徒然猫日記・小話
【やっぱりお肉♪】
リエは、上機嫌に鼻歌を歌いながら、台所で夕食をつくっていた。
ジュースを飲みに来たシオンは、晩御飯のおかずが気になったのか、リエに近付き尋ねてみた。
「リエさん、今日のおかずはなに?」
「あら、シオンちゃん。今日はね…これを使うのよ」
そう言いながら、シオンに見せたのは鶏の手羽元だ。
スーパーに買い物に訪れた際に、いつもよりも安値であった【御出汁】と【お酢】の真新しい物も、キッチンの台に蓋をあけて、おいてあるようだ。
「今日のおかずは『鶏肉のさっぱり煮』よ。シオンちゃん、以前から食べたがっていたから、この調味料を使って作ってみるね」
それを聞いて、シオンを「本当!」と目を輝かせ、嬉しそうに喜ぶ。
リエは、先に茹でていた卵の殻をむく様に、シオンにお願いした。
リエからの指示に従い、シオンは温度が落ち着いたゆで卵の殻をちょいちょいとむいていく。
御出汁とお酢もちょうどいいくらいに加熱し、そこに鶏肉とゆで卵をいれる…。
リエとシオンは、それを二人で見ながら歌を口ずさむ。
「なんとお酢~♪」
「しかもこのコク♪」
具材をお鍋に入れてから、暫くしてその鍋から美味しそうな匂いが、辺りにふわ~と漂ってくる。
そろそろ出来上がりの時刻……リエとシオンはワクワクと胸に期待を膨らませながら、鍋の蓋を開けた。
そこから……旨みのある御出汁を吸い込んで、美味しそうな色合いになった鶏肉とゆで卵が姿を現す。
リエとシオンは、互いに顔を見合わせて、その出来栄えに、にこーと満足そうな笑みを浮かべる。
「美味しそうだねー」
「そうだねー」
二人の和やかな感想を立証するように、その晩のメインのおかずは、他の機関員たちにも好評であったとさ。
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【あとがき】
ミツ○ンのコマーシャルを見ながら、頭に浮かんだ構想を描いてみました。
鶏のさっぱり煮、あの美味しそうな映像をみると思わずよだれが…週に一度はたべたいですね♪
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