【2】夏色
「き、きたきたきた!!!!」
「ストレートフラッシュ」
「ロイヤルストレートフラッシュ…!!!!!」
やった!勝った!
初めて勝った!
そう言ってルクソードを見ると、ルクソードは嬉しそうに微笑んでいた
「………わざと負けてないよね~?フェアプレイだもんね………?」
「さあ、どうだかな…」
「………」
「幸運の女神はお前に微笑んだと言うだけの話だ。俺は待ちくたびれたよ、名無子?」
見透かされてます
透け透けです。それを自覚してしまうと、途端に恥ずかしくなってくる
お互いの気持ちはどこかで分かっていたのかもしれない
ルクソードといると胸が心地よく締め付けられて、視界に入るもの全てが輝いて見えた
幻想なんかじゃなくて、確かに感じた心
「こ、こんなの、勝負じゃない!絶対に勝つんだから……」
「焦りは禁物、というわけだな」
「なんでもわかった振りしないでよ……絶対に勝ってやる!」
私はそう言って捨て台詞を吐くと、城に逃げ帰った
ポーカーフェイスが得意だなんて、嘘だ
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