【7】La gira con No.2
シグバールを連れ出したともは光の回廊を開いて彼を中に誘う
無言のまま光の回廊の中に足を踏みれれば、そこには闇の回廊とはまた違った浮遊感に襲われる、独特の雰囲気が広がっていた
「で?なんで俺だけなんだってハナシ?」
ともの目的は、周知の通り『神のシナリオの監視』である
それは、彼女があの時13機関全員を救った後も同じで
彼女は生きている間ずっとイヴとして生き続ける
ただ以前のイヴと違うのは、彼女は仲間を得たこと
助けられた彼らはシスネの家で暮らしながら、時折こうしてともの仕事を手伝う
時に魔法学校であったり、時に死神の存在する世界であったり、時に秩序と混沌の統べる世界であったり
彼らは実に様々な世界をともと共に生きてきた
「今回は…あんまり派手な人連れていけなくて…」
言いづらそうに言うともに、シグバールは顔を引きつらせて「…誰が地味だって?」と声を低くさせて言う
「…別にシグバールが地味だって意味じゃ…ないよ」
「はぁ…まぁいい」
視線を合わせずに言うともに、ため息をついて苦笑する
「あ、今度行くところ…なんていうか…戦争真っ最中…」
「そりゃまた危険な場所だな」
「うん…だから、気をつけて」
そこで一旦会話は途切れる
出口が見えてきたのだ
二人が出口から姿を現すと、そこには…
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