【21】Summer vacation!
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3日目
「…あら?」
朝。何時も通りに目を覚ましたリエの眼下にとまったのは、一枚の紙だ。
私室の、ドアの下の隙間。
そこから差し込まれる、一枚の紙。
配下による伝言でもなく、回廊を使っての介入で目につきやすい場所に置かれたものでもなく。
いかにも普通の世界の、ポストがない家に送るように差し込まれた紙。
手紙だ。
「ん。えーっと…」
差し込まれたそれを取り出し、二つに折られたのを開く。
そこにあったのは、少し乱雑な、癖のある文字。
そして所々に、代筆したような丁寧な文字も。
書かれて、曰く。
☆リサイタルのお知らせ☆
Sitar & Piano & Drum
午前10:30より
その下に「来てね!」とナミネのクレヨンで書かれた英語と、前に「良ければ」を付け足した色鉛筆の日本語。
さらにその下にはボールペンで「暇なら来てくれ」と結構丁寧な文字で。
なんだか、性格の表れる三つ分の言葉だな、と。
「ふふっ」
小さく笑ったリエの姿を、眠たげにしていたミニドラだけが見ていた。
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