた事に二人は驚愕してしまう。
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