【6】changeling eyes (チェンジリング・アイズ)
* * *
何故かはわからないが、ようやく問題が解決したこと。
そして未だ親交が浅いながらすでに互いの記憶まで見てしまったこと。
それ故に、互いが互いに旧知の仲のように会話は弾む。
あ、リエ嬢手芸得意?
ええ。家庭業は何でも出来ますよ。
おー。ならあみぐるみとかは?
編みぐるみ?
うん。いまほら、購買? のあのクポクポいうヤツの人形作っててさー。
わぁ、素敵ですねそれ!
あ、何ならお嬢の分作る?
はい! …あれ? 本当はどなたのを作っていたんですか?
あー、………企業秘密で。
もしかして…、ラク
わぁぁあああ!? 待って待て待てソレを言い当てたらオレが雷ダーツの刑に処されてしまうのでー!
…ふ、ふぁい。
あ、ゴメッ。口抑え…。
ぷはー。いえ、言いそうになってしまった私もいけませんし…。あ、でもここだけの話、(ゴニョゴニョゴニョ)。
え? マジで?
はい、マジです。
おおー、なら黒猫編みぐるみとかもオーケーですよね来たぞコレー!
あ、私もご一緒に作らせていただいていいですか?
あたぼーよ。おっしゃー、んなら毛糸買いに行こうぜ毛糸ー。
はい! あ、でもお金…。
経費経費。
あれ…、そのお金って皆さんの食費じゃ…?
食費家計簿をつけているのはワタクシメですのでモーマンタイ。
そんなこともしてらっしゃったんですねぇ…。
スンマセン、そんな家庭の友を見る様な見ないでクダサイ! 好きでうまくなったんじゃないやい!
いえ! それって素晴らしいことだと思いますよ! だってこうして立派に主婦業をこなしていらっしゃいますし!
いやいやそれって野郎からすれば褒められてもうれしくないキーワードに燦然と輝いてるんですけど!
云々カンヌン。
エトセトラ、エトセトラ。
「………で、また入れ替わったと…?」
「「スミマセン…」」
が、その最中再びうっかり入れ替わってしまい、ぐったりする機関員全員とやはり愉快そうなルクソードを前に、円卓の中央にて平謝りする二人がいたとかいなかったとか。
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