【21】Summer vacation!
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1日目
「ふわぁぁ~~…」
朝目を覚まし、いつも通り廊下に出たリエの前に広がる光景は。
掃除用具片手にパタパタと動くシャドウ、ネオシャドウ、インビシブルの三大ピュアブラッドであった。
「あ、リエさんおっはー」
「ああっ、ファントムさん!」
そこに来て声を掛けられ振り向いた先にいたのは、監督のように仁王立ちするあの灰色。
「こ、コレは一体…」
「ああ、昨日言ったべ? 掃除はお願してあるって」
その結果がこれ、と指差す先は点々と白い城を相似する黒い生物たち。
床の雑巾がけはシャドウ、雑巾水変えはネオシャドウ、壁・窓拭きはインビシブルと役割分担もバッチリである。
ただし普通の機関員ならこんな不当な使い方はしないだろう。絶対に。
「み、皆ファントムさんが…?」
「うん。ああ、そっちの窓も。そうそうよろしく~」
話している間も視線だけで訪ねてきたインビシブルに的確な指示を飛ばす掃除番長ファントム。
ちなみに普段は掃除担当ではない彼が掃除個所を把握している所以は、その主婦業専用記憶脳によるものである。
決してその記憶脳を学生行に使えばいいのではとは言ってはいけない。
しかしここでも家政婦の鏡、リエ。
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