小耳話


作品内のちょっとした小耳話(35)

主に登場人物達が、作品内の裏話をこっそり話しています。


※今回は、【Bitter rabbit】の番外編。


※作中で、オリキャラが某料理アニメに登場する料理を再現しています。



*** ***** ***




リーシェ「おかえり、大家殿」


ダンテ「ただいま…って、何作ってんだよ」


リーシェ「ちょっと、気分転換に再現料理にチャレンジ中だよ」


パティ「私がリクエストしたの!」


ダンテ「再現って…何作ってんだよ」



リーシェ「パティがさっき見ていた、日本アニメで登場した料理…【ナポリタン】

材料も揃えられるし、手間が少々かかるけれど、味は保証するよ」



ダンテ「ふーん、そんなに美味いのか?」


パティ「アニメで見たけど、とってもおいしそうだったの!」



ダンテ「あくまでアニメだろ。

実際に作って、舌に合わなかったらどうするんだ?」



パティ「もぅ、最初からそんな事言ってたら、何もできないでしょう!

イメージと違っていたとしても、その時はその時よ!」



リーシェ「名言をありがとう、パティ。

そんな貴女には、リーシェスペシャル・プリンパフェをデザートで追加してあげよう」



パティ「やったー! リーシェ、だーい好きv」



リーシェ「ダンテ、食べなくても別に構わないぞ。

その代わり、お前の昼ご飯はクラッカー2枚と葉野菜のシンプルサラダの二品だけになるからな」



ダンテ「おいこら、まだ食べないって言ってねーぞ。

ダイエット食なんて、真っ平御免だからな」



リーシェ「さてと、調理しながら小耳話でもしようかな…

今回は、異世界観察の事を語りましょうか。

『異世界観察』とは、エクレシアが長期の間、異世界に滞在してそこに住む現地住民や国々といった

世界全体を観察するシステムであり、一種の風習でもあります。

滞在する世界が抱える歪や問題点を見出してどう対応するのか

…というある種の監査をする役目も担っていますね。


最初に降り立つ任務の舞台となる世界は、エクレシアにとってある意味重要です。

その世界で経験した事が基礎となって、後の旅路に役立ちますし、

自分がエクレシアとして何をしたいのか…という明確な指針にもなります」



パティ「リーシェが初めて行った世界って、どんなところだったの?」



リーシェ「活動拠点となったのは、日本だね。

そこでは、妖怪…ここでいう悪魔が悪さとかしててめんどーだったよ。

そんな連中を退治する新米探偵君がいて、その子の手助けをしてたね」



パティ「へぇ~…その探偵さん、借金してなかった?」



リーシェ「結構やんちゃな事はしていたけど、借金はしてなかったね。

最終的に学校を卒業した後、今は屋台ラーメンを経営しながら、何でも屋として活躍しているよ。

色々と人脈もあるから、そういう面では心配はない男子だよ」



パティ「なら、大丈夫ね!」


ダンテ「おい、さりげなく俺の事ディズってないか?」


リーシェ「気にするなら、借金を分割で返済したまえ。大家殿」


パティ「同感!」


ダンテ「うっせー」



リーシェ「さーて、料理も出来上がりっと」



二人分の御皿に、リーシェはナポリタンを盛り付けていく。



リーシェ「さあ、どうぞ。ご賞味くださいませ」


パティ「いただきます!」


ダンテ「…いただきます」



二人ともナポリタンを一口食べ終えた瞬間、二人は目を大きく見開いた。



パティ「ふわぁ~…おいしーい!」


ダンテ「おっ…うまい」


パティ「パスタがもちもちして柔らかくて、甘酸っぱいケチャップのソースと合ってる!」


ダンテ「食べるのは初めてだが、妙に懐かしい味がする」


リーシェ「よしよしよーし、再現料理、大成功( ̄▽ ̄)」



パティ「私、これ好きになっちゃったv」


ダンテ「時々、食べるなら悪くねえな」


リーシェ「時間があったら、また作るよ。次は別の料理を再現してみようかなぁー」




これをきっかけに、リーシェは再現料理を作っていくのが日課になるのは…別の話。



*** ********* ***



【補足説明】


※作中で、リーシェが初めて異世界観察に行ったところは『幽☆遊☆白書』の世界。

今でも、幽助達とは定期的に交流しています。



※作中の再現料理は、『フェルマーの料理』の「ナポリタン」です。

なお、同作品の中で、リーシェが個人的に好きな料理は「甘鯛のポワレ茶漬け」との事。



35/40ページ
スキ