【21】Summer vacation!
「いいぞ」
それは酷く、あっさりとした発射OKの台詞。
同時に。
ずぁっ!
三種同様に天高く投げ放たれた武器。
途端、薬品の力か三種は各々の色に輝くと。
パンッ!
破裂音と、黒い空を染める、光。
その、三拍ほど置いた、後。
「…わぁ……」
ひらり、と。リエの目の前を白い物が舞った。
手を差し出し、そこに落ちるのは。
白く凍り、風によって四方に舞い散った、薔薇の花弁。
「桜みたい…!」
どちらにも季節はずれな、桜のような雪だった。
ちなみに、本物の雪と勘違いした少年少女がワールド内ではしゃいでいるのと、その親友が本物の雪を説明しようと必死になっている姿が見られたのはまた別の話。
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