【21】Summer vacation!


「任務は配下の誰かかオレが明日辺り二つやるとして、飯はゼクシオンか誰かに頼むか。で、晩飯辺りでサクッと皆に渡しちまおうぜぃ」

「あ、でも…」

「なら携帯持ってる大人組みはストラップで良いかね? 後出来るとしたらモチーフペンダントとか…、モチーフをコートのチャックに飾るようにしても良いか…」

「えーっと…」


 話しの動きが早すぎる。
 流石一人祭日の帝王。贈り物に関してはプロ中のプロである。

 ただ。


「でも、ファントムさん」

「ん?」

「あの、ファントムさんには…」


 作っても、意味がない。
 本人に作れるうえ、教えてもらう相手に教えてもらったものを送るのはいささか微妙だろう。
 そうとなれば、このもう一人の協力者にだけはお返しが出来ない。

 休日申請を物も押した、この発端の相手に、だ。


「…リエさん。あのさぁ…」

「え、あ。はい」


 しかし。


「ホラー平気?」

「ホラー、ですか?」


 ホラーとは、つまり。
 夏の風物詩的な、アレだろう。


 →


24/25ページ
スキ