【21】Summer vacation!



「マールーシャ。貴様もだ、早くしろ!」

「く、体力さえ万全であれば…」

「その場合は漏れなくファントムの手で薔薇園が灰の海ですよ?」


 ギクゥ!と、肩をビクつかせつつも、渋々と同じく武器を出すマールーシャ。


「ザルディンも」

「俺はとっくに準備は出来ている」

「そうでしたね。文句はあちらの二人にどうぞ」

「「なんでそうなる!」」


 再び騒がしくなりそうなマールーシャとヴィクセンにため息をつきつつも片手に槍を握るザルディン。


「ああ、少し下がっていて下さいね」

「…? 一体どうなさるんです?」

「ええ、ちょっと」


 不思議そうにしているリエをよそに、武器を出した三人とレクセウスが祭壇中央に集まる。
 そんなリエを庇うように前へ出たゼクシオンは軽くうなずくと。


「投げます」

「投げ…、え?」


 誰もが硬直する台詞に、もちろんリエも硬直した。
 しかし既に場の準備は万端である。

パリン。

 砕ける音に目を向ければ、そこにはヴィクセンの武器を持つレクセウスに自身の武器を構えるマールーシャ、ザルディン。
 そしてヴィクセン自身は、薬品の入った小瓶を各々の武器に投げつけており。

 蛍光緑に染まる、いかにもちょっとグロい系の敵を殺してきました☆をいったカラーに染まる各々の武器。
 しかしそれは、瞬く間に色をなくし、武器に浸透し。

 そして。


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